住 所 吉野郡十津川村大字平谷909−4
電 話 07466−4−1111
交通機関 五條から国道168号線、、国道425号線で約80km
新宮から国道168号線、国道425号線で約60km

白浜・田辺から国道311号線で80km
近鉄八木駅から特急バスで4時間、JR五条駅から特急バスで3時間半
日帰り施設 レストランで軽食、喫茶、ロビー(休憩)、売店、温泉プール、駐車場(180台)
宿 泊 27室、13,000円前後〜 詳細はHP参照
泉 質 ナトリウム炭酸水素塩泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 12時〜17時 
定休日 無休
入浴料金 大人800円 小人(4〜12才)400円
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1、サウナ、打たせ湯、寝湯、低温風呂
浴室備品 タオル、シャンプー、ボデイソープ、ドライヤー、ロッカー
観光スポット 谷瀬の吊橋:長さ297メートル・高さ54メートル、鉄線吊橋では日本一
笹の滝:日本の滝100選、玉置神社、瀞八丁
お土産・食事 道の駅十津川郷、十津川路七色で土産
近くの温泉 湯泉地温泉、上湯泉地・下湯温泉、湯の峰温泉、川湯温泉、渡瀬温泉
十津川村HP
観光協会HP

ホテル昴HP
http://www.vill.totsukawa.lg.jp/cgi-bin/odb-get.exe?wit_template=AM040000
http://www.totsukawa.org/kanko/
http://www.hotel-subaru.jp/
雑記帳 そこそこの施設・料理・温泉風呂・・平均的で安心して宿泊できる。しかし、公共の施設という雰囲気があるので、秘境・秘湯の雰囲気を味わうには、別の小さな旅館がいいかもしれない。
上湯温泉湯泉地温泉参照
村の中央を流れる十津川がV字型の渓谷を作りあげ、四方を大峯山系や伯母子山系等の山々が幾重にも取り囲んで、まさに日本有数の秘境に相応しい。
しかし十津川村も過疎化が進んでいて人口の減少が著しい。
日本で一番大きい村、奈良県の約1/5を占めるこの村の将来はどうなるのだろうか。
村を南北に貫く国道168号線の整備が進み、昔と比べてはるかにここへ来やすくなった。
もっと多くの人たちが気楽に村を訪れて、全温泉施設が掛け流し、日本100名湯の常連・十津川温泉郷で心身を癒して欲しいと思う。

左の写真は長さ297メートル、高さ54メートル、鉄線橋では日本一の長さを誇る「谷瀬の吊橋」だ。この橋は中央に行くにつれ上下左右に揺れ、渡りきるにははかなりの肝がいる。ここには駐車場もあるので、車から降りて橋を往復すれば,何物にも代えがたいお土産となる。
元禄年間に炭焼きが発見したという十津川温泉は、近くの湯泉地温泉・上湯温泉と合わせて十津川温泉郷と総称し、環境省から「国民温泉保養地」に指定され、奈良県ばかりでなく近畿を代表する名湯・秘湯と言える。

さらに、2004年4月、ここは温泉教授で知られる松田忠徳氏の指導の下で、全部で26ヶ所の旅館・日帰り施設のすべてを源泉掛け流しとし、全国初の「源泉100%掛け流し宣言」を行った。

旅館の多くは二野津湖畔のわずかな平地に肩を寄せ合うようにして建てられている。
ここではバスを仕立てた団体客を受け入れる宿泊施設は皆無、いかにも秘境に相応しいたたずまいである。ほとんどの旅館で立ち寄り湯が可能だが、地元の公衆浴場三つも外部に開放されている。(上湯温泉・湯泉地温泉にも別に有る)
最初に十津川温泉郷にやって来たのは2002年3月、温泉巡りを始めて間もない頃で、未だこのサイトを立ち上げていなかった。

そのときは、十津川に向かう国道168号線で、入社したばかりの新入社員2人の車が谷に転落し 亡くなった悲しい経験をしていたので、緊張してドライブした思い出がある。

その後、南紀や本宮温泉郷方面からの帰途、何回か国道168号線を利用したが、いつも先を急いでいたので、入浴もせず通過していた。
4年ぶり、記事更新の目的もあって、ここホテル昴に再び宿泊した。

多くの旅館が集まる国道168号線沿いから国道425号線に入って2km弱、十津川村にこれほどの土地があったのか、と驚くような広々とした平地に昴の里がある。
ここは二つの川の合流点で、川の流れを変更して造成した2.3ヘクタールの土地に、ホテル昴、温泉保養館、温泉プール、駐車場等の施設を建設した。

ホテルは、村・奈良交通・観光協会による第三セクター方式で、平成元年にオープンしている。
小規模で素朴な旅館が多い十津川温泉郷だが、ここは部屋数が27、全室がトイレ付で、比較的設備が整っている。

しばらくぶりの再訪だったが、外観・館内・部屋とも大きな変化はなかった。
しかし、一つだけ変化があった。
循環だった風呂が源泉掛け流しに変わったことだ。

宿泊料金は13,000円前後から設定されているが、逐次更改されるのでHPで確認ください。

データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
十津川温泉・ホテル昴 (奈良県)
所在地 : 吉野郡十津川村
谷瀬の吊り橋は十津川村最大の観光ポイント
温泉名 : 十津川温泉
施設名 : ホテル昴  (宿泊 2002.3.30 & 2006.4.15)
日本三大秘境の一つ、十津川村に点在する3つの温泉地は、温泉教授松田忠徳の指導の下、2004年4月、全国に先駆けて、全施設の「源泉掛け流し宣言」を行った。
狭い敷地に建つ温泉街
R168沿いの十二滝。高さは7〜80mだろうか。
R168は大阪府枚方市から和歌山県新宮市までの198km、紀伊半島の山岳部を南北に貫く。この内約100kmは、このような峡谷を縫うようにして走る。
一昔前は、日本有数の長距離悪路・隘路だったが、トンネルやこのような高速道路と見間違うような部分も開通した。
昔は対岸に渡る人力リフトだったが、いまは観光用に数ヶ所で見かける。かなり力がいるので非力な人は乗らない方がいい。
館 内
第三セクターの施設らしく、豪華;派手さはなく、機能的だ。しかし、十分なスペースが取られているロビー・レストランがあり、立ち寄りでも食事・喫茶が出来る。
旅情ミステリー作家で多作家の西村京太郎氏の全作品が置かれていた。(今回撮影)
氏は登場する「警部」のネーミングを悩んでいたとき、偶然地図で十津川村を見たときに思いつき命名した。その縁で、氏は全作品をここに贈呈した。(部屋で読書可)
部屋はごく標準的な和室の10畳だ。6畳の部屋もあるようでその場合は1,000円ほど安くなる。写真はマイスリッパ。置かれているマジックで名前を書く。嬉しいサービスだ。
風呂へは部屋からロビーを通って、別棟の「温泉保養館」に向かう。内湯は2mx5m程度だ。湯船は石板、縁は桧だろうか。
横に木造の寝湯があるが、露天風呂への通路の真横なのでどうも落ち着かない。、奥に設けるべきだった。
周囲が目隠しされているので眺望はきかないものの、しっとりした庭園のなかの木造風呂なので、落ち着いて入浴できる。
風呂の大きさは3m四方くらい、ほどよい大きさだ。
いままで入浴した風呂の中で、もっとも多種類のシャンプー類が置かれていた!眼鏡を外すと表示が分からず、適当なもので洗髪・体を洗った。
新しく設けられていた足湯。木造で気持ちよさそうだった。
宿泊料:平日2人1室(T付) 1人14,700円(税込)
周囲を小高い山に囲まれ、横を渓流が流れる
広い駐車場と芝生のプレーグランドが目の前に広がる。
高らかに掛け流し宣言。
温泉は高温泉で、61度のナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)。
まろやかな感触だ。湧出量は250リットル/分で、湯口からは常時100リットルが注がれている。

立ち寄り湯は12時から17時まで、800円で入浴できる。
宿泊者は、無料で隣接の温泉プールを利用できる。
風 呂
食 事
食事は夕・朝ともレストランで取る。
山間らしい素材を使った料理も混ぜて、ローカル食を出すようにしている。
(例)
・食前酒:ドクダミ酒
・先だし;焼きのこ
・造り:あまご・刺身こんにゃく
・浸ぎ:むこだまし(米が無かった十津川では粟で餅をついた)
・焼物:鮎塩焼き
・朝食の温泉粥

食にあまりうるさくない私には十分満足できた。
(私の食事に対するコメントはあまり参考になりませんが)
十津川風景
右端は奈良名物の茶粥