2012年6月10日現在
日帰り入浴不可。
詳しくは宿泊編参照
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に宿のHP等でご確認ください。)
住 所 |
吉野郡十津川村大字出谷220 |
電 話 |
0746ー64−0256 |
交通機関 |
五條から国道168号線、十津川温泉蕨尾で右折、国道425号線・県道735号線で合計約85km
新宮から国道168号線、十津川温泉蕨尾で左折、国道425号線・県道735号線で合計約60km
近鉄八木駅から特急バスで4時間20分、JR五条駅から特急バスで3時間、何れも十津川温泉バス停下車、タクシー10分 |
日帰り施設 |
特になし 日帰り入浴ができる渓流沿いの源泉露天風呂前に売店があるが常駐していないようだ。駐車場(20台) |
宿 泊 |
和室14室
本館7室(BT1 BT6)平日12、000円〜 休前日13,000円〜
別館7室(BT無7)平日6,000円〜 休前日7,000円〜 |
泉 質 |
ナトリウムー炭酸水素塩泉(重曹泉)
(自然湧出 泉温85度 124リットル/分 飲泉可) |
適応症 |
不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 |
9時〜17時(2012年6月10日現在、日帰り入浴不可) |
定休日 |
不定休 |
入浴料金 |
大人500円 小人300円(上記の通り日帰り入浴不可) |
入浴施設 |
内湯男女各1、露天風呂男女各2、貸切風呂4、別館の貸切などを含めて10ヶ所だが、
上湯沿いの源泉風呂(男女各1)は増水で閉鎖中
日帰り入浴は、宿から少し離れた渓流沿いの源泉露天風呂(男女別)に入浴するが、現在は不可。
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浴室備品(日帰り) |
シャンプー、ボデイソープ等なし。 |
観光スポット |
谷瀬の吊橋:長さ297メートル・高さ54メートル、鉄線吊橋では日本一
笹の滝:日本の滝100選
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お土産・食事 |
上野地(谷瀬の吊橋付近)、村役場付近、道の駅十津川郷等で可能 |
近くの温泉 |
十津川湯泉・湯泉地温泉、下湯温泉、湯の峰温泉、川湯温泉、渡瀬温泉 |
十津川村HP
観光協会HP
神湯荘HP |
http://www.vill.totsukawa.lg.jp/
http://www.totsukawa.org/kanko/
http://www.kamiyusou.jp/ |
雑記帳 |
十津川村には泉質の異なる温泉が三つ(北から湯泉地、十津川、上湯)、何れも泉質、温度が異なる。
湯泉地温泉・・・60度・単純硫黄泉
十津川温泉・・・70度・ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉
上湯温泉・・・・・85度・ナトリウム炭酸水素塩泉
十津川温泉郷は奈良県にある50余りの温泉の中でまさに別格、県下で唯一、環境省から国民保養温泉地にも指定されている。
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男性露天風呂「水の神」の脱衣所
十津川村は人口約4,400人、和歌山・三重県に接する奈良県の最南端に位置し、日本で一番広い村。
その大きさは琵琶湖とほぼ同じである。村の96%が1000メートル級の山々と山林で、日本日本三大秘境の一つに数えられている。
〔三大秘境:十津川村・祖谷渓谷(徳島)・泉村五家荘(熊本県)〕
最寄の鉄道駅は80km北の奈良県五條駅、60km南の新宮(和歌山県)のみ、文字通りの陸の孤島だ。
十津川村の歴史は神代まで遡り、神武天皇の東征の際の道案内、八咫烏が祖先という伝承がある。672年の壬申の乱には、天武天皇の吉野御軍に参加、戦功によって租税を免除され、これが明治の地租改正まで続いた。
また、南北朝時代、幕末の天誅組と幾度となく歴史の舞台に登場してくる。
神湯荘は本館に7室(10畳・T7内桧風呂付1)、別館に7室(8畳・T無し)、合計14室あり、割安のプランは別館の部屋になる。
通常料金は、平日が12,000円〜、休前日が13,000円〜となっているが、詳細は不明なので宿泊の際は電話で照会ください。
尚、割安なプランの場合は日本秘湯を守る会のスタンプが貰えないので要注意だ。
14の部屋に対し、神湯荘には、内湯・露天風呂・貸切・家族風呂など合計で10の風呂がある贅沢さだ(詳細は宿のHP参照)。
現在、立ち寄り湯で開放されているのは、神湯荘では「源泉露天風呂」と称している宿から徒歩で5分ほど離れた河原の露天風呂だ。
秘湯に相応しいワイルドな風呂。
熱いことを覚悟で湯に浸かってみる。一安心、熱いが「猫肌」の私の許容範囲だ。
「ナトリウムー炭酸水素塩泉」の美人の湯、自噴でこの泉質は珍しいのではないか。
この泉質にふさわしくしっとり感があり、肌がすべすべになる。
後には例の木造の脱衣小屋がそびえたっている。周囲は湿気が多いのだろう。緑色の苔がむしている。
2方を崖が覆い被さっているが、正面は90度くらい開け、果無山脈が迫っている。
視界が狭い故にまさに深山幽谷の趣、秘湯に相応しい風景だ。
ここの源泉は85度と十津川温泉郷で最も高い。あまりに高いので温度を下げなければならない。ここではいったん冷ました温泉を源泉に加えて適温にしている。温泉を薄めないこんな心遣いがうれしい。
国道168号線から国道425号線、さらにそこから分岐した隘路の県道を4キロほど進む。
上湯川の渓流にある露天風呂。左の階段を上がった先が女性用。
日本三大秘境の十津川村、ここに関西随一の秘湯で、日本で最初に(全施設25か所)源泉かけ流し宣言を行った十津川温泉郷が湯煙を上げる。
上湯温泉は国道からそれ、上湯川に沿って隘路を進む温泉郷の最奥にあり、秘湯中の秘湯と言っていいだろう。
今般、日本秘湯を守る会の会員旅館となった一軒宿の神湯荘には過去に3回ほど立ち寄ったが、今回、福岡在住の温泉サイト仲間・プースケさんをご案内した。
これまで立ち寄り湯が可能だった男性用の野趣豊かな露天風呂(水の神)は宿泊者専用になっていて、逆に宿泊者専用だった河原の露天風呂(源泉露天風呂)が日帰り入浴者に開放されていた。
敷地内に入って、最後に車も滑り落ちそうな急な坂を登って玄関前の駐車場に到着する。玄関を開けると、狭いが最近改装されたようなこぎれいなロビーがあって、そこで入浴料金500円を支払う.
以前なら男性の場合は、玄関からいったん外に出た露天風呂「水の湯」に向かうところだが、現在、こちらは宿泊者専用となった。
「水の神」は玄関に向かって左手、貸切風呂の前を通って進むと、狭い急峻な沢があって、かなりの水量の水が流れ落ちている。その沢を跨ぐ狭い橋を渡ると、目の前に珍妙な木造の建物がある(写真)。
ドアを開けて、はじめて、そこが脱衣場だと分かる。
3畳位の狭い空間に簡素な棚があるのみ。底が抜けて下に落ちないか心配するくらい古ぼけている。
服を脱いで露天風呂に向かう。階段が急で、バランス感覚が衰えた身には、恐怖感さえ湧く。建物の左手に石段があるが、雨に濡れて光り、こちらの方がもっと危ないように見える。
階段の上から見る露天風呂は、岩石が巧みに積まれ、あまり人工さを感じない。
中央に大きな岩が置かれて、10人くらいが一度にゆったり入れる大きさだ。
日本百名湯(松田忠徳教授選考)の一つ十津川温泉郷は、奈良市と南紀を結ぶ国道(酷道と呼ぶ人もいる)168号線に沿って点在する3つの温泉の総称である。
一番北側、十津川渓谷の左岸の断崖上にある湯泉地(とうせんじ)温泉、ダム湖半のわずかな平地に旅館が寄り添う十津川温泉、そして国道168号線をそれた一番奥にある上湯温泉がそれである。
ここは温泉教授で知られる松田忠則氏のアドバイスを受けて、2004年6月、日本で一番最初に全施設(25か所)の源泉かけ流し宣言を行った。
十津川村は最寄の高速道路から最短でも100km以上離れ、アクセスの悪さでは日本でも有数の秘湯と言える。
上湯温泉には、退避路以外すれ違い不能な上湯川沿いの隘路を数キロ進んで、ようやく到着する。
この間、ひたすら対向車が来ないように祈って先を急ぐのみだ。
十津川村第一の観光スポット・谷瀬(たにせ)の吊り橋。鉄線橋では日本一の長さだ。(長さ:297m高さ:54m)
十津川村から龍神村(龍神温泉)に続く国道425号線はお勧めできないルートだ。
峡谷を縫うようにして走る国道168号線は大規模な土砂崩れで3年以上不通だった(但し迂回路があった)。
左:男性用 右:女性用(プースケさん撮影)で、女性用の風呂の真下に男性用があるので「仇討の湯」だ。源泉に近いので温泉が新鮮、泉質はナトリウムー炭酸水素塩泉。純重曹泉なのでやわらかなヌメリ感がある上質の温泉だ。
施設名 : 神湯荘 (最終訪問日:2008.10.21)
十津川村の渓谷を渡る道具だった人力ロープウエイの「野猿」。1人で動かすには腕力が必要。
第2回目改定版