住 所 和歌山県西牟婁郡白浜町1903
電 話 0739−42−3019
交通機関 阪和自動車道南部ICから国道42号線で約20km
JRきのくに線白浜駅から明光バス・白浜湯崎温泉行で20分湯崎下車
施 設(日帰り) ロビー、喫茶コーナー、売店、駐車場(約30台)
宿 泊 30室(BT付7室、露天風呂付2室、トイレ付21室(全室オーシャンビュー)
宿泊料金は、平日2人1室で13、000円程度〜30,000円程度(露天風呂付)
部屋・料理・曜日・特定期間・1室人数等によって料金に幅があり、また随時改訂されるので予約前に下記湯崎館HPで確認のこと。
泉 質 ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉 (pH7.6 泉温83.2℃)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 平日の15時〜21時(要予約) 
宿泊者はPM3時〜午前1時 午前5時〜午前9時
定休日 無休
入浴料金 大人 1,050円
入浴施設 内湯男女各、露天風呂男女各1貸切風呂2
浴室備品 シャンプー、ボディシャンプー、ロッカー、ドライヤー(宿泊客はタオル・バスタオル・アメニティも)
観光スポット 円月島、千畳敷、三段壁・洞窟、白良浜、外湯巡り、海中展望台、アドベンチャーワールド、南方熊楠記念館、紀州博物館など
お土産・食事 シーフード全般(西日本最大級・とれとれ市場南紀白浜での海産物購入が便利)
近くの温泉 白浜町内旅館(立ち寄り湯)・外湯(崎の湯など)・日帰り温泉施設(長生の湯白浜温泉パーク草原の湯など)
椿温泉日置川温泉えびね温泉
南部温泉、田辺温泉
白浜町HP
観光協会HP
旅館組合HP
湯崎館HP
http://www.town.shirahama.wakayama.jp/
http://www.nanki-shirahama.com/
http://www.shirahama-ryokan.jp/index.html
http://www.yuzakikan.com/
雑記帳 白浜温泉で宿泊した旅館・ホテルがこれでようやく4軒。立場上、全部の宿に泊まりたいが、とても無理なようだ。さて、次はどこにするか? 候補が2軒あるが、片方は宿泊料が高い。さてさて・・。
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
すぐ近くの源泉
部屋からの風景
8畳・BT付の部屋
一昔前のロビー
施設名 : 湯崎館  (宿泊日:2007.2.28)
所在地 : 西牟婁郡白浜町
温泉名 : 白浜温泉 
   白浜温泉 湯崎館 (和歌山県)    

平成18年3月に日置川町と合併した白浜町は、和歌山県の南西部に位置し、大きくは紀伊水道に面した半島地域、富田川下流域及び日置川流域に分かれる。

白浜町と言えば風光明媚な海岸線に白浜温泉が加わって、海浜温泉リゾートの華やかなイメージを思い浮かべるが、実際は森林が全体の80%以上を占めている。

交通網は、東京方面へ航空路により約1時間程度で結ばれ、京阪神地域へは、JR紀勢本線、国道42号、高速道路(近畿自動車道紀勢線)などによりおよそ3時間で結ばれている。

また高速道路の南進が進められており、現在の最終ICである南部から白浜まで延伸される日も近いだろう。

円月島
白浜温泉は有馬温泉(兵庫県)・道後温泉(愛媛県)とともに日本三古泉に数えられ、日本書紀万葉集、続日本書紀などに「牟婁の温湯」「紀の温湯」の名で登場している。

現在の白浜温泉は田辺湾から鉛山湾にかけて点在する新白浜・古河浦・大浦・網不知・東白浜・白浜・湯崎温泉などの総称で、大小のホテル・旅館が26軒、最大収容人員が8、000人/日を超える(何れも「白浜旅館協同組合」のホームページから算出)大温泉地である。

白浜温泉の魅力は、恵まれた湯量、洗練された設備・料理・サービスのホテル・旅館、白良浜・円月島・千畳敷・三段壁などの景勝、新鮮な魚介類、パンダが8頭もいるアドベンチャーワールド等のテーマパーク、それに夏の海水浴など、単なる温泉地という枠を超えた総合力にある。
白浜温泉のシンボル・崎の湯。この他に2種類の源泉掛け流しを楽しめる「牟婁の湯など、全部で5つの公衆浴場(すべて掛け流し)がある。
湯崎館はその名の通り、白浜温泉湯崎地区にある。
湯崎と言えば、白浜温泉発祥の地であり、すぐ近くに白浜温泉のシンボル・崎の湯や2種類の源泉掛け流しが楽しめる牟婁の湯がある。

湯崎館の歴史は1603年に遡るが、これは関ヶ原(1600年)で勝利した徳川家康が江戸に幕府を置いた年である(現在の経営は昭和31年から)。

湯崎館は6階建て、30室すべてがオーシャンビュー、海側から向かって右側に3年前に宿泊した柳屋、右側に人気のホテルマーキーズが建っている。
これらと比べると湯崎館の外観はかなり古く感じる。
館内も同様で、お決まりのピンクがかった赤い絨毯も少々安っぽい。
その分、白浜温泉にあっては料金設定は低めであるが、ここの魅力はなんと言っても源泉掛け流し(高温のため加水)であることだ。

もう一つの魅力は、白浜を代表する共同浴場の崎の湯と牟婁の湯が徒歩で3分〜5分の圏内にあることだ。
正面が湯崎館、向かって右側が柳屋。
風 呂
大浴場の中に天然の巨大な岩が張り出し、それを囲むようにして、扁平な石で縁取ったかなり大きな湯舟が広がっていて、重厚な構えだ。
一度に20人くらいは入浴できるだろうか、浴槽の
縁からは静かに湯が流れ出ている。

風呂には近くで湧出する行幸源泉が使用されているが、高温(83℃)のために加水されている。

泉質はナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉で弱い塩味、わずかにヌメリ感が残る。

露天風呂はやはり扁平な石が縁にも底にも敷き詰められたもので、柵で囲われているので眺望はないが、かなり広いので開放感は十分感じられる。

風呂は男女別内湯・露天風呂の他に貸切風呂(2ヶ所)がある。
巨大な岩が中央に張り出している。
岩の裏側にも風呂が広がっている。
温泉成分が付着した湯口。
周囲も風呂にも石が敷き詰められている。こちらの方が湯温が若干低い。
平日2人1室 15,750円(税・サ込み)
料 理
料金で下から2番目の企画「荒磯黒潮会席」を選択。生け造りを「ヒラメ」「タイ」「イセエビ」から選べる。
ヒラメの生け造りを選んだ。すごく豪華・量もたっぷり。
先付け
料理の一部
なかなか立派な朝食だった。
館内のパブリックスペースはかなり年季が入っていて、部屋も10畳でなく8畳だったが、その分、風呂・温泉と料理で十分カバーされた。
堅苦しい雰囲気が無く、花より実、気軽に温泉と料理を楽しめる宿と言える。
日帰り入浴(要予約)は、平日の15時〜21時、料金は1,050円だ。

尚、白浜温泉では、
「南紀白浜ゆめぐり札(1,300円)」を旅館で購入すると、3ヶ所の旅館・ホテルで入浴することが出来る。
白浜にはこれまでに3ヶ所の旅館・ホテルに宿泊したが、今回は気軽に掛け流しの温泉と海の幸を楽しめるこの宿に泊まった。