施設名 : 龍門滝乃湯 (入浴日:2007.4.9) 
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
所在地 : 玖珠(くす)郡九重(ここのえ)町 
温泉名 : 竜門温泉(龍門の文字も使われている) 
   竜門温泉・龍門滝乃湯 (大分県)
住 所 大分県玖珠郡九重町大字松木1765
電 話 0973−76−2565
交通機関 大分自動車道玖珠ICから約5km
JR久本本線豊後森駅から車で10分
施設(日帰り用) 食事処と土産物屋兼業
駐車場は目の前の無料公共駐車場利用(専用の駐車場もある)
宿 泊 和室5室 8,400円〜
泉 質 弱アルカリ性単純温泉 
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 調査漏れで不詳
定休日 無休(と思われる)
入浴料金 大人300円 小人200円
入浴施設 内風呂女1
浴室備品 シャンプー、ボディソープ、ロッカー有り
観光スポット 竜門の滝、飯田高原、九酔峡、耶馬溪、久住高原、九重夢大吊橋
お土産・食事 土産物屋・食事処を兼営している。
近くの温泉 九重九湯(宝泉寺温泉郷・湯坪温泉郷・筋湯温泉郷・筌の口温泉・長者原温泉郷・寒の地獄・壁湯温泉川底温泉)、黒川温泉、小田温泉、筋湯温泉、万願寺温泉、奥万願寺温泉、はげの湯温泉、岳の湯温泉、天ヶ瀬温泉湯布院温泉など多数
九重町HP
観光協会HP
http://www.town.kokonoe.oita.jp/
http://www.kokonoe-k.com/
雑記帳 九重は町の場合は「ここのえ」、山・温泉・高原等の自然・観光の場合は「くじゅう」と呼ぶ。尚、九重連峰には、単独の山として「久住山」がある。
九重は大分県の南西部にあり、「高原と温泉の町」を謳っている。
町の北部には東西に走る大分自動車道、東側には南北に縦断し九州を代表する山岳道路である「やまなみハイウエー」が通っている。

町の中央部を筑後川上流の玖珠川が東西に流れ、西側は標高350m〜1,000mの山林や田畑、東南には九州の尾根・標高800m〜1,700mに達する九重山群がなだらかな稜線を描いている。
5月末から6月にかけて、天然記念物のミヤマキリシマがピンクの絨毯を敷き詰めるというが、訪れたのが4月の上旬、高原はまだ春の芽生えが窺がえなく茶色一色だった。

また、町は観光資源に恵まれ、高原(飯田高原他)、峡谷(九酔峡他)、滝(日本の滝100選の振動の滝・竜門の滝他)、そして数々の個性が異なる温泉が、あちらこちらに点在している。

福岡県在住の温泉サイト仲間のプー助さんから教えていただいた新しい観光スポット「九重夢大吊橋」も町域に有り、私たちが観光した日に、100万人目の観光客を向かえた。
町では20億円の建設資金を早めに償還する予定だ。
九州に入った初日、大分自動車道を東進、玖珠ICで下りて5kmほどの距離にある「竜門の滝」を観光した。
この滝は、国指定の名勝地で、筑紫溶岩台地を削って出来た落差20m、幅40mの豪快な2段落としの滝である。

夏の風物詩になっている滝滑り(2段目)は有名で、私もこれまでにテレビや雑誌で目にしており、是非とも訪れたいと思っていた観光スポットだった。

豪快な滝を観光後、駐車場の目の前にあった宿の温泉に立ち寄った。
竜門温泉である。

九重町の町域、やまなみハイウエーの西側に竜門温泉・宝泉寺温泉郷・湯坪温泉郷・筋湯温泉郷・筌の口(うけのくち)温泉・長者原温泉郷・寒の地獄・壁湯温泉川底温泉の個性が異なる9つの温泉地が湯煙を上げている。
これらを纏めて「九重九湯」と呼ぶ。

その中で唯一、龍門温泉だけが大分自動車道の北側、他の温泉から少し離れた場所にあり、旅館4軒だけの小さな温泉地である。
2006年10月30日にオープンした九重夢大吊橋を観光した。長さ390m、高さ173m、幅1.5mの日本一の人道大吊橋である。橋の上からは、振動の滝・九酔渓の雄大な景色を満喫できる。
龍門の滝
龍門の滝。暖かくなると、子供たちが滝の2段目を歓声を上げながら滑り降りる。
龍門温泉が九重九湯に含まれていると知ったのは、この日に宿泊する旅館に入ってからガイドブックを読み直した時だった。
あまりに他の温泉と離れており、唯一、大分自動車道の北側にあるので、まさかここが九重九湯に含まれているとは思いもつかなかったのだ。

旅館の龍門滝乃湯は、滝を観光するために車を停めた無料駐車場の真ん前にあり、周囲には数軒の土産物屋や食事処が建ち並んでいる。これから「はげの湯」と「岳の湯」の2ヶ所に入浴する予定だったので、入浴すべきかしばらく迷った。
しかし、せっかく目の前にあること、旅館が風情ある佇まいだったこと、あまり知られていない温泉だったことなどの理由で、立ち寄ることに決めた。
旅館は、食事処と土産物屋を兼ね、ベンガラ色の壁を持つ褐色の風情ある佇まいだ。
愛想のいい親切な女性に入浴料金300円を支払ってから案内された浴室を見て、これは「儲け物!」と思った。

端正な石造りの浴槽から、温泉が掛け流し状態で溢れ出ていたからだ。
端正な風呂は、6.7人が一度に入れる大きさで、透明で肌に優しい弱アルカリ性の良泉が静かに湯船から流れ出ていた。
九州に入って初めて浸かった温泉、それもまったく飛び込みの名も知らない温泉が掛け流し、さすが温泉天国・九州と感じ入った。
1階は食事処と土産物屋になっている。旅館の玄関は別。
九重九湯の一つで、目の前に竜門の滝がある小さな温泉地。