この札を下げる。
湯上がり処
ここも4〜5人入れる風呂を独り占めできる。
露天風呂2つは似たような設計。源泉は共同源泉で、湯にやや元気が感じられなかった。
さして大きくない浴槽に、これだけの温泉が注がれるので、贅沢な掛け流しとなる。
貸切内湯2 基本的に1と似た設計だ。2ヶ所とも敷地内で湧出する自家源泉が使われている。
食事は畳の上のテーブルで取る。夕食は凝った料理ではないが、地元の食材を使った滋味豊かなもので、特に日光名物の湯葉を使った料理が2皿あった。
口コミでは、地元の栃木和牛が美味とあったが、最低料金のためか、代わりに伊達鶏を石板で焼く料理がメインだった。
所在地 : 日光市
美や川は、明治時代に湯治客向けの湯屋として創業、昭和4年に宿となった老舗である。
温泉街の入口にあり、細長い敷地に白壁2階建て、部屋数僅か6室の小さな和の宿だ。
じゃらんの口コミでは、総合4.7と高い評価を得ている。
女将によれば、満室(といっても6室)を避け、きめ細かなサービスに心がけているそうだ。
宿泊料金は部屋ごとのプランがあって、凡そ15,000円〜27,000円(特別室)の料金帯になっている(2010年1月9日現在)。
かって、私の親戚がここ湯元の温泉を引いて、中禅寺湖畔で観光ホテルを営業していたが廃業した。
このことを彼女に話したら、親戚をよくご存じで「中禅寺ホテルさんが廃業されてショックでした。親しくしてましたから。南間ホテルさんも廃業されましたね。ウチのようなほそぼそとやってきた宿が生き延びて・・・」と感慨深く話された。
風 呂
充実していた朝食
三代将軍家光公の墓所・大猷院
野沢温泉(長野県) 村のホテル 住吉屋
翌朝出発直前に、今日の泊まりは「野沢温泉・住吉屋」と女将に行ったら、「えっ本当ですか!」と驚いた。
聞けば、お互いに昔から古い付き合いだそうで、先般、住吉屋の何方かが亡くなった時、葬儀に出られなかったとのこと。
ついては、これを住吉屋に届けてくれないか、と地酒の託送依頼があった。
もちろん引き受け、夕方4時には住吉屋の大女将に手渡した。
● エピローグ
内湯・露天風呂の4ヶ所はすべて貸切(無料)で、白濁した硫黄泉を満喫した。日帰り入浴は受け付けていない。
風呂は内湯2ヶ所・露天風呂2ヶ所あるがすべて貸切(無料)で、空いていれば入浴中の札をかけて内から鍵を閉めておけばよい。
開放感がない露天風呂より、内湯の方が風情があり温泉も新鮮に思えた。
部屋数が6室、しかも当日は満室前で締め切ったそうで、いつ行っても風呂は空いていた。
温泉は、敷地内で自噴する2本の源泉を内湯に、露天風呂は共有の源泉を掛け流しにして注いでいる。
自家源泉の泉質は、泉温48.7度の含硫黄ーナトリウム・カルシウムー硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉という濃厚なものだが、pH6.4と中性に近いので、思っていたよりもまったりしたやさしい感触だ。
白濁・硫黄臭はいかにも温泉らしい温泉で、温泉そのものにこだわる方にはたまらないだろう。
温泉街の入口にある美や川。
湯の湖
温泉街
板を踏まないと歩けない。
日本で有数の高地温泉。
大きな足湯
国道の峠として日本で三番目に高い金精峠から、男体山(2、484m)と湯の湖を望む。
住 所 | 栃木県日光市湯元2514−1 |
電 話 | 0288−62−2139 |
交通機関 | 東北自動車道宇都宮ICから日光宇都宮道路(有料)清滝ICから国道120号線。清滝ICから27km(紅葉のシーズンは「イロハ坂」が極度に込み合うので要注意) JR日光線日光駅または東武鉄道東武日光駅から湯元温泉行きバスで1時間20分、終点下車 |
宿 泊 | 6室(和室・和洋室) 15,000円〜27,000円程度 2010年1月現在 詳しく下記HPを参照。 |
泉 質 | 含硫黄ーナトリウム・カルシウムー硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉(泉温48.7℃、Ph6.4) |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間(日帰り) | 日帰り不可 |
定休日(日帰り) | --- |
入浴料金 | --- |
入浴施設 | 内湯: 貸切2 露天風呂:貸切2 |
浴室備品 | シャンプー、ボデイソープ、ドライヤー |
観光スポット | 東照宮、中禅寺湖、霧降高原、戦場ヶ原、華厳の滝、霧降の滝、竜頭の滝、湯滝、光徳牧場 |
お土産・食事 | 温泉街にも若干あるが、中禅寺湖畔に店舗多い。 土産としては湯葉、しそ巻き唐辛子が特産 |
近くの温泉 | 光徳温泉、日光温泉、中善寺温泉、鬼怒川温泉、川俣温泉、川治温泉、塩原温泉郷 |
日光市HP 日光観光協会HP 旅館組合HP ゆ宿美や川HP |
http://www.city.nikko.lg.jp/ |
雑記帳 | いつ行っても日光の自然は素晴らしい。特に滝がいい。 家内ともどももう一度、あの優雅な霧降の滝を見たいと思うが、アプローチのアップダウンが激しいので、おそらく再訪は出来ないだろう。 |
施設名 : 湯やど 美や川 (宿泊日:2009.5.14)(宿泊料金:平日2人1室1人15,000円 消費税別)
館内ロビーと廊下。すべて畳が敷いてあり、スリッパは無い。料金1人15,000円のわたすげは8畳和室で、広縁がないので狭く感じられた。ユニットBTなので、バス・トイレ・洗面所一体型でたいそう窮屈。だが、この宿最低のプランなのでと止むを得ないだろう。
温泉寺すぐ近くの源泉風景。温泉が至る所でしみ出て沼地状態になっている。
これだけの源泉風景をまじかに見られる温泉はそう多くない。
檜の貸切内湯1 手前が寝湯になっている。湯船は5,6人が入れる大きさ。浴室の設計と硫黄泉の青みがかった白濁がマッチして美しい。
東照宮
日光湯元温泉 ゆ宿 美や川 (栃木県)
温泉名 : 日光湯元温泉