おいしい
温泉まんじゅう
私が大湯に入っている間、外で待っていた家内が野沢温泉の常連さんから、近所に「売り切れ御免、どうしても手に入れたかったら予約すること」という評判の温泉饅頭の店を紹介してもらった。
家内は30個ほど買って、親戚に配ったところ「こんな美味い饅頭は初めて!」と大評判だった。
店は野沢温泉きっての老舗旅館・さかやの前にある。

                 店舗名  : 新杵製菓
                 住 所   : 野沢温泉村豊郷9343
                 電 話   : 0269−85−2234
                  営業時間 : 8:30〜17:00
野沢温泉 村のホテル住吉屋 (長野県)

風呂は、内湯2ヶ所に露天風呂が1ヶ所で、男女交代制になっている。

自家源泉を持ち、風呂はすべて掛け流しだが、大きな露天風呂や檜の大浴場を売りものにしているわけではない。
内湯はいずれも細かなタイルを床にも風呂にもはりつけたクラッシクなもので、窓の上部に埋め込まれた原色の鮮やかなステンドグラスが湯面に映り込んで揺れる

風呂は両方ともそれほど大きくないが、客室数が少ないので、これでも混み合うことはないようだ。

温泉は敷地内で自然湧出している「含硫黄ーナトリウム・カルシウムー硫酸塩温泉」、pH8.9で90.8℃の高温泉である。

野沢温泉は共同浴場が13ヶ所もあり、住吉屋からすべて徒歩で回れる範囲に点在している。
これらの共同浴場は江戸時代から続く湯仲間という制度で守られてきたもので、源泉100%掛け流し、管理もきちんとなされ、浴室・温泉・風呂はいつも清潔に保たれている。

住吉屋に早めにチェックインすれば、外湯を巡る時間もたっぷりある。
温泉街のマップを片手に、2、3ヶ所の外湯巡りをお薦めする。
利用時間は4月〜11月が午前5時〜午後11時まで、12月〜3月は午前6時〜午後11時まで。
尚、入浴に際して、大湯には薬師三尊、その他の浴場には12神将が祀られているので、地元へのお礼を兼ねて心ばかりのお賽銭を投じておきたい。

野沢温泉村は、長野県の北部に位置し、村の50%が山林で上信越国立公園に指定され、その内、297ヘクタールがスキー場区域となっている。
一日の最大降雪量が82cmを記録したこともあり、全国屈指の豪雪地帯である.。

鎌倉時代中期の文永9年(1272年)には「湯山村」として登場しており、その頃から温泉が湧き出ていたことが分かる。

大正12年には、村にスキー場が造られ、温泉とスキーを中心とした村づくりが始まっている。
平成10年の長野オリンピックでは、会場の1つとして野沢温泉スキー場が選ばれて、世界的にその名が知られるようになった。

またこれを機に、上信越自動車道が延伸され、北陸新幹線が長野市まで開通して、首都圏からの所要時間が著しく短縮された。
住 所 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8713
電 話 0269ー85ー2005
交通機関 上信越自動車道豊田飯山ICから国道117号線等で約20km
JR飯山線戸狩野沢温泉駅からのざわ温泉交通野沢温泉行きで20分、野沢温泉下車
施 設(日帰り) 日帰り入浴不可
宿 泊 14室(全室和室 T付10室、BT付4)
宿泊料金:2名以上 17,000〜22,000円(税別)、(税込18,000〜23,250円)
泉 質 含硫黄ーナトリウム・カルシウムー硫酸塩温泉(pH8.9 90.8℃)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 宿泊者 午後1時〜翌朝10時まで
定休日 無休
入浴料金 日帰り入浴不可
入浴施設 内湯男女各1 露天風呂1 {男女交代制)
観光スポット 近隣:麻釜など温泉街散策、おぼろ月夜の館[斑山文庫]日本スキー博物館
善光寺、妙高高原、黒姫高原、戸隠高原
お土産・食事 土産:本場の野沢菜 上記の「新杵製菓」の温泉まんじゅう
食事は温泉街に多数 
近くの温泉 馬曲温泉、松之山温泉、秋山郷の温泉赤倉温泉、新赤倉温泉、妙高温泉、関温泉、燕温泉、渋湯田中温泉郷
野沢温泉村HP
観光協会HP
旅館組合HP
住吉屋HP
http://www.vill.nozawaonsen.nagano.jp/gyosei/
http://nozawakanko.jp/
http://nozawa.jp/
http://www.sumiyosiya.co.jp/
雑記帳 ようやく野沢温泉宿泊が実現した。
宿は「住吉屋」「常盤屋旅館」「旅館さかや」の何れにするか迷った。風呂なら後の2つの方が魅力的だ。
最後は愛犬がらみで決定。
住吉屋は宿の真ん前に駐車場があること。後の2旅館は、大湯の周りの駐車場が確保しにくいロケーション。
電話で「駐車場が宿敷地内にありますか?」と聞くのが面倒で、住吉屋に予約を入れた。。

熊の手洗い湯

河原湯

大湯


共同浴場

地元野沢温泉の祝い膳である取り回し料理3品、素朴ながらけっこう手間がかかる料理とのことだが、とても美味しかった。

全般に季節感を演出した胃にもたれないライトな料理を地味な器に盛り、我々の年代にはとてもうれしい夕食だった。


食事処

山菜天麩羅(こごみ・行者大蒜・山独活)

酢の物(山ふぐ=こんにゃく)

止め椀+こしあぶら御飯

夜食用(多分)の野沢菜巻き・・・お品書きにない)

デザート(寄せゼリー・キウイ)

箸付+前菜

汁物(若布魚素麺)

向付(信州サーモン昆布〆)

焼物(和牛香焼)

預鉢(旬菜炊合せ)

木耳と牛蒡の油炒め

いもなます

塩煮いも

ステンドグラスの大浴場(写真は住吉屋HPから借用)奥に露天風呂。

●取り回し鉢

部屋は左記した新館の「初雪」で14畳にいろり付き広縁、トイレ・風呂・洗面所は独立して大変広い部屋だった。風呂はタイル張りの立派なもので温泉が引いてある(一度も利用せず)。料金は平日1室2人宿泊で税別@20,000円。

野沢温泉のシンボル麻釜の真ん前にある住吉屋。

温泉名 : 野沢温泉

朝 食

長野県は、温泉地(温泉宿泊施設がある温泉)数において北海道に次いで全国第2位、温泉自噴湧出量では第4位、日本有数の温泉に恵まれた県である。。
その中にあって、信州を代表する温泉と言えば野沢温泉で異論が無いところだろう。南東北・北関東方面湯巡りの帰途に、大回りして野沢温泉に初めての宿泊をした。
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)

部屋に置いてある源泉

共同浴場の大湯と並んで野沢温泉のシンボルである麻釜(おがま)の真ん前に、明治2年開業の老舗旅館である住吉屋が立つ。

本館は木造3階建で築後100年以上経過しているが、丹念に改装・手入れがなされているので、古さは感じず木造家屋ならではの温もりと清潔感が漂っている。

この宿の魅力は、細やかなもてなしの精神だ。
例えばチェックインの時間に注目したい。

住吉屋のチェックインは12時(正午)であり、しかもチェックアウトは午前11時、23時間滞在することが出来る。

これまで12時にチェックイン出来る宿とは出会った記憶が無い。
(午後1時では和歌山県湯の峰温泉あづまや等)
一方、野沢温泉の名門旅館の「さかや」は午後3時、常盤屋旅館は午後2時である。

部屋数は、本館に8室(T付)と鉄筋3階建ての別館に6室(BT2T2)と僅かに14室、1人1人の客に目が届く部屋数だ。
別館2部屋(初雪・胡蝶)の風呂は温泉が引いてある。
(トイレは全室ウォッシュレット)

料金は、2009年12月現在、2名以上で税込18、000円〜23、250円(休前日は1、050円アップ)。
他に静養・保養のための夕食なし(3、000円引き)・朝食なしプラン(1、000円引き)、湯治プラン(一汁三菜+郷土料理2品)や季節・平日割引もあるので、宿に照会ください。

尚、私のナビは大湯前を通過して、行き止まりとなる狭い坂道を案内して引き返すのに大汗をかかされた。
多分、住吉屋の電話を入れてナビを設定したと思うが、大湯前に導いたときは、右手坂道でなくて、左手に進むことをお忘れなく。
宿によれば、同じような客が多いそうである。


尚、駐車場は合計で20台分あり、上手くいけば宿の前に車を停められる。
施設名 : 村のホテル 住吉屋 (宿泊日2009年5月15日)

野沢温泉のシンボル、天然記念物の「麻釜」

風 呂

野沢温泉は坂道の路地を挟んで宿が並ぶ

料 理

夕食・朝食とも食事処で取る。部屋食を好まない我々には嬉しい。
夕食には、住吉屋名物の素朴な郷土料理の取り回し鉢がつく。朝食には手間がかかる土筆(つくし)の佃煮が出され、自分の幼少時、母が土筆の袴を一つ一つ取っていたのが懐かしく思い出された。

長野県は温泉地(1軒以上の温泉宿泊施設がある温泉)の数において、北海道に次いで全国で第2位であり、全県に渡って温泉地が点在している。
その中で県を代表する温泉と言えば、文句なく北信の名湯・野沢温泉であろう。

野沢温泉は、毛無山の山すそ、坂の多い路地に温泉宿(旅館組合HPには24軒掲載)・土産物屋が軒を連ね、その中に徒歩ですべて周れる13軒もの共同浴場が点在する情緒タップリの温泉街だ。

共同浴場は、江戸時代から続く「湯仲間」によって管理・運営され大切に守られてきており、これらの浴場はすべて無料で開放されている。入浴時間は早朝5時(冬季は6時)からで、すべて源泉掛け流しである。

野沢温泉村のHPによれば、源泉数は38ヶ所、その内、1ヶ所を除きすべてが42℃以上の高温泉である。
所在地 : 下高井郡野沢温泉村

村のホテル住吉屋は、各種温泉宿ランキングで、常に上位に選考されている人気の宿だ。
最近では、「自遊人 2009年9月号 温泉宿大賞」で堂々の7位にランクインされている。
風呂自体に格別の魅力が無いのに不思議に思える。
これは、ひとえに宿泊客の立場に立ったきめ細やかなサービスによるものだろう。

・客室が14部屋なので宿泊客1人1人に目が届き、きめ細かなサービスが可能。
・チェックインが12時と信じられない早さ(チェックアウトが午前11時なので23時間滞在できる)。
・夜と朝の食事が客室でなくて食事処にして部屋のプライバシーに配慮してる。
・取り回し鉢などの素朴な地元の料理を供するとともに、コースの料理も女性に評判が良い。
・それに野沢温泉のシンボルである麻釜の真ん前という絶好のロケーション
などが一体となった評価の結果と思われる。

部屋に置いてある飲用の源泉

一度も使わなった温泉を引いた部屋の風呂。

鮮やかな原色のステンドグラス。

大きな岩を配した露天風呂は5,6人入れる大きさ。


細かなタイル張りの2つの風呂はクラッシックな風情があり、原色のステンドグラスが映り込む。湯の温度はやや高めだ。


もう一つの野沢温泉のシンボル「大湯」。