赤穂温泉 かんぽの宿赤穂 (兵庫県)
   
元勤務先の同期入社10人ほどによる赤穂1泊の旅。
既に売却が決まっている「かんぽの宿」だが、客室からの瀬戸内・播磨灘のオーシャンビューが素晴らしく、夕食もなかなか豪華だった。
ここは現在日本郵政が保有する「かんぽ(簡保)の宿」70軒の中で、「かんぽの宿有馬」と共に数少ない黒字の宿である
所在地 : 赤穂市御崎

風呂は大きめの内湯と正方形の露天風呂がある。
どちらも公共の宿のものらしく清潔感があるが、作りが機能的でぬくもりに欠ける嫌いがある。

泉質はカルシウム・ナトリウムー塩化物温泉で、湯温は26.9℃、加温した上で循環している。

赤穂市は兵庫県の西南端、岡山県との県境にあり、南で瀬戸内海・播磨灘に面し、海岸線は瀬戸内海国立公園の一角を占めている。

気候は、温暖で雨量が少ない典型的な瀬戸内海型気候に属している。この気候を活かして、江戸時代以前から製塩が盛んで、「差塩(さじしお)」というにがりを多く含ませたものが「赤穂の塩」として全国に知られていた。
現代の赤穂土産は、小豆餡に赤穂塩を効かせた「塩味まんじゅう」。赤穂藩が将軍家にも献上したという、すっきりとした上品な甘さの小さな饅頭だ。

しかし赤穂といえばなんと言って赤穂義士(赤穂浪士)。
元禄15年12月24日(西暦1703年1月30日)、大石内蔵助以下の四十七士が、本所松坂町の吉良邸に討ち入り、炭小屋に隠れていた上野介を討ち取って、主君・浅野内匠頭長矩の仇を討った。

赤穂では、毎年12月14日に赤穂義士祭が開催され、県外からも多数の観光客が訪れる。
データ (データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
住 所 赤穂市御崎883−1
電 話 0791ー43−7501
交通機関 山陽自動車道赤穂ICから約6km
JR赤穂線赤穂駅からタクシーで約10分(バスもあるようだが不詳)
施 設(日帰り) 駐車場(100台))
宿 泊 50室(BT又はT付き) 2人1室で約12,000円〜16,0000円程度(宿泊人数・曜日・プランなどによって変動するので下記HP参照)
泉 質 カルシウム・ナトリウー塩化物温泉(泉温26.9℃ 無色透明 微塩味)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(立ち寄り) 11時00分〜14時30分 15時〜21時
定休日 無休
入浴料金 大人800円 (土・日・祝日・特定日は900円)
入浴施設 内風呂・露天風呂とも男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 赤穂城跡、歴史博物館、大石良雄宅跡長屋門、大石神社、花岳寺田淵記念館、坂越、日生漁港、牛窓、岡山、姫路城
お土産・食事 館内で昼食・土産とも可能
近くの温泉 塩田温泉、加古川温泉、佐用温泉、生谷温泉
赤穂市HP
観光協会HP
簡保の宿HP
かんぽの宿赤穂HP
http://www.city.ako.hyogo.jp/
http://www.ako-kankou.jp/
http://www.kanponoyado.japanpost.jp/
http://www.kanponoyado.japanpost.jp/yado/akou/
雑記帳 別に幹事さんがいてのグループ旅行。すべて自分でアレンジすることもないので気楽な旅、その上お願いして行きも帰りもマイカーによる別行動、赤穂温泉で呑海楼対鴎館の2つの旅館で入浴、翌日はかねて行きたかった岡山県の3つの温泉で入浴した。

赤穂温泉は地元の赤穂浪士ゆかりの地の観光、及び姫路城・岡山市・牛窓などの観光拠点として利用すると便利。食事にこだわらなければ一番安いプランを利用するとお得感がある。

風 呂

かんぽ(簡保)の宿は、現在完全民営化が進行中の日本郵政が所有する保養宿泊施設で、全国72か所にあり、年間利用者が200万に達している。
しかし、年間の赤字が50億円に達し、法律で2012年までに譲渡もしくは廃止が決定している。
ちょうどいま、オリックスへの一括売却が不透明だと鳩山総務相が異議を唱えて混乱を引き起こしている最中だ。

かんぽの宿赤穂は、播磨灘を眼下に見る赤穂御崎にあって、堂々たる威容を見せている。
部屋数は、50室、すべてBT又はT付きで、宿泊料金は宿泊人数・プランなどによって異なるが、2人1室で12,000円〜16,000円程度に設定されている(2009年1月現在)。

平成10年のオープンなので、館内はまだ真新しく、公共の宿らしく温かみ・情緒はないが、ロビーやラウンジも十分な空間が確保されていて快適だ。

赤穂温泉は、山陽自動車道赤穂ICから国道250号線を経由して約6km、赤穂市街の東側、瀬戸内海を眼下に見る岬の先端にあり、民宿や公共の宿を含めて10軒ほどの宿が点在する。
住所が赤穂市御崎にあるので赤穂御崎温泉とも呼ばれている。


この一帯は瀬戸内海国立公園内に位置し、御崎から坂越までの約7キロの海岸線は絶好のドライブコースで、途中には展望台や遊歩道、レストハウスなどが整備されている。
春は5000本の桜、夏は海水浴やキャンプで賑わうようだ。


湯量が不足していた赤穂温泉だが、平成12年12月から新しい源泉からの給湯を開始した。

温泉宿に共通しているのが客室からのオーシャンビュー。
目の前には沢山の船舶が行き交う瀬戸内・播磨灘、天気が良ければ小豆島がくっきりと望める。
これに加えて近くの漁港から揚がる海の幸が売り物だ。

広々とした浴室は清潔感がある。

浴槽をもう少し高い所に作れば海を見ながら入浴できたのにと思う。

夕食・朝食(バイキング)とも通常はレストランで取るが、私たちはグループだったので宴会場で夕食となった。少し前に宿泊したかんぽの宿有馬と同様に、夕食は手が込んでるとは言えなものの、海の幸を中心になかなか豪華だった。

温泉名 : 赤穂温泉 
赤穂における浅野家の菩提寺・花岳寺。
大石内蔵助以下の遺髪を埋葬したという花岳寺の義士の墓。他に大石神社や大石邸長屋門などのゆかりの建物もある。

泉岳寺

朝食はバイキング、例によってパン食を。

料 理

別に幹事さんがいるグループ旅行、すべてで2万円を払ったので、宿泊料は不明だが、おそらく16,000円のプランを利用したと思われる。

広々としたロビー(一部)

天井まで届くガラス張りのラウンジ

部屋はシンプルながら清潔な8畳、ベランダがあって瀬戸内海を見下ろせる。

スライド方式でご覧ください 料理は一部(順不同)。

江戸における浅野家菩提寺・泉岳寺(港区高輪)は、平日でも線香の絶えることはない
施設名 : かんぽの宿赤穂 (宿泊日 : 2008.8.5) 
赤穂温泉の売り物は瀬戸内海・播磨灘を見下ろすオーシャンビュー
大石内蔵助の墓、すぐそばには主君浅野内匠頭の墓もある。

高田馬場の決闘で知られた堀部安兵衛や一番活躍した不破数右衛門などの墓が並んでいる。