大きな土産品売り場。

清潔感が漂う別館(H15年改装)410号室はバス・トイレ・洗面所が独立して使い勝手が良い。

平日だが1万円で泊まれる宿とは思えない高級感があるロビー・ラウンジ周り。

夕食は襖仕切りの個室食事処、レストランでの夕食もあるようだ。料理は1品毎に出されるがペースが少し早すぎた。

昼神温泉 癒楽の宿 清風苑 (長野県)

1973年、鉄道トンネル掘削時に湧出した温泉を発祥とする歴史の浅い昼神温泉だが、名古屋の奥座敷として急速に発展し、現在は旅館・ホテル20軒が阿智川沿いに建ち並ぶ。
中高級旅館が多い昼神温泉において、癒楽の湯 清風苑は手頃な料金で宿泊出来て料理もなかなか、コストパーフォマンスが良い宿でじゃらんの口コミ評価が高いのも頷けた。

所在地 : 下伊那郡阿智村(しもいなぐんあちむら) 

●夕食・・・宿泊料金からすれば満足すべきものだった

長野県南部には、木曽谷・伊那谷という2つの谷がある。
木曽谷とは、長野県の南西部、木曽川上流の浸食により形成され、北東から南南西に向かう延長60kmのV字谷状地形を言う。
木曽谷には、かって東海道と並んで江戸と京都を結び69ヶ所の宿場があった中山道が通り、この内、贄川宿(塩尻市)から馬籠宿(中津川市)までの11の宿場の間、およそ90kmを木曽路と言う。

一方の伊那谷は、諏訪湖を源流とする天竜川に沿って南北に伸びる盆地で、伊那盆地や伊那平とも呼ばれる。

伊那谷の最大観光スポットは天竜峡、ここを船で下る天竜下りは「天竜下ればしぶきにぬれる 持たせやりたや 持たせやりたや 桧笠」と伊那節に唄われている。

下伊那郡は、この伊那谷の南部にあり、高森町・松川町・阿智村など全国最多の13町村で構成され、人口は63,000人ほどである。

阿智村は下伊那郡の西南に位置し、西は中央アルプス(木曽山脈)の最南端に位置する恵那山(標高2191m)を境として岐阜県、東は飯田市等に接している人口7000人ほどの村である。

施設名 : 癒楽(ゆら)の宿 清風苑 (宿泊日:2011.6.10)

村を流れる阿智川。中央アルプス南端の山々源流とする渓流が阿智川に注ぎ、やがて天竜川に合流する。

食 事

風呂は男女別に中規模の内湯とそれに続く露天風呂がある。浴室の床には美しい石板が敷かれて見事だが、露天風呂を含めて格別な風情があるわけではない。
貸切風呂は2ヶ所あるが50分で2100円と高額、入浴しなかった。
この他に砂塩風呂と言う砂蒸しがあるが、蒸し系は苦手なのでこれもパスした。

昼神温泉では、掘削・枯渇・掘削を繰り返してきたと思われるが、現在は共同管理の2号と5号の混合泉のようだ。硫黄の臭いがする単純硫黄泉で、pHが9.7と高いため循環でもかなりのヌルヌル感がある。

宿泊者は24時間入浴可能、日帰り入浴は午前11時30分から午後2時まで、料金は大人1050円だ。

昼神温泉は、恵那山の東麓、阿智川の両岸に20軒ほどの宿・ホテルが建ち並ぶ南信州最大の温泉地だ。
東京方面からだと中央自動車道飯田山本ICから10km、大阪・名古屋方面からは8kmに及ぶ恵那トンネルを出てすぐの園原ICから7kmの距離にある。

1973年(昭和48年)1月、旧国鉄中津川線のトンネル試掘工事のためボーリング中に、昼神地区で温泉が湧き出てきた。
1970年後半から本格的に宿が建ち始め、その後、名古屋の奥座敷として急激に発展し、現在は20軒ほどの旅館・ホテルが阿智川両岸に建ち並んでいる。
20,000円を超える中・高級旅館が多いが
「リフレッシュinひるがみの森」など1万円前後から宿泊できる宿も数軒ある(詳細は、昼神温泉公式HP参照)。

日帰り施設として、「湯ったり~な昼神」があるが、10軒ほどの旅館で日帰り入浴が可能だ。

仕切りが付いた洗い場。

浴槽の底に置かれた謎の円球。足裏マッサージ?手で握って握力強化?

立てば眺望がある。風呂の底がオレンジ系の石が敷かれていて美しい。

カラフルな石板が敷かれた内湯。温泉は循環だがしっとり感がある。

一度スーパー銭湯で見かけた珍しい座湯。温泉が薄く上から流れ下っている。

和洋折衷、例によって一度に取りすぎた。でも、バイキングの朝食は嬉しい。

●朝食・・・レストランでバイキング。パン食の料理もそこそこ充実、嬉しかった。


風 呂

阿智川の両岸に20軒ほどの宿が建ち並ぶ。周囲をなだらかな山々が囲む。

データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
温泉名 : 昼神(ひるがみ)温泉

山形県・白布温泉東屋旅館福島県・東山温泉向瀧に続く3回目の鯉の甘(露)煮はとても美味しかった。 

住 所 長野県下伊那郡阿智村智里338-19
電 話 0265-43-4141
交通機関 (名古屋方面から)中央自動車道園原ICから県道89号線、国道256号線で約7km
(長野方面から)中央自動車道飯田山本ICから国道153・256号線で約10 km 
JR飯田線飯田駅から信南交通バス昼神温泉行きで約40分
施 設(日帰り) 湯上がり処、売店(品数豊富)、駐車場(約40台) 
宿 泊 33室(和室31・・・10畳以上、洋室2 すべてBT付き)
料金は平日で10,000円前後から20,000円位迄
(季節・年度・人数・曜日・企画等によって改定・上下するので、最新・詳細情報は宿のHP参照のこと)
泉 質 アルカリ性単純硫黄泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 11時30分~14時00分 
定休日 不定休
入浴料金 大人1050円 
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1、貸切風呂2(有料:宿泊者は50分2100円、日帰り入浴は同4200円)
浴室備品(日帰り) シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 富士見台高原、伊那谷道中、駒ケ岳ロープウエイ、木曽谷、妻籠、馬篭天竜峡(下り)
お土産・食事 食事付き入浴可(前日までに予約)、周辺での食事はこちら参照、館内に大きな売店あり
近くの温泉 月川温泉郷、不動温泉、伊那谷温泉、飯田城温泉、いいだ温泉、下條温泉、名勝天竜峡温泉、木曽谷方面にも多数の温泉有り
阿智村HP
昼神温泉HP
清風苑HP
http://www.vill.achi.nagano.jp/
http://hirugamionsen.jp/index.html
http://www.seifuen-yura.jp/
雑記帳 これまでり何十回となく中央道で近くを通過した昼神温泉。
一度立ち寄ったが、歴史が無いこともあって、温泉街に情緒が薄く宿泊を後回しにしていた。
今回、上京の際の中継地点として丁度半分の距離にある昼神温泉に泊まることにした。
高額な宿が多いと言う予断があったが、調べてみるとけっこ格安プランがあり、料金面での宿探しには苦労しなかった。

これまで経済が好調だった中京地区に近いためか、中・大型温泉地に見る寂れた雰囲気は、少なくとも各旅館・ホテルの外観からは窺われなかった。

朝市は観光センター近くの川沿いで毎日開かれる(4~10月 6時~8時、11月~3月 6時30分~8時)。ここでタラの芽などを買った。
右の写真は朝市広場にある長い足湯。

当館のできます宣言(お手洗いをお貸しします。温泉だけの利用できます。道案内いたします。)

東京の往路、奈良・東京のほぼ中間地点にある昼神温泉に泊まることにした。20軒ほどある昼神温泉の旅館・ホテルの中から、「低料金」「トイレがシャワー付き(家内の条件)」と「口コミ評価がそこそこ」をベースに検索して浮上したのがここ「癒楽の湯 清風苑」だった。

創業は昭和52年、建物は鉄筋6階と5階建の2棟、部屋は10畳以上の和室31室と洋室2の計33室、料金は平日2人1室1人10,000円前後から20,000円程度だ(2012年1月現在)。

15,000円~20,000円以上の宿が多い昼神温泉で、部屋が10畳以上、BT(ウオッシュレット)付きで10、000円程度からのプランがあり、じゃらんの口コミ評価(総合)も4.6(当時、2012年1月現在は4.4)あったので予約を入れた。
申し込んだプランは、「平日5組限定 別館4For5F和室12畳」で1人12,600円(税込)だった。

部屋の窓からの風景。

しっとりとした12畳+広縁、2人には贅沢な広さ。10畳にすると1万円ほどのプランがある。

本館6階・別館5階の癒楽の宿 清風苑。