焼津黒潮温泉 焼津グランドホテル (静岡県) 

焼津市は静岡県の中央部、北に遠く富士山を望みつつ、県庁所在地・静岡市に接し、東は駿河湾、西に藤枝市、大井川を挟んで島田市に接している。

京浜・中京のほぼ中間に位置しており、その玄関口としてJR東海道本線に焼津と西焼津の2駅、東名高速道路焼津ICがある。

焼津市は明治時代から漁業・漁港を中心に発展し、遠洋漁業・水産加工業は全国的に有名である。

遠洋漁業の焼津漁港と沖合沿岸漁業の大井川漁港の年間約20万トン、441億円の水揚げがあり、全国屈指の漁業の町である。
水揚げされた原魚を元に、練り製品や冷凍食品を製造する水産加工業も県下一を誇っている。

焼津市を訪れる観光客は年間300万人を超え、その多くが安くて新鮮な魚介類と干物や練り製品などを目当てにやって来る。

焼津ICの脇にある焼津さかなセンターには、関東・中京地区はもとより東北や関西方面からも観光客が訪れている。

立ち寄り入浴不可

マグロ、カツオをはじめ、日本有数の水揚げ量を誇る焼津漁港からほど近い岬に4軒の温泉旅館が営業する焼津黒潮温泉。
前回はコスパが良好な「かんぽの宿 焼津」に宿泊したが、今回は客室数が130を越える大型温泉旅館で、食事が評判の焼津グランドホテルに宿泊した。

館 内

所在地 : 焼津市浜当目(やいづし はまとうめ)

ここも眺望が素晴らしいレストラン、ガラスの向こうはテラス。

朝食・・・和洋とも充実しており大満足。

食 事

風呂は、海を眺望する「海のお風呂」と庭園にある「森のお風呂」の2ヶ所があり、時間によって男女交代する。
内湯は複数の浴槽があって広くて豪華な浴室だが、温泉でなく沸かし湯だ。
一方、露天風呂は、両方ともかけ流しだ。
他に貸切が2ヶ所あるが、45分3000円とかなりの料金で利用せず。

泉質は、海辺の温泉らしくカルシウム・ナトリウムー塩化物温泉だ


日帰り入浴は受け付けていない。

住 所 静岡県焼津市浜当目1489
電 話 054−627−1121
交通機関 東名高速道焼津ICから県道81.416号・国道150経由で約3km
JR東海道本線焼津駅からタクシーで5分
宿 泊 132室(洋室65和室19和洋室48)
泉 質 カルシウム・ナトリウムー塩化物温泉(ph8.5)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
日帰り入浴料金 日帰り入浴不可
入浴施設 内湯男女交代2 露天風呂男女交代2 貸切風呂2
観光スポット 焼津さかなセンター、大井川鉄道、久能山東照宮、日本平、蓬莱橋、花沢の里、いちご狩り
お土産・食事 館内で可
近くの温泉 志太温泉、川根温泉、油山温泉、掛川つま恋温泉、法泉寺温泉
焼津市HP
観光協会HP
焼津グランドH

焼津さかなセンターHP
http://www.city.yaizu.lg.jp/index.html
http://www.yaizu.gr.jp/
http://www.sn-hotels.com/ygh/
http://www.sakana-center.com/

野菜メインで選んだ朝食。

大トロ・中トロ・赤味 どれも新鮮。

湯上り後の冷たい緑茶、これ美味しかった!

東名高速道路焼津ICから5km、焼津市と静岡市の境にある男性的な大崩海岸と日本有数の漁獲量を誇る焼津漁港近くに湧くのが焼津黒潮温泉だ。
駿河湾に面し、対岸に伊豆半島を遠望する。

複数のボーリング源泉があるが、代表的な温泉は地下1500mから組み上げ、泉温は51℃、泉質は海水の塩分濃度の1/2ほどあるナトリウム・カルシウムー塩化物温泉。
市内の旅館・ホテル・日帰り施設・足湯(駅前)など9ヶ所に配湯されている。


温泉宿泊施設は6軒、日帰り温泉施設は4軒ある。
温泉旅館では、全室露天風呂付きの湊の宿・汀家が25、000円〜円で料金的には筆頭。ホテルアンビア松風閣と焼津グランドホテルが17、000円〜。手頃な料金で宿泊できるのが、先に宿泊した「かんぽの宿 焼津」である。

日帰り温泉施設が多くあり、24時間営業するやいづ駅前健康センターなど全部で5軒もある。

人気の海鮮丼も種類が多い。

多種多様な干物もここの特産。

店舗70店の焼津さかなセンターには、年間160万人の観光客が訪れる。

階段を20mほど下った先、夏になると賑わうプールから見上げるホテル。近接して洒落たカフェもある。132室の大型ホテルらしい広いな敷地を有している

風 呂

駿河湾を眼前に見下ろす奇勝・大崩河岸の高台に位置し、左手には湾に浮かぶ富士の高嶺を仰ぐ絶好のロケーションにある。
「焼津グランドホテル」、昭和の時代を思い起こさせる館名だ。焼津港という日本有数の漁港を抱くとはいえ、なんでこの地に100室を越える大きな宿があるのか不思議に思ってしまう。
具体的には、東館(10F)・南館(6F)・別館(3F)・離れ・森のテラスからなり、客室数は洋室65・和室19・和洋室48・合計132室の大型ホテルだ。リゾート地でもないのに、洋室が一番多いのが珍しい。


館内には、富士山ビュー、サンライズビュー、サンセットビューと謳ったビュュースポットがなどがあり、これにほとんどの部屋のオーシャンビューが加わる。
宿泊料金は、季節・人数・曜日・プラン等によって加減するが、概ね15,000円〜25,000円くらいの料金帯である。

夕食は、多くのプランがビュッフェ(バイキング)スタイルだが、懐石料理のプランも準備されている。
すぐ近くの焼津漁港は全国有数の水揚げ量を誇っており、ビュッフェの和洋中40種類の料理の中で、特にマグロを中心とする魚介類が充実している。

施設名 : 焼津グランドホテル(宿泊日:2014.12.26) 
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。) 
 温泉名 : 焼津黒潮温泉(やいづくろしおおんせん) 

多種の野菜を使ったサラダに2人とも高評価。

和洋中の組み合わせ。

野菜類の煮物も充実。

サーモンとイカが好きな家内

前回宿泊した「かんぽの宿 焼津」の夕食は会席料理。焼津らしく海の幸をふんだんに使って、宿泊料金を考えればコスパはとても良好だった。

今回は同様に魚介類を期待したビュッフェ方式(和洋中)の夕食。
品数はそれほど多くないが、寿司・お造りなどに地元で水揚げされたマグロをはじめ新鮮な魚介類が使用され、肉類・天麩羅などにも良質な食材が使用されていた。
また朝食も特産のシラスのオムレツなど和洋両方とも充実。

じゃらんのクチコミ評価で、夕食が4.5、朝食が4.4の高評価が納得できた。
家内の評価も「これまでのバイキングでベスト」だった。

南館535号室ー12畳、畳敷きの広縁、独立した風呂・機能トイレ・洗面所。平日2人1室1人17、280円。

●じゃらん クチコミ総合4.4 

部 屋     4.2  風 呂     4.2
夕 食     4.5 朝 食     4.4
接客・サービス     4.4  清潔感     4.3 

海苔がぱりぱりのお握り。

シラスのオムレツはその場で作ってくれる。

美味だったフレンチトースト。

充実したデザートの一部。どう見ても糖尿病の自分には糖分・カロリーオーバーだ。

夕食・・・自分か家内分か不明だが、プレートの一部を順不同、ランダムに掲載。

かけ流しの「海のお風呂」の露天風呂。

「森のお風呂」の露天風呂はかなり大きい。こちらもかけ流し。

海のお風呂の内湯(沸かし湯)。寝湯、ジャグジー、壺湯、サウナなどの機能風呂も付く。

こちらもかなり広い「森のお風呂」の内湯(沸かし湯)。手前は快適な寝湯。

脱衣所にある湯上り処

駿河湾が眼下、奥には富士山が見える開放的なテラス。パンフレットやホームページにも掲載されている、この宿の売り物のスポットだ。

駿河湾を臨む明るいロビー

温泉旅館の幾つかからは、駿河湾越しに富士山が見える。

焼津漁港で水揚げされマグロ類が並ぶ。マグロの陰に隠れているが、実はカツオの水揚げ量が日本一だ。

貝類が好きなわたし

バイキングのお造りには思えない。

部屋と食事はもう少し高くても良い。風呂は大きな内湯が沸かし湯だけにもう少し減点。