三朝温泉のシンボルの役割を担う河原風呂は、僅かな目隠しだけの公共の混浴露天風呂(無料)で開放感たっぷり。入浴は24時間OKだが、奇数日の午前中は清掃のために入浴出来ない。

県外から来られた方と温泉談義。ご本人の了解いただいて撮影。泉質は不明だが、弱放射能泉の括りでいいだろう。

脱衣所は男女共用。右前方が三朝橋。温泉の温度は41℃くらいで適温だった。

浴槽が2つに仕切られている。温度差はほとんど無い。

三徳川を跨ぐ三朝橋から見下ろす河原風呂。前方は依山楼岩崎。

三朝温泉 河原風呂 (鳥取県)

三朝温泉は国の登録有形文化財2軒を含む和風旅館が20数軒、温泉情緒たっぷりの山陰を代表する名湯だ。
医学的に効能が認められている世界屈指の高濃度ラジウム(ラドン)温泉が湧出し、岡山大学病院の医療センターも当地に設けられている。
3ヶ所の共同浴場があり、その内の一つ、三朝温泉のシンボルで、三徳川の河原に設けられたなんとも開放的な混浴露天風呂「河原風呂」で入浴した。

東伯郡は伯耆国の東部であることに由来している。
三朝町は、鳥取県の中央部にある町で、鳥取県において2番目に大きな町だ。
三朝町には自慢するものが2つある。即ち三徳山三佛寺の投入堂と三朝温泉だ。

三徳山は標高900m、山全体が国の名勝・史跡に指定されており、2014年3月、一部地域が大山隠岐岐国立公園に編入された。
三佛寺はその三徳山に境内を持ち、寺伝によると、慶雲三年(706)に修験道の開祖である役小角(えんのおづぬ) が三弁の蓮花を散らしたところ、その一弁がここに落ちたので(他に伊予・石槌山と大和・吉野) 堂宇を建てて修験の行場にしたといわれている。

その奥院である投入堂は垂直に切り立った絶壁の僅かな凹みに建てられた異色の建築物で国宝に指定されている。
役小角が法力で投げ入れたという伝承があるくらい、不思議な建物だが、建設時期は平安時代後期が有力だ。

投入堂を間近に見るためには、死者も出た厳しい山道を登らないといけなく、参拝前には服装と靴のチェックを受けなければならない。

住  所 東伯郡三朝町三朝
電  話 0858-43-0431(観光協会)
交通機関 米子自動車道湯原ICから約40km
施  設 何も無し
宿  泊 不可
外来入浴時間 24時間(奇数日の午前中は清掃のため不可)
定休日 無休
泉 質 含弱放射能ーナトリウムー塩化物温泉(混合タンクの泉質だがこれで良いか不明)
外来入浴料金 無料
入浴施設 混浴露天風呂1
浴室備品 何も無し
観光スポット 三徳山三佛寺(投入堂)、倉吉市、小鹿渓、大山、鳥取市、蒜山高原
お土産・食事 温泉本通りに若干の店舗有り。
近くの温泉 関金温泉、吉岡温泉、鹿野温泉、東郷温泉はわい温泉浜村温泉湯原温泉
三朝町HP
観光協会HP
旅館組合HP

三徳山三佛寺HP
http://www.town.misasa.tottori.jp/
http://www.misasa-navi.jp/
http://spa-misasa.jp/
http://www.mitokusan.jp/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
手前は足湯。隙間だらけの目隠し。

施設名 : 河原風呂(入浴日:2014.5.15)

所在地 : 東伯郡三朝町(とうはくぐんみささちょう)三朝

中国山地・三徳山の麓、三徳川(地元では三朝川と呼称)の両岸に大小20数軒の和風旅館が建ち並ぶ三朝温泉は、鳥取県ばかりでなく山陰を代表する名湯と言って良い。

三徳川を跨ぐ三朝橋の左岸が温泉発祥の地で、車が一台がようやくの通りの両側に、木屋旅館、橋津屋など老舗の小さな旅館や食事処・スナック・射的場などが立ち並んでいて、昔ながらの温泉街風情を残している。
一方、反対の右岸には万翠楼、依山楼岩崎、三朝館、大橋旅館など、高級・大型旅館が点在し、左岸とは別の温泉地のような雰囲気がある。

共同浴場は三朝温泉発祥の「株湯」と三朝橋の袂にある「たまわりの湯」、それに三徳川の河原にある無料の混浴露天風呂「河原風呂」の3つがある。

温泉は、高濃度のラドン含有量を誇る世界屈指の放射能泉だ。ラドンとは、ラジウムが分解されて生じる弱い放射線で、身体に浴びると新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力が高まる効果がある。

温泉名 : 三朝温泉

最初に三朝温泉に立ち寄った時、友人たちは登ったが、私どもは下から見上げた三徳山三佛寺の投入堂(国宝)

野口雨情が作詞した三朝小唄の像。ここから河原に下る。

三徳川の左岸、車一台がやっとの温泉本通りは昼と夜の風景がある。この先の木屋旅館(記事追って掲載)に宿泊した。