法林寺温泉 (富山県)

世界文化遺産・五箇山の合掌造りの里が観光スポットの目玉である南砺市。
石川県と富山県に跨がる医王山の北麓の鬱蒼とした木立の中に佇む素朴な宿で源泉掛け流しの法林寺温泉(温泉名と旅館名同一)に立ち寄った。

防風林に囲まれた家屋が砺波平野に点在する散居村の風景(写真は砺波市のHPから借用)

立ち寄った法林寺温泉から南砺市の平野部を走って、今宵の宿「ふくみつ崋山温泉」に向う。

2mx5mくらいの内湯。温泉の泉質は、ナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉、内湯と小さめの露天風呂とも掛け流しだ。
日帰り入浴歓迎、入浴時間は8時〜21時と長く、料金は大人500円。

標高939m、石川県と富山県に跨がる医王山(いおうぜん)の北麓、鬱蒼とした木立に囲まれて立つ。

地元の日帰り客を大切にしていることが窺える庶民的な風情の館内風景。

南砺市の最大の観光資源は,言うまでもなく岐阜県側の白川郷とともに世界文化遺産である五箇山・相倉と菅沼の合掌造り集落。

温泉.施設名 : 法林寺温泉 (入浴日:2018.10.18)
所在地 : 南砺市(なんとし)法林寺

畳1畳足らず、2人までの露天風呂。見晴らしはないが、竹の垣根と木製の浴槽の縁で風情有り(先客が居たので撮影せず宿のHPから借用)。

南砺市の市域にある温泉と言えば、湖を船で渡って到着する「大牧温泉(大牧温泉観光旅館)」が有名だ。

他には、立山連峰を遠望する田園の高台にある「ふくみつ崋山温泉」や五箇山合掌集落に近い「五箇山温泉五箇山荘」、山里にあって素朴な雰囲気を漂わす「法林寺温泉」などの旅館群に加えて幾つかの日帰り温泉施設がある。

今回は、その内、温泉仲間の温泉たまこさんが推薦くださったふくみつ崋山温泉に宿泊、日帰り入浴として法林寺温泉に立ち寄った。

法林寺温泉は、日本三百山及び新花の百名山の選定されていて、石川県との境となっていりる医王山(いおうぜん)の北麓にあり、ローカル色が強く、素朴な雰囲気を漂わす一軒宿だ。
ここのHPも,一昔どころか二昔前の文字優先、ビジュアル性ゼロでいまどきこんなサイトがあるのかとびっくりする。
トイレ/風呂無しの和室が18室、2食付きで8、500円前後、素泊まりもOKで5000円以下で宿泊出来る。

世界文化遺産の「五箇山 合掌の里

住 所 富山県南砺市法林寺4944
電 話 0763−52−4251
交通機関 JR城端線福光駅からタクシーで5分
東海北陸自動車道福光ICから金沢方面へ8km
北陸自動車道小矢部ICから金沢方面で7km
宿 泊 18室 2食付き 8,500円〜
泉 質 ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉(45℃)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 8時〜21時(受付は20時30分)
定休日 1月1日
入浴料金 大人500円 小人250円
入浴施設 内湯男女各1 露天風呂男女各1
観光スポット 世界遺産・五箇山の合掌造り集落(相倉・菅沼の2か所)、重文・合掌造り岩瀬、世界遺産・白川郷合掌造り集落、城端(越中の小京都)、福光美術館(棟方志功作品展示)
お土産・食事 昼食広間(11時30分〜14時)
近くの温泉 大牧温泉、福光崋山温泉、五箇山温泉、庄川温泉、くろば温泉、桜川温泉、湯涌温泉、平瀬温泉、白川郷温泉、
日帰り温泉:南砺市平ふれあい温泉センターゆ〜楽、白川郷の湯、大白川温泉しらみずの湯大白川露天風呂
南砺市HP
観光協会HP
法林寺温泉HP
https://www.city.nanto.toyama.jp/cms-sypher/www/index.jsp
http://www.tabi-nanto.jp/
http://horinji.org/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)

南砺市は富山県の西部に位置し、散居村の美しい風景が見られる平野部と五箇山を中心とした山岳部で構成される。
北部は砺波市、東部は富山市、西部は石川県金沢市,南部は1000m〜1800mの山岳経て岐阜県飛騨市や白川村と接している。市域の8割が森林で、一部は白山国立公園に含まれている。


散居村(さんきょそん)とは、広い平野に屋敷林に囲まれた住居が点在する村落の形態で、代表的なものが砺波平野に見られる。

五箇山地方は険しい山岳地帯のため、降雪が3mを超える豪雪地帯で半端でない秘境とされ、伝統的な豪雪に強い合掌造りの住居は、平成7年に「白川郷・五箇山の合掌造り」として世界文化遺産に登録された。

その他にも、平家の落人の哀愁を奏でる「麦屋節」や平安時代から続く「こきりこ」などの五箇山民謡、家並みが美しい「越中の小京都・城端」、板画家棟方志功の住居「愛染苑」と彼の作品が展示される「福光美術館」などの香り高い歴史文化遺産が多い。