平城宮温泉 かんぽの宿奈良 (奈良県)

簡保の宿らしく直線的な建物。しかし、今回のリニューアルにより、外観が古都奈良に相応しい日本の伝統色となり、ワンランク上がったように見える。奈良県のかんぽの宿として、もう一軒、「大和平群温泉 かんぽの宿大和平群(やまとへぐり)」がある。

長岡京への遷都のあと、田畑となった平城京。しかし、江戸時代末期からの調査研究やその後の地元民間有志の活動などを通じ、その保存整備が進められてきた。

平城宮に復元された東院庭園。1967年、平城宮東張出し部の南東隅に庭園の遺跡が発見された。この場所は『続日本紀』にみえる「東院」にあたるので、この名称が付けられた。

平城遷都1300年祭の公式マスコットキャラクターのせんとくん。頭から角が生える姿に物議を巻き起こしたが、その後は俄然人気が出てきて、反対の影が薄くなった。

奈良のシンボル、東大寺大仏殿(国宝)は、東大寺の本尊・盧舎那仏像(大仏)を安置する金堂に当たる江戸時代の1709年(宝永6年)に再建されたもので、東西57m・南北50m・高さ47mの世界一大きな木造建築だ。

フロントはシティホテルの雰囲気だ。

シンプルな家具だが、思い切って赤を使ったモダンなロビー。

我が国、仏像美術の至宝、興福寺の阿修羅像。平城遷都1300年を翌年に控えた2009年3月31日から6月7日まで、東京国立博物館で開かれていた興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」には、日本美術の展覧会としては、過去最高の94万人が訪れた。
目の前を近鉄奈良線が走る朱雀門(すざくもん)。平城宮の南にあり、平城宮の正門だった。現在の朱雀門は1998年(平成10年)に復原された。

春日大社(国宝)は、和同3年(710年)の平城京遷都に際し、都の守護神として祀られるようになった。、藤原氏の血を引く女帝、称徳天皇の勅命により現在地に四所の神殿を創設した。藤原氏の繁栄とともに、社殿の造営が行われ、平安時代前期には現在のような規模になった。

データは変更されている可能性もあります。お出かけ前に、施設HPなどでご確認ください。
住 所 奈良市二条町3-9-1
電 話 0742-33-2351
交通機関 西名阪自動車堂郡山ICから国道24号で約10km(約30分)
阪奈宝来ランプから阪奈道路経由3km(約6分)
京名和自動車道木津ICから5km(約10分)
近鉄西大寺駅から徒歩15分、タクシーで5分

西大寺南口駅から送迎バス有り(4便)
施 設(日帰り) レストラン(昼食要予約)、喫茶 、売店、駐車場(約80台)
泉 質 ナトリウムー塩化物泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 11時~20時(受付は19時30分まで) 
定休日 無休
入浴料金 大人650円(小学生を除く12歳以上)、子供(小学生)400円
土日祝日及び年末年始は別料金。
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1、サウナ
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 世界遺産・平城宮跡、西大寺、法華寺、秋篠寺、不退寺、西大寺、ウワナベ・コナベ古墳群、般若寺
(上記は徒歩圏内のみ。近鉄・バス・タクシー等で、薬師寺、唐招提寺、奈良公園・東大寺・春日大社・興福寺等の有名観光地が近い)
土産・食事
昼食 11時30分~14時30分(前日までに予約要)
近くの温泉 宝来温泉(奈良パークホテル)、天平の湯温泉(奈良ロイヤルホテル)信貴山温泉(信貴山観光ホテル)大和平群温泉(かんぽの宿大和平群
奈良観光公式HP
かんぽの宿奈良HP
https://narashikanko.or.jp/
https://www.kanponoyado.japanpost.jp/nara/index.html

大きな地図で見る

天然石で縁取りした露天風呂は、以前と比べるとぐっと大きくなり、雰囲気も良くなった。15人が一度に入れる規模。温泉は循環だが、内湯同様、外に溢れ出すように造られていて、床の敷石が良い雰囲気で変色していた。

小さいが畳敷きの休憩所

リクライニングの電動マッサージ機

広く清潔感漂う脱衣所。しっかりしたカギのかかるロッカー、日帰り客には嬉しい。

以前無かった五右衛門風呂

最北端に建つ大極殿(裏側から撮影)は、古代の宮都における中心施設で天皇の即位や外国使節との謁見など国家の重要な儀式が行われた。遷都1300年に合わせて竣工した

平城宮跡資料館は、平城宮跡のことを分かりやすく解説する施設として、(国立)奈良文化財研究所が1960年代から行ってきた平城宮の調査や出土品をもとに、古代の奈良を紹介している。
代表的な出土品が木簡である。木簡とは、発掘によって見つかる墨書のある木片で、全国で37万点以上に達し、そのうち平城宮・京跡で約17万点に及んでいる。木簡は3種類に分類され、文書木簡(手紙の木簡、帳簿・伝票の木簡)、付札木簡(租税を納める際の荷札木簡、保管の際のラベルの木簡)、習書・落書木簡その他である。

かんぽの宿」は全国に約50ヶ所あり、その多くが温泉を有している。
2007年10月の郵政民営化までは、簡易生命保険法に基づき設置された簡易保険加入者のみを対象とした宿泊施設だったが、現在は日本郵政株式会社運営する誰もが利用できる宿泊施設だ。

「かんぽの宿 奈良」は、上記平城宮の西側に隣接し、近鉄奈良線・京都線・橿原線・天理線の4線が交差する大和西大寺駅から1km(徒歩15分タクシー5分)の距離にある。
客室数が42と比較的大きく、洋室17、和室8、和洋室5、その他12の構成になっている。

料金は2人1室1人2食付15,000円~20,000とかんぽの」宿としては高めだが、以前より高級感が増し、上記じゃらんのクチコミが示すように人気・満足度が高く、予約も早めにした方が良い。

宿のHPを見ると、2016年3月にリニューアルオープしており、最後に入浴した2008年9月の記事・写真と比較すると外壁の色が変り、展望風呂付客室が出来たり、風呂が全面的にリニューアルされていた。

日帰り入用を積極的に受け付けていて、HPを見ると「宿泊プラン」の次に「日帰り」と表示され、すぐに検索出来るようになっている。

改訂版

我が家から車で15分、世界遺産「古都奈良の文化財」を構成する東大寺や興福寺などと並ぶ平城宮跡に隣接し、2016年3月にリニューアルした「平城宮温泉かんぽの宿奈良」に久しぶりに立ち寄った。ここは、じゃらんのクチコミ評価も高く、50ヶ所あるかんぽの宿の中でも人気の施設の一つだ。
所在地 : 奈良市二条町

風呂は男女別の内湯十と天風呂がある。2016年のリニューアルで大きく変った。壁天井は古都奈良をイメージした焼き杉材の内装。浴槽は右に伸びてるが、入浴者がいたので遠慮した。館内と同じく、身障や年配者に優しい設計になっている。
温泉は自家源泉のナトリウム塩化物温泉で、加水加温、循環濾過して利用している。気のせいかやや緑色がかって見えた。

部 屋 4.7  風 呂 4.4 
朝 食 4.8 夕 食 4.4
接客・サービス 4.7  清潔感 4.7

じゃらん クチコミ 総合4.6 (2019.6.29現在)

温泉名 : 平城宮温泉
      あをによし 奈良(寧楽)の都は 咲く花の 
      にほうがごとく 今盛りなり


現在の奈良市にほぼ相当する一帯が日本史の舞台に登場するのは、710年に都が藤原京から平城京に遷都されてからのことである。

奈良時代(和銅3年・710年~延暦3年・784年)の都であった平城京は、日本初の本格的な首都と言える。最盛期には人口が10万人に及んだという説もある。

784年長岡京へ、さらにその10年後には平安京へ移ったが、その後も東大寺や興福寺などの仏教寺院勢力がこの地に残り、奈良は南都と呼ばれた。

1998年12月、「古都奈良の文化財」」として世界遺産」に登録された施設・史跡・天然記念物は以下の8つで構成されている。東大寺、興福寺、春日大社、元興寺、薬師寺、唐招提寺、春日原始林、そして平城宮跡だ。

2010年が平城遷都1300年となり、大々的な行事が奈良で開催された。当初、マスコミなどで叩かれ、後に人気キャラクターとなった、「せんとくん」が記憶に新しい。
「平城京」と「平城宮」は混同されやすい。平城京(710~784)は、現在の奈良市と大和郡山市に跨がる古代(奈良時代)の首都で、唐(中国)の長安を手本に大小の道路で碁盤目状に区画された。

一方、平城宮は平城京の北部にあり、政治・儀式の場である大極殿・朝堂院、天皇のすまいである内裏、役所の日常的業務を行う官衙や宴会を行う庭園など、都を治める官公庁が集まっていた。
長年の発掘で平城宮の全貌が次第に見えてきて、年を追って、朱雀門、東院庭園、大極殿などがその跡地に復元されてきている。
また、平城宮跡資料館では、当時の平城京の宮廷や役人の生活を復元し、発掘で収集されたと出土品が展示されて、遺構展示館では、発掘された遺構を目の前で見ることが出来る。

この一帯は、世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つになっており、
同時に平城宮跡一帯は、平成20年に国営の「平城宮跡歴史公園」にも指定されている。2010年、平城遷都1300年の行事は、ここがメイン会場となった。

平城京温泉は、平城宮跡の道一つ隔てた西側にある、「かんぽの宿 奈良」が一軒宿で、1300mの大深度掘削で汲み上げた温泉を使用している。

平城宮跡の北東にひっそり建つ遺構展示館。
発掘調査で見つかった遺構をそのまま見ることができるほか、第一次大極殿や内裏の復元模型を展示している。

施設名 : かんぽの宿奈良 (最終入浴日:2019.3.22)