加太温泉 加太海月 (和歌山県)

温泉巡りを始めて間もない2002年、会社の先輩と立ち寄った吾妻屋シーサイドホテルが、淡路島を中心に多数の旅館・ホテルを経営する海月グループの傘下に入って加太海月となった。温泉とは関係なく連泊した和歌山マリーナシティホテルに向かう途中、15年ぶりに立ち寄った。 

和歌山市は人口約36万人弱、和歌山県北部に位置する市で、同県の県庁所在地である。

和歌山市は、言うまでもなく徳川御三家の一つ、紀州徳川の地である。
豊臣家滅亡の元和5年(1619年)、徳川家康の第10子徳川頼宣が55万5千石を領して和歌山城に入城し、藩祖となった。

市域には、再興された和歌山城以外にも、。紀州徳川家縁の寺社・建造物・公園などが数多く現存する。
和歌山城以外の観光スポットとしては、マリーナシテイ(ポルトヨーロッパ・黒潮市場・黒潮温泉・マリーナシテイホテル)、友ヶ島国指定名所・和歌の浦紀三井寺などがある。

加太は、和歌山市の北、親指のように突き出た小さな岬の先端にあって、大阪府の岬町と境を接しているおり、大阪から気軽に行ける行楽地だ。

所在地 : 和歌山市加太(かだ)

住 所 和歌山県和歌山加太1905
電 話 073-459-0015 予約専用050-3163-0015
交通機関 阪和自動車道和歌山ICから20km
南海本線・南海加太線加太駅からタクシー5分(加太駅からの送迎バス有り)
宿 泊 26室 平日2人1室12,000円~
最新・詳細情報は宿のHP参照下さい。
泉 質 炭酸水素塩泉(29℃)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(外来)
11時~15時
定休日 無休
入浴料金 大人1200円 タオル(無料) バスタオル(貸与)
入浴施設 内湯:男女各1 露天風呂:男女各1 
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 友ヶ島、淡島神社、紀州東照宮、和歌山城、和歌の浦、和歌山マリーナシティ、(ポルトヨーロッパ、黒潮市場,和歌山マリーナシティホテル、海釣公園)、紀三井寺、紀伊風土記の丘、養翠園、
お土産・食事 レストランで昼食可(要予約)
近くの温泉 紀州黒潮温泉、和歌の浦温泉花山温泉、本町温泉
和歌山市HP
同観光協会HP
加太観光協会HP
加太海月HP

http://www.city.wakayama.wakayama.jp/
http://www.wakayamakanko.com/
http://www.kada.jp/onsen
http://www.azumaya-seaside.com/

データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)

和歌山市内には、全国の温泉マニアに知られる花山温泉(薬師の湯)をはじめ、日帰り施設も含めるとてかなりの温泉がある。
その中で複数の温泉旅館がある温泉地と言えば、ここ加太温泉くらいだ。

加太温泉は紀淡海峡を挟んで、近くには4島から成る友ヶ島、遠く対岸には淡路島を望む美しい海岸線に4軒の宿(ひいなの湯、あたらし屋、加太海月、休暇村紀州加太)が点在している。
温泉が豊富とは思えないが、4軒ともオーシャンビューと豊かな海の幸を売り物にしている。

近くには、供養のために2万体のひな人形が奉納されているので有名は淡島神社fがある。
本殿は、豊臣秀吉の紀州征伐で全焼した後、浅野幸長が再建、紀州徳川家初代・徳川頼宣が修復してきた歴史がある。

神宝として神功皇后奉納の金銅造丸鞘太刀(国宝)、護良親王奉納の大円山形星兜(国宝)などが伝わり、この神社が古くから皇族や有力武士の厚い崇拝を受けていたことがわかる。

加太の住宅街の最奥の高台にあるカフェ、パスタ、カレーの「ラルゴ」に10年ぶりに立ち寄った。ここは会社の先輩である岩井さん早期退職して開いた小さな店だが、なかなか人気があって、食べログの評判も良い。


紀淡海峡から遠く淡路島を臨む加太海月。

紀淡海峡を挟んで近くに4島からなる友ヶ島、遠くに淡路島が霞んで見える。すばらし眺望の露天風呂だ。

施設名 : 加太海月(かだかいげつ)(入浴日:2017年7月20日)

加太港

4島から成る友ヶ島。遠くに淡路島を臨む。

マリーナシテイの施設の一つ、和歌山マリーナシティホテルに2泊した。敷地内に日帰り温泉施設の「黒潮温泉」があるが、体調不良のためにパスした。

部 屋 4.1 風 呂 4.1
朝 食 3.4 夕 食 4.4
接客・サービス 4.0 清潔感 3.7

じゃらん クチコミ総合4.0 (2017.10.22現在)

ここは温泉巡りを始めて間もない2002年2月に、会社先輩のAさんと一緒に立ち寄った宿だ。当時の館名は「吾妻屋シーサイドホテル」だった。

いつ現在の「加太海月」に改称したのか、また経営資本が変ったのか定かではないが、現在は、兵庫県淡路市(淡路島)を中心に15軒ほどの宿を経営する「海月」グループの傘下にある。


部屋数26室、平日2人1室で12,000円前後から。館内及びすべての部屋から紀淡海峡を臨むオーシャンビューを楽しめる。宿泊してないの推測だが、土地柄、夕食には海の幸の料理がずらりと並ぶのだろう。

道路に面した玄関先には、「ご昼食・ご入浴・カフェ・おみやげ」と書かれた看板が立てかけられている。
日帰り入浴を積極的に受け入れていることが分かって、安心しててフロントに向かった。

バーベキューも出来る広いデッキ。海峡を間近に見下ろし眺望抜群だ。

やや古びた雰囲気のロビー。

現在の淡島神社社殿は昭和54年(1979年)に、傷みが進んだ社殿を覆うように造営されたもの。

温泉名 : 加太(かだ)温泉

露天風呂の全体風景。天然石板を底にも敷き詰めてなかなか良い雰囲気の浴槽だ。日帰り入浴は、11時から15時まで、料金は1200円と高いが、タオル(無料)、バスタオル(貸与)渡される。

赤みがかった石で縁取った6人規模の内湯。温泉は29℃の炭酸水素塩泉(重曹泉)だが、加水のためか、ヌルスベ感は薄かった。