三方を山に囲まれ、砂利を敷き詰めた河川敷に建てられてプレハブの小屋で営業。

むき出しのパイプ、左が温泉、右が水。飲泉用に柄杓が置いてあったが、許可取得済みか不明。

ふだんは女性用と思われるいたってシンプルな露天風呂。夏はアブ・ブヨ避けに蚊帳が吊られる珍しい写真を拝見した。

檜だろうか、木製の風呂。他にポリバスもあるようだ。

掛け湯用かな?左に踏み台があるので入浴用?

手作り感たっぷりの事務所兼休憩所。お茶や水は自由に飲める。

姫川を見下ろす小高い地にある。

この道を下って来る。隘路だが距離は短い。

国道からほんの少し旧道に入り、旧湯原洞門前の狭いダート道を下る。

温泉・施設名 : 湯原温泉 

小谷村には、姫川及びその支流に沿って小谷温泉小谷温泉奥の湯、姫川温泉・島温泉・深山の湯、来馬温泉・奉納温泉・下里瀬温泉・奥白馬温泉・白馬乗鞍温泉・栂池温泉など小さな温泉地や日帰り温泉施設が11ヶ所ある。

これらの中で最も歴史があり、温泉好きに知られているのが日本百名山の雨飾山の南麓、標高850mにある小谷温泉である。

この11湯の他にも蒲原・白馬・猫鼻温泉などがあったが、平成7年の姫川の氾濫により、源泉や建物に壊滅的被害を受けて廃業した。

その後、かって猫鼻温泉を営業していた人が、湯原地区の河川敷をボーリングしたところ、わずか17mで温泉が湧出、2011年6月からプレハブ造りの建物で営業を開始したのが湯原温泉猫鼻の湯だ(アスターク同人公式ブログより)。

国道148号線を新潟県の糸魚川方面からだと、湯原トンネルを通り抜けてすぐの旧道を左折して下り、白馬方面からだと「道の駅小谷」を通り過ぎて2km、湯原トンネル手前を右折して下る。
何れの方向から来ても幟が乱立しているので見落とすことは無いが、河原へ向かう下り坂は短いがダートの隘路である。

湯原温泉 猫鼻の湯 (長野県)

同じ小谷村の小谷温泉山田旅館に2度目の宿泊(日本秘湯を守る会の無料招待)。
途中どこにも立ち寄らず、小谷村の数多い鄙びた温泉の何処かで入浴することに決めて、候補地を探した。

小谷村観光協会のHPに掲載されている11湯を1湯ごとにチェックを入れたが、その最中に偶然、相互リンクさせて頂いているセットンさんのHPの記事がヒットし、そこから辿って猫鼻の湯という奇妙な施設名を発見、一発でここを訪れことに決めた。

砂利を敷き詰めた小高い河川敷に建てられた湯小屋で500円を支払って露天風呂に向かおうとすると、「今日、男用が壊れたので女性用に入ってくれ」とのことで、言われた通りにそちらに向かった。

2mx3mほどの長方形のシンプルな露天風呂で、鉄分のせいだろうか、加水された透明感がある赤茶色の温泉がかけ流しされていた。

姫川と並行して走る国道148号沿い、平成7年の大洪水で廃業した小谷村の猫鼻温泉の経営者がボーリングして再開した湯原温泉猫鼻の湯。手作り感覚の湯小屋での入浴は、温泉好きにはたまらないだろう。小谷温泉山田旅館の2回目の宿泊の際に立ち寄った。

所在地 : 北安曇郡小谷村(おたりむら)大字北小谷

小谷村は長野県の最西北部に位置し、村の東部は上信越高原国立公園に含まれて新潟県妙高高原に接し、雨飾山など標高2000m前後の山が聳えている。

西部は中部山岳国立公園を含み、白馬連峰の標高2500m前後の山々が連なり、村の中心部は峡谷型の地形になっていて中央を姫川が流れている。
その姫川沿いにはJR大糸線と国道148号線が走っている。
全面積の88%が森林が占め、耕地は僅か3%に過ぎない。

村域にはスキー場としても知られる栂池高原がある。
ゴンドラリフトとロープウェイを乗り継いで、2000m程のところまで行くことが出来、天候に恵まれれば白馬連峰の雄大な景観が目の前に展開する。

様々な高山植物が分布しており、約100haの広さの高層湿原をそのまま自然公園とした栂池自然園があり、5月中旬は大雪原の雄大な景色、6月中旬になると水芭蕉・チングルマ・ニッコウキスゲなどの大群落が咲き誇る。

データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
住 所 北安曇郡小谷村大字北小谷
電 話 不詳
交通機関 長野自動車道豊科ICから国道148号線等で約65km(推定)
宿 泊 不可
泉 質 ナトリウム・マグネシウム・カルシウムー炭酸水素塩・塩化物泉(54度 pH7.0 ほとんど無色透明 鉄味、硫化水素臭)を加水して掛け流し。
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
施設(日帰り) 休憩所、 駐車場
日帰り入浴時間 午前10時〜午後6時
定休日 不詳
入浴料金(日帰り) 大人500円
風 呂 男女別露天風呂:各2他
浴室備品 特に無し
食事・土産 道の駅小谷で両方可能
観光スポット 栂池高原・白馬・妙高高原
近くの温泉 小谷温泉・小谷温泉奥の湯、姫川温泉・島温泉・深山の湯、来馬温泉・奉納温泉・下里瀬温泉・奥白馬温泉・白馬乗鞍温泉・栂池温泉
小谷村HP
観光連盟HP
http://www.vill.otari.nagano.jp/
http://www.vill.otari.nagano.jp/kanko/

これとは別に、山側に男女別の露天風呂があったが、家内を待たせることになるのでパスした。これについてはせっとんさんの記事をご覧ください。

国道148号線、糸魚川方面から湯原トンネルを過ぎてすぐに湯原温泉の看板と沢山の幟が左手に見えてくる。2km先の道の駅小谷にも、かけ流しの温泉施設「深山の湯」がある。

施設名 : 猫鼻(ねこはな)の湯 (入浴日:2012.10.4)

小谷温泉山田旅館からの風景。