赤湯温泉 好山荘 (福島県)
所在地 : 福島市土湯温泉町 
温泉名 : 赤湯温泉
データ (データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
住 所 福島県福島市土湯温泉町鷲倉山1−6
電 話 0242−64−3217
交通機関 東北自動車道福島西ICから国道115号線で約30km
磐越自動車道猪苗代磐梯高原ICから国道115号線で約35km
東北新幹線福島駅から磐梯吾妻スカイライン行き(5月1日〜11月7日 1日2便運行)バスで1時間、新野地温泉下車徒歩15分(新野地温泉から送迎有り)
施 設 休憩所、駐車場(50台)
宿 泊 14室(T10 BT無し4) 
8,550 円 〜 15,900 円(日本秘湯を守る会HPに拠る)
泉 質 単純温泉単純硫黄泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 10時〜15時(予約不要)
定休日 不定休
入浴料金 大人500円
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1
浴室備品 内湯のみにシャンプー・ボディソープ・ドライヤー・ロッカー
観光スポット 磐梯山、桧原湖、五色沼、秋元湖、磐梯吾妻スカイライン(日本の道100選)、吾妻高原、浄土平
近くの温泉 土湯温泉郷、土湯峠温泉郷(野地温泉・新野地温泉・鷲倉温泉・幕川温泉)、高湯温泉
日本秘湯を守る会HP
福島市観光協会HP
http://www.hitou.or.jp/
http://www.f-kankou.jp/
雑記帳 土湯峠温泉郷の日本秘湯守る会会員旅館

新野地温泉:相模屋
鷲倉温泉:鷲倉温泉(温泉名に同じ)
幕川温泉:吉倉屋
幕川温泉:水戸屋
赤湯温泉:好山荘

福島市は東京からおよそ260km、西側の奥羽山脈と東側の阿武隈高地に挟まれた福島盆地の南西部分とその周辺の山岳・丘陵地帯が市域である。

市内からは西に吾妻連峰を、南西に安達太良山を仰ぐ。
古来から交通の要衝だったが、現在でも東北道の他、国道4号線から分岐する国道13号線の起点であり、鉄道では東北新幹線と山形新幹線の分岐となっている。


市域最大の観光スポットは、磐梯朝日国立公園に属する土湯峠から平均標高1,350m、最高標高1,622mを走り高湯温泉に至る29km、吾妻連峰を縫うように走る磐梯吾妻スカイライン(日本の道100選)である。
途中、噴煙が舞いあがる一切経山(1949m)と吾妻小富士(1,707m)の間に開けた浄土平では、荒々しい山塊を間じかに見ることが出来る。

吾妻連峰の麓を走る14kmの道はフルーツラインの愛称がつけられ、季節になると桃・サクランボウ・梨・リンゴ・ブドウなどの果物狩りが出来る直販所が店を開く。

フルーツラインのはずれにあるJA直販所で親戚知人の分を含めて大量に購入した。しかし、放射能の風評被害で山梨の半分の価格だったが、それでも買う人が少なかった。写真は通称黄金桃、これで1500円だった。

施設名 : 好山荘 (入浴日:2011.8.19)

国道115号線は、猪苗代湖から日本百名山の3名峰(磐梯山・吾妻山・安達太良山)の山麓を縫うようにして進むこと約70km、福島市に至る。
途中、この国道が最も標高を上げるのが「土湯峠(1、240m)」だ。
この峠周辺にある5つの温泉を総称して土湯峠温泉郷と呼ぶ。

野地温泉新野路温泉・鷲倉温泉・幕川温泉・赤湯温泉がそれで、幕川温泉が2軒以外は一軒宿で、どこも湯量が豊富、すべての風呂が掛け流しである。

ここの6軒の旅館の内、野地温泉ホテルを除く5軒がすべて日本秘湯を守る会加盟の宿であることからして分かるように、どこも大なり小なり秘湯の雰囲気を持った温泉好きにはたまらない宿ばかりである。
中でも、新野地温泉バス停から徒歩で15分ほどのぶなの原生林に囲まれた赤湯温泉好山荘は、最も素朴で秘湯度の高い旅館で、季節になると敷地内に水芭蕉が咲くという珍しい宿でもある。


磐梯吾妻スカイライン入り口、土湯峠(1240m)周辺には5ヶ所の温泉があり、これを総称して土湯峠温泉郷と言う。
6軒の宿の内、5軒が日本秘湯を守る会加盟の宿、この内、最も秘湯度合いが高い赤湯温泉・好山荘に立ち寄った。
宿のペット、小次郎が出迎え。赤いトタン屋根の建物はまさに秘湯の雰囲気十分。
土湯峠(1240m)付近から磐梯山(1816m)を遠望。
土湯峠のすぐ近く、福島市内と磐梯吾妻スカイラインを結ぶ県道30号線から外れて500mほど入った僅かな平地に日本秘湯を守る会の宿・好山荘(こうざんそう)がある。

近年、この会加盟の宿の中には、秘湯と呼ぶには佇まい・料金ともあまりにもかけ離れた立派な旅館が増えてきているが、好山荘はいまだ自炊棟もある文句無しの秘湯の宿である。
いまどき、自分のHPを持っていない宿は珍しいが、好山荘もその珍しい例だ。
唯一、日本秘湯を守る会のサイトから必要最低限の情報を得られる。
これに寄れば、4月中旬 〜 11月下旬のみ営業(冬季休業)となっているが、2011年度版の温泉旅館ガイドブック(まっぷる温泉&宿東北)では、休業期間の記載は見当たらず、どちらが現状か定かでない。

一般宿泊の部屋数は14室、内トイレ付きは10室だが、ここでもガイドブックと会の情報は食い違い、前者ではシャワー付きトイレ、後者では和式・洋式(シャワー無し)となっている。
建物の外観からすると、後者の情報が正しいと思われるが、この点いついても確認していない。
宿泊料金は1室2名で1人8,550 円 〜 15,900(税サ込み)となっている(守る会HP)。 

県道からそれた好山荘への道は、凹凸がひどく、尖った岩石がいたるところで露出した筆舌に尽くしがたい悪路で、替えたばかりのタイヤがパンク。

豪雨による表土流出の為か、荒れるにまかせていたせいか分からないが、この日、ダンプカーがが来ていたので、現在は修復されているかもしれない。

とりあえずか細いスペアタイヤと入れ替え、翌日、福島市内で1本購入して30,000円、立ち寄り入浴が30、500円についた(涙)。
初のパンク体験。JAFを呼んだら1時間弱で来てくれた。この若い方に、放射能風評被害の中、よく福島に来てくれたと大いに感謝された。
単純(鉄)泉の男性用内湯。もう一つ楕円形の内湯があり、これに入浴されている男性もおられるので時間や日替わりで男女入れ替えになるのかもしれない。
左の内湯より濃い茶色なのは時間経過のためか。この色が温泉名(赤湯温泉)の由来だろう。
建物から少し離れたところにある露天風呂。こちらは単純硫黄泉で、青っぽい乳白色の温泉だ(宿では赤湯に対し、白湯と呼んでいた)。入浴した風呂の温度は、すべて適温ないしは少し熱めくらいだった。
廃物のタンクを利用した愉快な脱衣場。

好山荘のご主人は、大工で冬場はこけしを作るそうで、手作りはお手の物のようだ。

大きな地図で見る
お馴染みの提灯は、普通、玄関先とかのコーナーにかけられるが、珍しくも館内ど真ん中に吊るされているた。
文字の大小・間隔・構図、それに温泉マークの位置・形、どれをとっても凡人に真似ができない感覚。
県道に立つ案内板。ここから5分は「徒歩」でだろうか、それとも悪路なので注意してゆっくり運転して5分なのか不明。