旧中山道の妻籠宿にほど近く、木曽路随一の規模を誇る南木曽温泉ホテル木曽路の目の前にある「あららぎ温泉湯元館」を5年ぶりに再訪した。
製材所が経営する日帰り温泉施設で、珍しい高野槇の風呂はとても贅沢、ぬるすべのアルカリ性単純温泉を掛け流しにしている。手軽な料金で食べられる食事処があるので、昼時に寄るには便利だ。
南木曽と書いて「なぎそ」と読む。長野県の南西部、木曽谷の南に位置し面積の94%が森林、県下で最も人口が少ない町である。
町の中央を流れる木曽川は、流域60kmに渡りV字谷状地形を造り上げ、木曽の桟・寝覚めの床などの景勝地がある。
木曽川に流れ込む支流の上流には、木曽を代表する渓谷美を誇る柿其渓谷、日本の滝100選の田立の滝などの名勝がある。
町域には、旧中山道の宿場町として栄えた「妻籠(つまご)宿」と「三留野宿」がある。
特に妻籠宿は、南側にある馬篭(まごめ)宿とともに、木曽路最大の観光スポットとして多くの観光客が訪れる。
中山道と飯田街道の分岐点にある妻籠宿は早くから地域ぐるみの町並み保存が展開され、他に先駆けて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。
重要文化財の脇本陣奥谷をはじめ、江戸の風情を残す数多くの民家や店が軒を連ねている。
珍しい高野槇の湯船は2Mx3m位、まことに美しい浴槽だ。
住 所 | 長野県木曽郡南木曽町吾妻2333 |
電 話 | 0264-58-2365 |
交通機関 | 中央自動車道中津川ICから国道19号線・256号線で約25km JR中央本線南木曽駅からおんたけ交通バス保神行きで20分、ホテル木曽路前下車すぐ |
施 設(日帰り) | 食事処、売店、休憩所(無料)、駐車場(60台) |
宿 泊 | 不可 |
泉 質 | アルカリ性単純温泉 |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 | 10時~20時 |
定休日 | 毎週火曜日(この日が祝日ならば翌日) |
入浴料金 | 大人(中学生)550円 子供(3歳~小学生)300円 |
入浴施設 | 内湯男女各1 |
浴室備品 | シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット | 妻籠、馬篭、花桃(4月下旬~5月上旬 季節で変動)、柿其渓谷、寝覚めの床 |
お土産・食事 | 館内で食事・土産可能 |
近くの温泉 | 富貴畑高原温泉、滝見温泉、南木曽温泉、柿其温泉、中津川温泉、苗木温泉、昼神温泉 |
南木曽町HP 観光協会HP あららぎ温泉HP |
http://www.town.nagiso.nagano.jp/ http://www.nagiso-town.ne.jp/ http://www.araragi-onsen.com/ |
雑記帳 | 「木曽路はすべて山の中である」の一節から始まる島崎藤村の名作「夜明け前」の舞台となった木曽路は、正確には中山道の一部である。 南木曽町にある妻籠宿は、木曽路十一宿の中でもとりわけ江戸時代の面影を色濃く残している宿場で、ここに足を踏み入れるとタイムスリップした気持ちになる。 |
食事処の「食事処 ひのき」のメニューはいたって庶民的。さすが木曽、本場の木材を贅沢に使用し、温もりある雰囲気を漂わせている。
身を沈めると、温泉がざざぁと溢れ出る快感がたまらない。
食事処「ひのき」と入口が一緒のあららぎ温泉。
馬籠(まごめ)と並び木曽路最大の観光スポットである妻籠(つまご)。
あららぎ温泉 湯元館 (長野県)