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きそふくしま温泉 湯元 二本木の湯 (長野県)
施設名 : 湯元 二本木の湯 (入浴日:2008.9.30)
住 所 |
長野県木曽郡木曽町新開6013−1
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電 話 |
0264−27−6150 |
交通機関 |
長野自動車道塩尻ICから約70km
中央道伊那ICから権兵衛トンネル経由で約40km(推定)
中央自動車道中津川ICから約70km(推定)
JR中央本線木曽福島駅からタクシーで20分
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施 設(日帰り用) |
食事処、休憩所、売店、駐車場 |
宿 泊 |
不可
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泉 質 |
含二酸化炭素ーカルシウムー炭酸水素塩冷鉱泉 |
適応症 |
不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
立ち寄り入浴時間 |
10時〜19時(受付は18時30分) |
定休日 |
毎週木曜日 |
入浴料金 |
大人 600円 小学生400円 |
入浴施設 |
内湯男女各1 |
浴室備品 |
シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット |
唐沢の滝、御岳登山・トレッキング、スキー、御岳ロープウエイ、木曽馬の里、尾ノ島の滝、木曽福島宿、奈良井宿、寝覚ノ床、妻籠・馬篭、高山
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お土産・食事 |
館内で両方とも可 |
近くの温泉 |
御嶽明神温泉、西野温泉、木曾御嶽温泉、濁河温泉、鹿の瀬温泉、木曾温泉 |
木曽町HP
観光協会HP
二本木の湯紹介HP
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http://www.town-kiso.com/
http://www.kankou-kiso.com/
http://www.nanchara.net/nihonngi/index-nihonngi.htm |
雑記帳 |
木曾と言えば、現在の岐阜県側にあるというイメージを持っていた。
木曾谷は、木曽川上流の渓谷一帯を言うが、調べてみると現在の長野県の木曽郡・塩尻市楢川地区・松本市奈川地区、岐阜県の中津川市神坂、馬籠、山口地区に該当するようだ。
また、歴史的に見ると、かっては美濃国恵那郡に属していたが、信濃国と所属がしばしば争われた。
9世紀後半の貞観年間には勅命による検分が行われ、県坂上岑(鳥居峠)を境界とし、岐蘇・小岐蘇の所属は美濃国恵那郡絵上郷と定められたが、平安末期になると、源(木曾)義仲が信濃国木曾の住人とされたように、「木曾谷は信濃」という認識が生まれた。
これらからすると、私の木曾は岐阜県(旧美濃国)といったイメージもまんざら間違っていないようだ。
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データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
木曽の山並み
木曽町は長野県の南西、木曽郡の中央部にある町で、2005年11月1日、木曽福島町と周辺の日義村・開田村・三岳村が合併して誕生した。「日本で最も美しい村連合」の一つだ。
町の西には、古くから信仰の山として崇められてきた御嶽山(おんたけさん 日本百名山)が聳えている。
活火山の御嶽山は岐阜県との県境にあるが、最高峰の剣が峰(3067m)は木曽町にある。
御嶽山は、新字体で標記した御岳や御岳山と表記されることが多く、木曾地方の盆踊歌・木曾節でお馴染みの山だ。
木曽のナー 中乗りさん 木曽の御岳 ナンジャラホーイ
夏でも寒い ヨイヨイヨイ ヨイヨイヨイノ ヨイヨイヨイ
因みに「中乗り」の通説は木曽川の筏師のことを指すそうだ。
木曽路の温泉のおよそ三分の二が木曽町に集中していて、その温泉名がきそふくしま温泉である。
木曽福島中心部に程近い国道361号線落合バス停から旧飛騨街道に入って10分北上、木曽駒が岳を仰ぐ山間の里に、きそふくしま温泉の湯元がある。
昔から飛騨街道を行く旅人や地蔵峠を越えて御嶽山に修行に行く人が利用してきたという二本木温泉がそれだ。
この日、前日宿泊した濁河温泉を出発、諏訪方面に向う途中に立ち寄ったのが炭酸泉で皮膚に泡がまとわりつくと聞いていた二本木の湯だった。
ガイドブックでは、二本木温泉の名称が冠せられている。しかし、木曽町観光協会のHPでは二本木温泉の名でなく、「きそふくしま温泉二本木の湯」となっていたので、これに拠ることにした。
秘湯のロケーションに所在する二本木の湯
御嶽山の南側、旧飛騨街道の奥深い山里に湧き、木曽福島温泉の湯元である日帰り施設・二本木の湯で皮膚に泡がまとわりつく炭酸泉を楽しんだ。
写真左:受付
写真右:休憩所兼食事処
写真下:ももちゃん11歳、先日小熊を噛み殺したそうだ!
施設は近年建て直されたのだろうか、安普請だが白壁の外観が真新しく見える。
しかし館内に入ると地元密着型の施設特有の雑然とした雰囲気に溢れていて、なんとなく気持ちが安らぐ。
露天風呂は無く内風呂のみ、浴室の床も浴槽も天然石を敷き詰めているが、温泉成分で赤茶けていてなかなかの雰囲気を醸し出している。
緑茶色の温泉が浴槽一杯に張られ、縁から静かに流れ出し床を濡らしている。
温泉は地下80mから湧出する炭酸泉(含二酸化炭素ーカルシウムー炭酸水素塩冷鉱泉)で、温度が9.1度と低いので当然のことながら加温しているが、口に含むとシュワーとした強い炭酸味がする。
入浴して驚いた。
加熱しているので付かないと思っていた細かな気泡があっという間に体にビッシリ付着して、くすぐったくなるほどだ。
後で地元の人に聞いたが、浴槽には別に加熱していない源泉を常時注いでいて、これによって泡が付着するのだ。
10人程度が入れる中規模の風呂は温泉で変色している。
あっという間に泡が腕にまとわり付いた。
温泉が溢れ出て床を濡らすしている。
白い泡が浴槽に打ち寄せられている。ここでは20円で20リットルの温泉を購入できる。