住 所 | 岐阜県下呂市小坂町落合濁河温泉 |
電 話 | 0576−62−3373 |
交通機関 | 高山駅からJR高山本線で32分、飛騨小坂駅下車、濃飛バス濁川温泉行きで1時間25分、終点下車。
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施 設(日帰り) | 湯上り処 駐車場(30台) |
宿 泊 | 不可 |
泉 質 | ナトリウム・マグネシウム・カルシウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉 |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 | 4月下旬〜11上旬営業(この間は無休) 9時〜16時(要予約) |
定休日 | 上記期間以外は休業 |
入浴料金 | 大人500円 |
入浴施設 | 露天風呂男女各1 |
浴室備品 | シャンプー、ボデイソープ、ロッカー |
観光スポット | 御岳山、仙人滝、巌立峡、チャオ御岳スノーリゾート、日和田高原、開田高原、 下呂合掌村、高山、寝覚ノ床、奈良井宿、乗鞍高原 |
お土産・食事 | 温泉街で昼食取れるところ見かけなかった。下呂温泉、開田高原などの食事処利用。 |
近くの温泉 | 秋神温泉、西野温泉、木曾御嶽温泉、下島温泉、湯屋温泉、飛騨川温泉、下呂温泉、乗政温泉、飛騨金山温泉 二本木温泉(きそふくしま温泉湯元二本木の湯)、御嶽明神温泉(やまゆり荘) |
下呂市HP 飛騨小坂HP |
http://www.city.gero.lg.jp/ http://hida-osaka.com/ |
雑記帳 | 長年の念願だった濁河温泉に宿泊、これを利用して周辺の幾つかの温泉・施設に立ち寄ったが、ここ市営露天風呂と長野県側の日帰り施設・御嶽明神温泉 やまゆり荘の露天風呂は、これまで入浴した数多い露天風呂の中でも、ベスト10に軽くランクインする素晴らしいものだった。 |
複数の宿がある温泉地としては日本で最も高所にある温泉地に相応しく、鬱蒼とした原生林に白樺が交る林間に、多くがロッジ風の宿が10軒ほど点在する濁河温泉。
その中ほど、堂々たる構えの旅館御岳の先の斜面に市営露天風呂が湯煙を上げている。
冬季は閉鎖され4月下旬から11月上旬までの営業、この間は無休で、入浴時間は午前9時から午後4時までとなっている。
入浴料は大人500円だ。
駐車場に車を停め、山小屋風の館内に入ると、木曾の木材をふんだんに使用した素朴な湯上り処や休憩室が設けられている。
その名の通り露天風呂しかないが、これがまた素晴らしい。
急勾配の山の斜面のわずかな平地を利用して、巨石を随所に配置した大きな露天風呂、一度に50人は入れるだろう。
大きいだけに湯の温度が場所によって変わり、自分の好みの温度を選べる。
日本百名山・御岳山(3067m)の6合目に当たる標高1,800m、群馬県万座温泉と並び最も高所に位置する濁河温泉。原生林の真っ只中、加水・加温無しの緑がかった硫酸塩温泉があふれ出る大きな露天風呂は文句なく素晴らしい。
濁河温泉は長野県と岐阜県の県境にあり、日本百名山の一つで古くから信仰の山であった御嶽山(=御岳山、3067m)の6合目付近、1800mの高地に湧く秘湯である。
群馬県の万座温泉とともに、複数の宿がある温泉地としては日本最高所にある。
濁河温泉へは2つのルートがある。
一つは国道361号線の日和田高原から県道463号線に入るルートで、今回はこれを利用したが、覚悟していたような難路ではなかった。
二つ目は国道41号線、下呂温泉の北、飛騨小坂から県道437号線に入り、鈴蘭峠を経由するルートである。
もう一つ、高山市方面から国道361号線に乗り、日和田高原手前の秋神貯水池から県道435号線に乗って秋神温泉経由で来るルートがあるが、これはかなりの隘路でお勧めできない、と宿の方にお聞きした。
2004年3月、益田郡の下呂町・小坂町等5町村が合併して下呂市が誕生した。
下呂市は県の中東部に位置し、北は高山市、南は加茂郡、西は郡上市、東は長野県の中津川市と接している。
周囲は霊峰・御嶽山をはじめ1000m級の山並みが迫り、中央を飛騨川が流れる。
奈良時代後期、この地には、宿駅として下留(しもつとまり)が置かれていた。
これが室町時代には、音読みとなって「ゲロ」と読まれていたことを明かす古文書が残っている。
観光では日本三名泉の下呂温泉を中心に、中山七里の渓谷美で知られる飛騨木曽川国定公園が市域に展開し、年間300万人の観光客を集めている。
また、今回の合併により、万座温泉(群馬県)と並んで標高が最も高い濁河(にごりご)温泉も市域に入った。
木曾の木材をふんだんに使った山小屋風の管理棟。
折からの雨に森も石も濡れてしっとりした雰囲気、周辺には静寂が漂う。自然と造形が合体した見事な露天風呂だ。これを最後まで独占、豪儀な入浴となった。
旅館御岳の谷の途中にある混浴露天風呂
下呂温泉を代表する老舗旅館・湯之島館。