施設名 : 床浪(とこなみ)荘 (ホテル富貴の森別館 入浴日:2009.4.27)
町域には富貴畑高原温泉郷・南木曽温泉郷それに柿其温泉と3つの温泉がある。
木曽地方の南部、国道19号線を吾妻橋で右折して昼神温泉方面に向う国道256号線に乗り換え、妻籠宿から南木曽温泉郷を通り過ぎる。
その先、案内板に従って国道から左折して山道を進むと、標高1000m前後の高原に富貴畑高原温泉が現れる。
中央道中津川ICから約30kmの距離だ。
地元では、2つの宿「ホテル冨貴の森」と別館の「床浪荘」がある富貴畑高原温泉と1軒宿の滝見温泉と合わせて富貴畑高原温泉郷と称している。
伊那谷と木曽谷を結ぶ国道256号線の南部は「はなもも街道」と呼ばれている。
昼神温泉から北上、南木曽町の富貴畑高原温泉・南木曽温泉から阿智村に至る国道沿いには、数千本の花桃が植えられ、4月下旬から5月上旬にかけて、赤・ピンク・白の華やかな花が咲き誇る。
南木曽と書いて「なぎそ」と読む。
長野県の南西部、木曽谷の南に位置し、面積の94%が森林、県下で最も人口が少ない町である。
町の中央を木曽川の急流が流れ、60kmに渡るV字谷状地形を造り上げ、木曽の桟・寝覚めの床などの景勝地がある。
木曽川に流れ込む支流の上流には、木曽を代表する渓谷美を誇る柿其渓谷、日本の滝100選の田立の滝などの名勝がある。
町域には、旧中山道の宿場町として栄えた「妻籠(つまご)宿」と「三留野宿」がある。
特に妻籠宿は、南側にある馬篭(まごめ)宿とともに、木曽路最大の観光スポットとして多くの観光客が訪れる。
中山道と飯田街道の分岐点にある妻籠宿は早くから地域ぐるみの町並み保存が展開され、他に先駆けて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。
重要文化財の脇本陣奥谷をはじめ、江戸の風情を残す数多くの民家や店が軒を連ねている。
中山道の宿場町の面影を残す妻籠宿は、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
馬籠宿と並び木曽路最大の観光スポット・妻籠宿に程近く、標高1000mにあって、ドイツ原産の華麗な花桃が咲き誇る「富貴畑高原温泉・ホテル富貴の森」に宿泊、その際に別館の床浪荘に無料入浴をした。
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
電力会社の社長だった福沢桃介(福沢諭吉の娘婿)が、ドイツのミュンヘンで一本の木から三色の花が咲く花桃を見かけ、その美しさに魅せられて3本の苗を購入、これを木曽の発電所に植えたのが始まりと言われている。
床浪荘は、宿泊した「ホテル富貴の森」の別館で、100mほど離れているが同一敷地内にある。
1985年(昭和60年)、木材会社会社会長の志水豊次郎さんが、本家が所有する山の標高1200m地点の山林で500m掘削したところで100リットル/分の温泉が噴出、旅館・床浪荘を開業したのが始まりだ。
部屋数は10室余り、料金は1人12,000円前後で宿泊できるようだ(HPに宿泊料金が記載無く詳細不明)。
風呂は男女別の内湯と、山の斜面を利用した眺望の良い露天風呂がある。
温泉は泉温18.7℃、pH8.78のアルカリ単純硫黄冷鉱泉で、当然加温している。
日帰り入浴は10時30分〜18時(予約不要)、料金は大人700円。
宿泊したのは4月の27日、1000m級の山々に囲まれた高原の一角を占める広い敷地に植えられた数百本の花桃が満開で、重たげなピンクと白の花が華麗に咲き誇っていた。
手前にジャグジーの樽風呂、下段に檜風呂
木の温もりが心地よい。
縁が檜の内風呂
床浪荘