白山スーパー林道を行く2泊3日の旅

2008年6月13日〜15日 走行距離:803km

国道沿い、御母衣ダム湖畔に樹齢450年の2本の巨大な桜、有名な荘川桜だ。
ダム建設の際に湖底に沈むはずだったが、関係者の努力によりここに移植された。



作成 2009.2.4

● 平瀬温泉 藤助の湯ふじや(岐阜県)

愛犬・アルも一緒に。

前回は奥飛騨温泉郷へ向かう途中の慌ただしい観光。今回は地元に泊まるのでゆったりと散策した。ここには100棟ほどの合掌造りが保存されている。

ここの「心打亭」でソバの昼食。なかなか美味だった。

荘川ICで降りてすぐ、5連の水車が回る「そばの里荘川(05769−2−3100)」に立ち寄る。

ひるがの高原SAで小休止。展望台からは大日ヶ岳(1709m)、遠くに白山が見える。

それにしても、片道3,150円は高い!

念願の山岳道路・白山スーパー林道を走り、日本秘湯を守る会の宿である「平瀬温泉藤助の湯ふじや」及び「中宮温泉にしやま旅館」に宿泊、アクセスがスリリングな大白川露天風呂にも立ち寄り、世界文化遺産の2つの合掌造りの里も観光した。

鷹巣温泉・鷹巣荘 (福井県)


● くろば温泉(富山県)


 旅館・施設又は風呂の写真をクリックすると記事へ。

● 白山杉の子温泉(石川県)

● 大白川露天風呂(岐阜県)

1日目

世界文化遺産・白川郷の合掌造りの里に向かう

最終日に立ち寄る源泉かけ流しの日帰り施設を探す。



加温・加水無しの純粋なかけ流し。木造の風呂も渋い色だこれぞ秘湯の風呂、感動の極み。

昼食は、この日もコンビニで買ったお握りを走りながら食べたようだ(どこかで昼食を取った記録・記憶無し)。

田園地帯、国道360号線沿いの素朴な日帰り施設。小さいながらも桧の風呂は源泉かけ流しだ。

3日目

朝風呂、アルと近くを散歩、朝食。

冬期は閉鎖される道。隣の方はこんな道でもコックリコックリ。

欄干がなく、うねり、何故か片側に傾く橋を渡る(写真は余裕が出てきた帰途に撮影)。

普通、秘湯への最後の隘路はせいぜい数キロだが、ここは長かった!ロッジにようやく到着。

国道を引き返して今宵の宿へ。

温泉粥

薬師堂前の立派な足湯(奥)

旅館の横を流れる渓流




2日目

日本秘湯を守る会の宿だ。

ロビーにある薪ストーブ

和洋室の客室、最近は極力ベッドの部屋を予約する。


宿をチェックアウト、残りのスーパー林道を通り、国道360号線で北陸自動車道小松IC方面へ向かう。

● 中宮温泉にしやま旅館(石川県)

国道156号線をさらに北上。


いつもなら一か所の立ち寄りで満足するところだが、この日は珍しく「もう一軒」の意欲が湧いて、昨夜見つけていた福井市内の宿に向かうべく、国道8号線から国道305号線で日本海側を走る。
途中の芦原温泉・名勝東尋坊は通過。

コンビニで買った焼きそばをここで食べた。

途中、「道の駅一向一揆の里」に立ち寄る。あらためて加賀の一向一揆を思い起こした。

五箇山の合掌造りを紹介するため、国道沿いにある日帰り施設・くろば温泉で入浴。

岐阜県の宿では定番、朴葉味噌がつく。これがまた美味しい!

● 大白川温泉しらみずの湯(岐阜県)

    最高標高1445mを通過。

白山スーパー林道は、霊峰立山の北側、石川県尾添から中宮温泉を経て、岐阜県白川郷へ通じる全長33.3km、幅6.5mの有料道路である。

この日は快晴、左手に6月でもまだ雪が残る文字通りの白山を眺めながら、想像していた以上に快適な林道をドライブした。
さすがに隣の方もこの間は景観を楽しんでいた。

朝風呂・アルの散歩そして庭で朝食。

午前7時過ぎ自宅発

東尋坊と越前岬の間にある国民宿舎鷹巣荘の風呂は源泉かけ流しだ。露天風呂からは日本海が見える。

白川郷まで引き返して、いよいよ白山スーパー林道へ。快適な2車線と聞いているので緊張感はゼロ。
乗ってすぐに白川郷を見下ろせるスポットがある。

露天風呂の先にはダム湖が広がり、なかなか爽快な風呂だ。

いつもの通り有料道路の京奈和道路・京滋バイパスを利用して名神高速道路へ。
一宮JCTで全通した東海北陸自動車道に乗り換えて高山方面に向けて北上。

越前岬の呼鳥門を観光、ここで喫茶してから鯖江IC北陸自動車道に乗り自宅に向かった。


途中、重要文化財・岩瀬家の合掌造りを観光。

白川郷があまりにも有名なので影が薄いが、こちら富山県五箇山の合掌造りの里も世界文化遺産だ。山の斜面にあり鄙びていて、観光客も少なく撮影スポットも多い。

渓流と山の斜面の間、猫の額ほどの土地に鄙びた宿が4軒。

これぞ秘湯の宿の雰囲気が横溢。

炉が切られた広縁。



谷を巻くようにして走る林道。宿泊地・中宮温泉までもうすぐだ。

ここも日本秘湯を守る会の会員旅館。これまでこの会の宿は40ヶ所以上で宿泊・入浴したが、久しぶりにこれぞ秘湯の温泉地・宿・風呂に出会った。満足。

当初は立ち寄ろうと思った谷底の秘湯・親谷の湯への入口。あまりに急傾斜な階段を見てすぐに断念。根性ないが腰に支障がある身にはきつい。

ふくべ大滝(86m)

白山を観ながら快適なドライブ。毎年6月5日から11月10日頃まで開通している。

幸い、往復ともすれ違う車がなく、無事国道156号線へ。やれやれ。
再び国道を北上、昨日観光した白川郷を通過、富山県の五箇山へ。

風呂は露天風呂のみ。わずかに硫黄の臭いがする。

眼前、白水湖の向こうには日本百名山・白山五山の一つ、別山(2399m)が間近に見える。

午前9時宿をチェックアウト。かなり緊張した出発だ。この日の最初の目的地が隘路を15kmほど走る大白川露天風呂だからだ。

風呂はかけ流し、源泉は15kmほど離れた地獄谷から引き湯。

食事は堀炬燵式の食事処で。もちろん飛騨牛も出た。

山と川の食材のみ、肉無し。

宿泊する平瀬温泉近くにある「大白川温泉しらみずの湯」で入浴。

日帰り施設にしては珍しくかけ流しだ。