咲花温泉 いろりの宿 ホテル平左ェ門 (新潟県)

咲花温泉の歴史は浅く、開湯は昭和29年(1954年)だ。
阿賀野川の河畔に湯の花が浮いていることから発見された自然湧出の温泉である。
この場所は元々「先鼻」と呼ばれていたが、これを「咲花」に改名し温泉地としてPRしていった。

新潟県下の越後湯沢温泉月岡温泉のように大型資本が流入しなかったので俗化せず、現在でも静かで鄙びた温泉街を形成している。
旅館組合のHPによれば、現在、8軒の湯宿が営業している。
ほとんどの宿が、客室や風呂から滔々と流れ下る阿賀野川を観ることが出来る。
共同浴場は無いが、多くの宿が日帰り入浴を受け付けている。

源泉は1ヶ所、泉質は含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉で、源泉温度は50℃、無色だが経時とともに淡い緑色になる。湯量が2000リットル/分と豊富だが、今もこの湯量を維持しているかは不明だ。


中小の旅館8軒の素朴で静かな温泉街

温泉街の入口近くにあって、玄関側からは分からないが、ロビー・客室・風呂等からは阿賀野川と里山が織りなす美しい風景を一望することが出来る。

ネット上ではいろりの宿 平左ェ門と「ホテル」の名が付かない館名で紹介されているケースがかなり多い。
例えば咲花温泉旅館組合のHP上ではホテルが付いてない。
たしかに、外観・館内の様子からは、ホテルの名が付くのがマッチしない。


「いろりの宿」は後から付けられたようで、囲炉裏付きの部屋が4室あることに由来するのだろう。
部屋は11室、料金は平日で8,500円~16,000円前後で、休前日は2,000円程度高くなる。

風呂は男女別の内湯と露天風呂があるが、宿泊の場合は、時間によって男女が替わるようだ。

入浴料金の大人500円は間違いないが、問題は入浴時間で、宿のHPでは終了時間は21時となっているが、開始時間の記述が無い。何れにしても当日、入浴OKか事前に電話確認しておいた方が良い。(下記データの「日帰り入浴時間」参照)

月岡温泉に宿泊するのを知った(HN)ガンジイさんが、立寄り湯として推薦下さった咲花温泉ホテル平左ェ門は、日本有数の大河・阿賀野川河畔にあって、透明感のある緑色の単純硫黄泉がタイル張り・半円形の内湯と眺望抜群の露天風呂に満たされていた。

宿泊した方の記事はこちらをご覧ください。

温泉名 : 咲花(さきはな)温泉 
所在地 : 五泉市佐取

地味で狭い間口だか、奥に長い建物。

五泉市(ごせんし)は、新潟県下越地方、具体的には、県のほぼ中央、越後平野の東にあり、人口は57,000人である。

市内を阿賀野川が流れる。
阿賀野川は福島県・群馬県に源流を持ち、新潟県を流れて日本海に注ぐ日本有数の大河である。
全長は210kmで第10位だが、下流部の河川水量は日本最大級である
良質・豊富な水資源に恵まれ、湧水地もあちこちにあって、市内の水道は地下水を利用している。

かっては絹織物の産地であったが、戦後、ニット産業が目覚ましい発展を遂げ、日本有数の生産量を誇っている。

また、五泉市の巣本地区は、全国でも有数のチューリップの生産地である。
これは、阿賀野川等の河川が氾濫して、この地区がチューリップの栽培に適した砂地の土壌になっているためである。
その他の特産品として、全国一を誇る牡丹(ぼたん)、栗、銀杏、里芋、養殖鯉などがある。


大きな地図で見る

タイル敷き、3人分位の半円形の内湯。透明な緑色の温泉が美しい (湯を溜めた直後は無色透明)。キュキュ感が強く、口に含むと苦味・えぐ味があった。露天風呂とは直結していない。

当日男性用だった石を敷き詰めた露天風呂。サイズは4mx3m位、入浴しながら、眼前に水量豊かな阿賀野川が見えて、気分が爽快そのもの。女性用の露天風呂はしっとりした木造だ。

湯上がり処兼売店

施設名 : いろりの宿 ホテル平左ェ門 (入浴日:2011.10.31)

咲花温泉の横を流れる大河・阿賀野川。鹿瀬~咲花温泉の約20kmは阿賀野川ラインと呼ばれ観光船が下って行く。

住 所 新潟県五泉市佐取咲花温泉7234
電 話 0250-47-2321
交通機関 磐越自動車道・安田ICより約10分
JR磐越西線 咲花駅より徒歩5分
施 設(日帰り) 売店、湯上がり処、駐車場
宿 泊 11室(詳細不明)
平日 8,550円~15,900円
休前日 10,650円~18,000円
泉 質 含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉
(50.2℃)
 
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
日帰り入浴時間 ~21時迄(HPに記載されている日帰り温泉時間はスタート時間が不明
(宿泊客が多い場合、受付時間が変更されたり、受付停止するようなので、事前に電話確認しておいた方が良い・・・当日、電話で確認しておいたのに、到着したら、宿泊客が多いので受け付けないとのこと。電話で確認して来た、と苦情を言ったら3時迄と時間制限で入浴OKとなった。)
定休日 不定休
入浴料金 大人500円
入浴施設 男女別内湯 男女別露天風呂 宿泊者は時間で男女交代
浴室備品 シャンプー・ボディソープ・ロッカー・ドライヤー・
観光スポット 阿賀野川ライン下り、五泉市観光HP参照
瓢湖(白鳥飛来)、清水園、蕗谷虹児記念館、、新発田城、市島邸、五十公野公園のあやめ、北方文化博物館、吉田東伍記念館、阿賀野川文化資料館、三川観光きのこ園、将軍杉
新潟ふるさと村、阿賀の里楽市じぱんぐ 
近くの温泉 湯田上温泉、月岡温泉、今板温泉、杉村温泉、出湯温泉、きりん山温泉、角神温泉、新三川温泉、かのせ温泉
五泉市HP
咲花温泉HP

平左ェ門HP
http://www.city.gosen.lg.jp/index.html
http://www.sakihana.jp/
http://www.heizaemon.jp/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)