部 屋 | 4.6 | 風 呂 | 4.7 |
料理 (夕食) | 4.7 | 料理(朝食) | 4.8 |
接客・サービス | 4.8 | 清潔感 | 4.6 |
じゃらんの口コミ評価
最近1年ほど、じゃらんの口コミ評価を参考にしながら、宿を選んで予約している。
これに対し、家内は「最近の旅館にはほとんど外れが無くて居心地も風呂も、特に料理が良い」と評価している。
自分としては、もう少し風呂・温泉にウエイトを置いた宿選びをしたいとは思うが、じゃらんの口コミ評価は、少なくとも浴室の風情・泉質・かけ流しにあまり拘らない女性には役に立つ情報と思っている。
住 所 | 長野県木曽郡木曽町開田高原末川5623-2 |
電 話 | 0264-42-1188 |
交通機関 | 中央自動車道伊那Cから約65km JR中央本線木曽福島駅からおんたけ交通バス開田高原西野行きで40分、木曽駒の里入口下車徒歩10分 |
施 設(日帰り用) | 湯上がり処、売店、駐車場(30台) |
宿 泊 | 22室(露天風呂付特室2、露天風呂付和室4、準特別室1、和室11、洋室2、シングル2) 2人1室1人20,000円~30,000円程度。各種条件によって増減するので予約に際しては下記の宿HPを参照ください。 |
泉 質 | メタケイ酸泉 (12℃ pH6.97 無色透明無味無臭) |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
立ち寄り入浴時間 | 午後2時~午後8時(受付は午後6時迄 予約不要) |
定休日 | 不定休 |
入浴料金 | 大人 1200円 |
入浴施設 | 内湯男女各1 露天風呂男女各1 |
浴室備品 | シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット | 木曽馬の里、唐沢の滝、御岳登山・トレッキング、スキー、御岳ロープウエイ、尾ノ島の滝、木曽福島宿、奈良井宿、寝覚ノ床、妻籠・馬篭、高山 |
お土産・食事 | 食事付き入浴可能(要予約 詳細はHP参照) |
近くの温泉 | 御嶽明神温泉、きそふくしま温泉、西野温泉、濁河温泉、鹿の瀬温泉、木曾温泉、木曽駒天神温泉 |
木曽町HP 風里HP 観光協会HP |
http://www.town-kiso.com/ http://www.kiso-kazari.com/ http://www.kankou-kiso.com/ |
平成12年開業のつたや季の宿 風里(つたやときのやど かざり)は、360度周囲を遮るものが何もない開田高原のど真ん中に位置し、正面前方には威風堂々たる木曽御嶽山が白銀を冠して聳えていた。
全室から御嶽山を望めることを配慮したのだろう、低層2階建て(エレベータ有り)、鶴が翼を広げたような長い建物は原色が一切ないモノトーンの配色で、周囲の風景を壊さないように設計・建造されている。
館内は日本三大(天然)美林(青森ヒバ・秋田スギ・木曽ヒノキ)の当地に相応しく木材が多用され、木の温もりが存分に感じられる。
前方にはなだらか斜面が広がり、季節になると自家栽培の野菜畑に変じて、宿泊客は究極の地産地消の「自然流 新菜野料理(宿のパンフレットから原文のまま)」を味わえることになる。
部屋は、露天風呂付きの6室を含む22室(内洋室2・シングル2)、料金体系の全貌は把握していないが、2人1室で1人20,000円前後から30,000円程度までと思われる。しかし各種条件によって料金が上下するので予約の場合は下記の宿HPを参照ください。
尚、冬季は部屋付きの露天風呂が利用できないので要注意。
御嶽山
・春立つ
入って来た時の演出(下の写真)に乗せられて
思わず「わ~」。
1.小袖寿司・・・菜の花昆布〆、蛇籠蓮根、茗荷、
独活、鰻、信州サーモン
1.うすい豆翡翠煮
1.桜豆腐
1.芹白和え
1.桜山芋紅梅煮
1.公魚南蛮漬け
1.焼き貝柱酢味噌
1.蕪生湯葉添え
標高1100m~1300m、視界360度の開田高原のど真ん中に位置する木曽御嶽温泉の一軒宿、つたや季の宿 風里。
宿泊料金は少々予算オーバーだったが、ロビ―・全客室・露天風呂から雄大な木曽御嶽山を望め、夕食・朝食は口コミの評判通りに素晴らしく夫婦揃って感動した。
朝食
贅沢な食材+お焦げは美味いの一言。
板前さんが目の前で調理する。
ジューという音が美味しそう。
・風光る
本日の客前一品料理
信州茸、鱶鰭(ふかひれ)、鮑柔煮の古代米のおこげ
最近、予約に際して参照するじゃらんの口コミ評価(実際に宿泊した人のみが採点できるシステム)で、夕食の4.7も高得点だが、朝食が夕食を上回る(4.8)のいうケースは希有なことだ。
夕食を含めて、これまで泊まった170ヶ所の宿の中で間違いなくベスト3に入る料理だった。
宿泊が4月だったので、「料理人の繊細な技術と新鮮な食材だけを生かした新菜野料理(じゃらん)」に使われる自家栽培の野菜を存分には味わえなかったが、前段の「繊細な技術」は間違いなかった。
食事処の家具も完全木造
夕食・・・開田の雫 柚子酒に続き
自家製のパンも出る。
・御食事
唐墨茶漬け(安曇野産こしひかり使用)
霜降りの和牛ステーキはボリュームも十分。ここでもいろいろの野菜が添えられる。
良く冷えたトマトの中に盛られた10種類以上の野菜にシャーベットドレッシングを乗せて。
施設名 : つたや季の宿 風里 (宿泊日:2011年4月5日)
写真上:「木曽馬の里」で放牧されている小柄な木曽駒。
写真右:一軒宿・風里から見た御嶽山。
関西方面から木曽を走るときは、中央高速道の中津川ICからJR中央本線や木曽川沿いを走る国道19号線(旧中仙道)に乗って北上する。
中山道は五街道の一つで、東海道と並んで江戸と京都を結び69ヶ所の宿場があった。
この内、贄川宿(塩尻市)から馬籠宿(中津川市)までの11の宿場の間、およそ90kmを木曽路と言う。
この内、木曽町には福島宿と宮ノ越宿の2つがある。
その木曽路に点在する温泉のおよそ3分の2が木曽町に集まっている。
内訳は木曽福島地域に8軒、木曽駒高原に2軒、開田高原に4軒、三岳に4軒の温泉旅館がある(これ以外に日帰り施設が3軒)。
大きな、あるいは有名な温泉地は無いが、これまでに入浴した「御嶽明神温泉やまゆり荘」や「きそふくしま温泉二本木の湯」の日帰り施設は湯量にも恵まれており、温泉はかけ流しだ。
そして今回、標高1100m~1300m、木曽駒と蕎麦の故郷・開田高原にあって、名峰・御嶽山を眼前に望む木曽御嶽温泉の一軒宿「つたや季の宿 風里に宿泊した。
木曽町は長野県の南西、木曽郡の中央部にある町で、2005年11月1日、木曽福島町と周辺の日義村・開田村・三岳村が合併して誕生した。「日本で最も美しい村連合」の一つだ。
町の中央には木曽川が流れ、その流域に沿って国道19号とJR中央本線が走っている。
県内の町村では最大面積で総面積の95.4%を山林が占める山岳地帯であり、西に木曽御嶽山(おんたけさん)、東には中央アルプスの木曽駒ケ岳(2956m)が聳えている。
活火山の御嶽山は岐阜県との県境にあるが、最高峰の剣が峰(3067m)は木曽町にある。
総合4.8
・水菓子
苺づくし 苺クレープ、苺練乳、苺アイス、生チョコ、
ベイクドチーズケーキ
・花衣
車海老春香椀
蕪真丈、車海老芝煮、蕗青煮、桜大根、桜人参、
桜冬瓜、桜南瓜、柚子、三つ葉
食 事
+
国道361号線(木曽街道)上のこの看板に従って折れて木曽馬の里に向かう途中右手にある(国道から車で2分)。
内湯はオーバーフローしていた。
2、3人入れる大きさだが、先客のいる場合は入りにくい大きさだ。
綺麗な洗面所
円形(1人用)と八角形の露天風呂。
部屋数にしては大きな内湯、前方にジャグジー。湯は太陽光線に当たって、薄い琥珀色に輝いていた。
風呂は男女別の内湯とそれに続く露天風呂がある。
湯屋の高い天井と太い柱の下に7mx3m位の大きめな浴槽があり、端にはジャグジーがついている。
僅かに茶色がかった湯は11℃の冷鉱泉で、メタケイ酸が温泉法に定める量を超えている。
露天風呂は円形と八角形の小ぶりのものがあり、浸かりながら白樺林の向こうに雄大な御嶽山を見ることが出来る。
風里の風呂は、2011年版ガイドブック(まっぷる 東海・北陸・信州・飛騨版)では「加温かけ流し」になっているが、宿のHPでこれを謳っておらず、日本秘湯を守る会の資料では「給湯口源泉・浴槽循環濾過」になっている。
循環・かけ流し併用が正しいのではないだろうか(推測)。
日帰り入浴は可能で、午後2時~午後6時まで受付、料金は大人1200円だ。
湯上がり処。30年前伐採された樹齢千年以上のサワラの巨木から作られた囲炉裏が置かれている。
じゃらんの朝食の口コミ評価が高いのに納得した。
目の前で卵料理を作る。
美味しい出汁巻きが出来あがり。
川魚の一夜干し
朝食もまた着席した時の2人分の配置が美しい
開田高原特産の蕎麦に火がつき、粥・味噌汁が加わる。新鮮な野菜のサラダも嬉しい。
これまた高級食材のカラスミを使用した茶漬けは絶品。
これまで宿泊した170館で最も美しく手の込んだデザート。これも氷の上に乗せられて供される。
・麗か
信州牛のステーキ
玉葱、パプリカ、ピーマン、舞茸、エリンギ、法蓮草
・山笑う
合鴨スモークトマト釜信州サラダ添え
桜のシャーベットドレッシングと共に
姫大根、姫人参、姫トマト、ラディッシュ、
レタス、青梗菜、法蓮草、アスパラ、玉葱、
キャベツ、蝶野菜、イタリアンパセリ、
トレビス、フリルリーフ
桜のシャーベットドレッシング(玉葱、桜花)
前方に御嶽山。季節になると野菜畑に変貌するそうだ。6月頃に再訪したい。
水車、背後に白樺。
浴衣と作務衣、好みを選べる。
右側・窓ガラス前のテーブルで食後のコーヒーが供された。
部屋は1階角部屋の103号室(月見草)。
20畳ほどの広さのツイン+独立したBT洗面所(1人19、950円)。
家具を含めて木材がふんだんに使用され温もりに満ちている。
ここからの眺望も素晴らしい。
事前のチェックが不十分で、日本秘湯を守る会を3か月前の2011年1月に脱会していたのを現地で知り、持参したスタンプ帳は無用となった。
眺望と散策の為に木造のテラスとこれに続く遊歩道が設けられている。
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