じゃらん 口コミ総合4.8 (2013.9.26現在 53件平均)

想像以上に大きい鳥取砂丘、奥の点は人。近年オープンした砂の美術館が人気のようだ。

先付(季節の品)

前菜(珍味5種盛り)

造里(旬の地魚盛り合せ)

小鍋(松葉がにの辛味鍋)

洋皿(鳥取和牛ヒレステーキ)

部 屋 4.4 風 呂 4.7
朝 食  4.6  夕 食 4.8
接客サービス  5.0 清潔感 4.7

鳥取温泉は1904年(明治37年)、飲料水用に掘っていた井戸から偶然に温泉が出てきたのが始まりとされる。

JR鳥取駅の東側繁華街に天然温泉が湧くという驚くべきロケーションで、県庁所在地の都心に温泉が湧く例は全国的にも珍しい。

そんな立地でも、繁華街の中とは思えない立派な佇まいの老舗旅館から(僅か2軒だが)、ビジネスや観光の合間に立ち寄るのに便利な天然温泉の銭湯まである。

立ち寄れる温泉宿としては老舗の「観水庭こぜにや(今回宿泊・記事追って掲載)」があるが、温泉銭湯も「日乃丸温泉」「木島温泉」「元湯温泉」「宝温泉」が駅の北東に点在しているので、気軽に入浴することが出来る。

鳥取市には鳥取温泉以外に、何れも渋い通好みの雰囲気を持つ吉岡温泉・浜村温泉・鹿野温泉などがある。

温泉名 : 鳥取温泉 

明治37年(1904年)、現在の吉方温泉町で温泉が発見された。

共同浴場の元湯温泉日乃丸温泉

鳥取温泉 こぜにや (鳥取県)
   

焚合(春の焚き合わせ)

温鉢(じゃが餅あんかけ)(家内絶賛)

酢の物(ゆで松葉がに土佐酢)

留椀(かにの味噌汁)

水菓子

玄忠寺は伊賀上野の仇討ちで有名な荒木又右衛門の菩提寺。境内には荒木又右衛門所有の太刀や鎖かたびらが保存された遺品館がある。高木啓太郎の羅漢のふすま絵も面白い。

全国でも珍しい県庁所在地の真ん中に湧く鳥取温泉。「こぜにや(小銭屋)」は、JR鳥取駅から徒歩10分、180余年の歴史を有する老舗の宿だ。
周囲はオフィスビルやマンションが立っているが、広い池を持つ中庭を囲むようにして宿泊棟や湯小屋が配置されたなかなか風情ある温泉旅館だ。2つの源泉を有し、風呂はかけ流し、山陰・日本海の食材を使った料理が美味しかった。


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大きな干物も付き、充実した朝食。

風呂は充実している。内湯と露天風呂がセットになった男女交代制の浴場が2組、それに貸切風呂(宿泊客専用・無料予約不要)が2ヶ所ある。
数多い風呂は材質・造りが異なっていて趣きが違うので、ここだけで変化に富んだ湯巡りが楽しめる。

源泉は敷地内に2本あり、泉質はナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉など。
高温なので夏期は加水して温度を下げるが、その時期以外は加温・加水無しでかけ流しにしている。

日帰り入浴は可能で、玄関には大きな専用看板が立てられている。入浴時間は午後1時30分~午後8時で、入浴料金は大人1050円。
但し、お正月・盆・ゴールデンウィーク・休館日(年4回)などの特定日は不可、また土日・夕刻からの入浴は断る場合があるので、事前に電話しておいた方が良い。

部屋数25室にしては広いロビ。

所在地 : 鳥取市末広温泉町

夕食は部屋食、朝食は食事処で。

食事の評価が上記の通り口コミで高いが、日本海の魚介を中心に山陰の食材をふんだんに使った品々が順番に供された夕食はなかなかのもので、家内も「美味しい」を連発していた。


季節を表す桜花が散らされた和紙のお品書きを見て勘定したら、御飯・デザートを含めて11品が出されていた。
海の幸が中心で、松葉ガニ(ずわいがにのオス)も二品出たが、これはもちろん、すでに禁漁期間に入っており冷凍物だ。

朝食も大変充実しており、宿の女将に確認したが、推察通り、都市部の真ん中という立地上の不利に打ち勝つために、食事に力を入れていると言う答えが返って来た。

正面玄関、手前に広い駐車場。 

鳥取市は中国地方の北東部、鳥取県の北部に位置する県庁所在地で、山陰地方唯一の特例市。
しかし、人口密度は全国の県庁所在地の中で最も低い。

本市は山陰随一の工業都市でもある一方、日本一の鳥取砂丘や白兎海岸などの豊かな自然に恵まれた観光都市でもある。

江戸時代は池田氏の治める鳥取藩32万5千石の城下町として栄えた。
池田氏とは織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の3代に仕えた英傑・池田輝政を祖とする一族で、播磨国姫路の他、備前国岡山・因幡国鳥取城等を合わせて九十二万国を有し「姫路宰相百万石」と称された。
さらに徳川家との縁組で家格を引き上げ、明治維新まで繁栄した。

特産品としては、松葉ガニ・白イカ・もさエビ・岩ガキ・20世紀ナシ・砂丘ラッキョウなどがある・

住 所 鳥取県鳥取市永楽温泉町651
電 話 0857-23-3311
交通機関 中国自動車道佐用ICから約75km
JR山陰本線鳥取駅から徒歩10分(約800m)
施設(日帰り用) 湯上り処、ロビー、駐車場
宿 泊 13、000円前後~23,000円程度(2013.9.27現在)
季節・曜日・人数・プランナどによって変動するので、詳細・最新情報はこちらを参照ください。
泉 質 ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉(含食塩芒硝泉) 
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
日帰り入浴時間 午後1時30分~午後8時
定休日 立ち寄り不可の日(時間):
・お正月・お盆・GW・休館日(年4)等
・土日及び午後6時30分~19時頃、断るケースあり。
入浴料金 大人 1050円
入浴施設 (内湯+露天風呂)X2(男女交代) 貸切2は宿泊者専用
浴室備品(日帰り) シャンプー・ボディソープ・ロッカー・ドライヤー
観光スポット 鳥取砂丘、鳥取市内(久松公園/仁風閣)・わらべ館・やまびこ館・県立博物館等)、浦冨海岸(4kmの海岸遊歩道)、但馬御火浦、
お土産・食事 周辺に食事処多数
近くの温泉 岩井吉岡・・浜村・鹿野・・三朝東郷羽合温泉
観光協会HP
こぜにやHP
http://www.torican.jp/
http://www.kozeniya.com/cgi-bin/index.cgi
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)

焼物の「のどぐろ塩焼」「白烏賊の酒盗焼き」「さざえの味噌バター焼き」

もう一つの4~5人で入れる貸切風呂「なでしこ」。身を沈め、温泉が溢れ出た瞬間に撮影。光線と浴槽の材質のせいか、ここの湯が一番新鮮に思えた。

きれいな石を敷き詰めた「徳足姫の湯」、その外に露天風呂の「もみじの湯」がある。

無料貸切の樽風呂「2人静」。

和風旅館は丸茂とこぜにや(小銭屋)の2軒となってしまった鳥取温泉だが、都会の真ん中にあるだけに、自然や温泉情緒に恵まれていないのは止むを得ない。
しかし、こぜにやの館内に一歩中に入ると、ロビーの先に池が造られ、その周辺を囲むようにして、低層4館の宿泊棟や湯小屋が立ち並んでなかなかの風情を醸し出している。

部屋数は25室(和室22、洋室2、和洋室1)で、、宿泊料金は13,000円~23,000円ほどだが、時期・宿泊人数・プラン等により変わるので、最新・詳細情報はこちらをご覧ください
今回の宿泊プランは、「当館一押し・四季彩」の15,900円(2013年3月7日ー平日)コースだったが、華やかで品数が多い夕食や充実した朝食、かけ流しの風呂等から満足度の高い一泊となった。

信頼度が高いじゃらんの口コミ評価で、上記の通り総合が4.8、夕食も4.8と満足度が高いのが頷ける。
接客サービスの5点満点は驚かされるが、共同浴場4ヶ所の所在地を尋ねたところ、その対応は完璧、入浴して帰って来た時もすぐに「如何でしたか?」と感想を聞かれたのには驚いたので、自分もここに書き込めば5を付けるだろう。

周囲に高層マンションやオフィスビルが立ち並ぶ「観水庭こぜにや

甲冑をはじめバラエティなコレクションが展示されている渡辺美術館

日本百名城の鳥取城。羽柴秀吉と毛利軍との戦いの舞台となった。

重要文化財・仁風閣フレンチルネッサンス様式の仁風閣、中国地方屈指の明治建築として、重要文化財に指定された。

市内中心部の観光スポットをタクシーで周った。

施設名 : こぜにや (宿泊日:2013.3.7) 

料理

縁が檜の「山ぶどうの湯」と大きめの露天風呂「紫陽花」

302号室、8畳に広縁・BT、窓の外に高層マンション群が見える。

浴室への吹き抜けの回廊。

風呂