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初めての一人旅は島根県の秘湯へ。初日は出雲風土記にも登場する出雲湯村温泉の清嵐荘に宿泊し、対岸にあって共同浴場の雰囲気を持つ湯乃上館の外湯・漆仁の湯にも立ち寄った。
これだけの湯量が掛け流しでで注がれる。
内湯から続く露天風呂は天然石で造られたもので、同時に4~5人程度の大きさ。
内湯は石板で造られた端正な湯船で、6~7人が一度に入れる大きさ。泉質は透明な単純温泉で刺激のないサラッとした肌触りだ。
施設名 : 清嵐(せいらん)荘 (宿泊日:2010.4.18)
斐伊川(ひいかわ)上流にたった2軒の旅館があるだけの小さな温泉地・出雲湯村温泉。写真左側に湯乃上館と外湯の漆仁の湯が見える。
前方に斐伊川が流れる静かな山里にある清嵐荘。
●夕食:他にもう1品あった。上段右端のお頭つきの魚(鯛だったか?)が美味しかった。
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いたってシンプルな朝食。滅多に出ない生卵がかえって新鮮だった。
住 所 | 島根県雲南市吉田町川手161-4 |
電 話 | 0854ー75-0031 |
交通機関 | 松江自動車道三刀屋木次ICから12km JR木次線木次駅から雲南市民バス北原線槻屋行きで20分、湯村温泉下車徒歩5分 |
施 設(日帰り) | 食事処(昼食付き入浴可)、駐車場(50台) |
宿 泊 | 1泊2食付き 8、000円(1人宿泊の場合は1050円増し) |
泉 質 | アルカリ性単純温泉(泉温40.8℃を加温) |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
日帰り入浴時間 | 午前10時~午後9時 |
定休日 | 無休 |
入浴料金 | 大人300円 小人150円 |
入浴施設 | 内風呂:男女別各1 露天風呂:男女別各1 貸切内風呂2 |
浴室備品 | シャンプー、ボディソープ、ロッカー、ドライヤー(宿泊の場合でもバスタオル無し) |
観光スポット | 鉄の歴史村、松江城、宍道湖、出雲大社、日御碕、観桜(斐伊川堤防桜並木) |
お土産・食事 | 昼食付き入浴 1800円~2300円 |
近くの温泉 | 海潮温泉、玉造温泉、出雲須佐温泉 |
雲南市HP 観光協会HP 清嵐荘HP |
http://www.city.unnan.shimane.jp/ http://unnan-kankou-navi.com/ http://www.seiranso.jp/ |
雲南(うんなん)市は、島根県の東部に位置し、松江市・出雲市に隣接し、南部は広島県に接している。
市の南部は毛無山(1062m)を頂点に中国山地に繋がり、北部は出雲平野に続いていることから標高差が大きくなっていて、総面積の大部分が林野である。
市内にはヤマタノオロチ伝説で知られる「斐伊川」が流れ、各地に神話や伝説が残り、数多くの遺跡や古墳が発掘されている。
こうした遺跡や神社の、地名の由来は「出雲国風土記」で辿ることが出来る。
その中でも有名な「加茂岩倉遺跡」は平成8年10月、農道の工事中に発見されたもので、大小39個の銅鐸が出土、平成20年には国宝に指定されている。
また。市域は異なるが、ここから直線で3kmほどの荒神谷で、銅剣358本(国宝)が一挙に発掘されて古代史学者を震撼させた。
これらの出土により、神話の国・出雲の古代に強力な勢力が存在したいたことが確実に裏付けられた。
出雲湯村温泉を流れる斐伊川
食事処兼休憩室
食堂(夕食と朝食はここで。エレベーターの無い3階にある。
食事
夕食・朝食とも食堂で取る。どうしてエレベーターの無い3階に設けたのか分からないが、開放感を高めたかったのだろうか?
夕食は、宿泊料金から考えるとまあまあで、飾り気のない料理ながらボリュームたっぷりで、若い人でも満足できるだろう。
雲南市には、ここ出雲湯村温泉と海潮(うしお)温泉の2つの温泉がある。
両方とも旅館がわずか2軒の小さな温泉地だ。
出雲湯村温泉は、中国山地、斐伊川上流の静かな山里に位置する。
温泉名の頭に「出雲」がつくのは、有馬温泉と並んで兵庫県を代表する湯村温泉や山梨県甲府盆地の湯村温泉と区別をつける為だろう。
ここは1200年の歴史があり、出雲風土記の中にも「漆仁川(斐伊川)の川辺に薬湯が湧く」と記載されている。
斐伊川を挟んで、木次町に湯乃上館、吉田町側に清嵐荘が建ち、どちらも素朴な趣きの宿である。
この温泉の見所は、堤防2kmに渡って続くソメイヨシノの桜並木で、桜の名所100選にも指定されている。
風呂