全国の温泉を巡っておられる「さすらい人」さんから教えていただいた秘湯・奥美利河温泉山の家。透明度抜群の温めの温泉が満たされた内湯そして大きな混浴露天風呂、ともに素晴らしかった。
3人すべて異なった昼食を注文、特別に作ってくれた山菜のテンプラが美味だった。
住 所 | 北海道瀬棚郡今金町字美利河352 |
電 話 | 0137−83−7111(クアプラザピリカ) |
交通機関 | 道央道国縫ICから約25km JR函館本線長万部駅から函館バス北桧山・瀬棚方面行で40分、クアプラザピリカ前下車。 ここから宿泊客の場合は送迎あり。(日帰り客はマイカーで) |
施設(日帰り用) | 食堂兼無料休憩所、駐車場20台 |
宿 泊 | 4室とバンガロー2棟 2食付き5,557円〜(2008年10月現在) |
泉 質 | 単純泉(今金町のHPでは、食塩泉と表示されている) 泉温37.8℃ 200リットル/分 |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 | 午前8時〜午後7時 |
定休日 | 営業期間中(4月末〜10月末)は無休 |
入浴料金 | 大人300円 |
入浴施設 | 内湯男女別各1 混浴露天風呂1 |
浴室備品 | チェックを忘れたがシャンプー・ボデイソープ・ロッカー・ドライヤー等は無かったように思う。 |
観光スポット | 不詳 |
お土産・食事 | 館内で昼食可能 |
近くの温泉 | 今金町町域内の他の日帰り施設:クアプラザ ピリカ、稲川温泉休憩所、あったからんど |
今金町HP | http://www.town.imakane.lg.jp/ |
雑記帳 | 今回の6泊7日で入浴した17か所で、アクセス的に最も秘湯度が高い施設だった。 それに奥美利河(オクピリカ)という名前もいかにも北海道らしくて良い。 紹介くださったさすらい人さんに感謝いたします。 |
この風呂には湯抜きがなく、年中、湧水のように温泉が注がれ、自然に入れ替わってゆく。
温泉は透明だが、風呂が大きく、凹凸もあるので女性でも比較的入浴しやすいだろう。
7,8人が入れる内湯は、そこに小石が敷かれ、半身浴が出来るように大きめの石も置かれている。
手前が湯小屋、前方の高台にあるのが宿泊棟。露天風呂は宿泊棟に向かう途中の左手にあり丸見えだ。
当然、風呂の温度はこれより低くなり、6月で35℃程度に感じられ、ぬる湯好きの自分にはなんとも快かった。
特筆すべきは温泉の透明度で、風呂の底の小石がくっきりと見通せ、九州・鹿児島県の湯川内温泉・かじか荘の足元湧出風呂を思い出した。
露天風呂へは男女別の扉があるが、これを開けると手前部分に男女を分ける仕切りがあるものの、その先は池のような大きな露天風呂が広がっていて、完全な混浴になっている。
ここの温泉も同様に透明度が高く、内湯と同じように風呂の底に敷き詰められたう石が陰影なくくっきりと見通せる。
温度は内湯よりさらに低いが、冷たいと感じるほどではなく、原生林に囲まれた緑一色の中、燦々と輝く太陽を浴び、6月の爽やかな涼風を肌に受けながらの入浴はなんとも心地よかった。
時間が許せば1時間でも2時間でも逆上せることなく浸かっていられただろう。
奥美利河温泉に向かう途中の景勝地・熊すべりの磐
道道999号線との分岐点に掛けられた交通標識。さあこれからだと身を引き締める。