上ホロカメットク山や荒々しい安政火口を眺める露天風呂は、これまで入浴した露天風呂の中で3指に入る抜群の眺望だった。3人交互で十勝連峰を背景に記念撮影。
鉄筋3階建て、山小屋を大きくしたようなシンプルな建物には、BT付きの2室を含めて16室あり、10,000円~15,000円程度で泊まれる。立ち寄り湯は800円。
十勝岳温泉は活火山の十勝岳(連峰)の山腹、北海道で最も高い標高1300mに位置する温泉。
山小屋からスタートした湯元凌雲閣の露天風呂は、これまで入浴した露天風呂の中でも3指に入る見事な眺望だった。
巨大な岩をそのまま取り込んだ内湯。
入浴前は鶯色だったが、中を歩いた途端に底から堆積物が舞い上がった。
棚田型の露天風呂。2種類の源泉が使用されているようで、色が異なった。前方がかなり温い。
上富良野町は北海道のほぼ中央部に位置し、東に大雪山国立公園・大雪山系の十勝岳(2077m)、西に夕張山地の先端、北に両山系の山麓と三方を山岳地帯に囲まれている。
南には市街地を囲むように牧歌的な丘陵地帯とカラマツ林が続き、富良野盆地の平坦部につながっている。
町の基幹産業は農業だが、後継者の不在や農産物の価格低迷によって離農が続いている。
町の東に十勝岳連峰が美しい山並みを見せているが、ここは活火山で、1925年には上富良野を中心に140人の死亡・不明者を出した大噴火も起きた。
一方で火山の恵みとして温泉が湧き出し、十勝岳温泉・吹上温泉などが湯煙を上げている。
また北海道を代表する初夏の風物詩であるラベンダーの丘とパッチワークの農産物の畑は、町最大の観光資源である。
十勝岳は北海道の中央部にある標高2077mの活火山で、北東のオプタテシケ山、美瑛岳、富良野岳などに続く十勝岳連峰(十勝火山群)の主峰であり、日本百名山にも数えられている。
温泉の発見は新しく、昭和33年(1958年)のことだ。十勝岳温泉はその名の通り十勝岳の中腹に位置し、北海道で最も高所にある温泉地で、旅館は3軒、登山基地として利用する人も多い。
1967年、当時の厚生省から「国民保養温泉地」に指定されている。
アクセスは主に2つの方法がある。
札幌から道央自動車道を利用し旭川鷹栖ICで下り、旭川新道・旭川環状線経由を走り、国道237号線に出る。
そこから、上富良野市街に入り道道吹上・上富良野線で十勝岳を目指す。
または道央自動車を滝川ICで下り、国道38号・237号で上富良野町へ進み、道道吹上・上富良野線に入る。札幌から185km、約3時間程度で到着する。
十勝岳温泉から富良野方面を見下ろす。
住 所 | 北海道空知郡上富良野町十勝岳温泉 |
電 話 | 0167-39-4111 |
交通機関 | 道央自動車道旭川鷹栖ICから約65km (他に道央自動車道滝川ICで降りて上富良野経由のルートもあり) JR富良野線上富良野駅から町営バス十勝岳温泉行きで55分 終点下車 |
施設(日帰り用) | 売店、ロビー、駐車場(15台) |
宿 泊 | 16室(BT付き2室有 T付き無し)、10,000円程度から |
泉 質 | 含鉄(II)ーアルミニウム・カルシウムー硫酸塩泉 カルシウム・ナトリウムー硫酸塩泉 |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時(立ち寄り) | 10時~20時(予約不要 ガイドブックでは8時~となっていたが、現地表示では10時からになっていた) |
定休日 | 不定休 |
入浴料金 | 800円 |
入浴施設 | 男女別内湯及び露天風呂 |
浴室備品 | シャンプー・ボデイソープ、ロッカー |
観光スポット | 十勝岳登山・ウオーキング・ハイキング、富良野、美瑛、旭川(旭山動物園) |
お土産・食事 | 周辺には店無し |
近くの温泉 | 十勝岳温泉、白金温泉、旭岳温泉、天人峡温泉 |
上富良野町HP 観光協会HP |
http://hp.town.kamifurano.hokkaido.jp/ http://www.kamifurano.jp/ |
雑記帳 | 広大な大雪山山系の温泉めぐり。最も大きく有名な層雲峡温泉を外し、旭岳温泉宿泊、天人峡温泉・吹上温泉そしてここ十勝岳温泉が立ち寄りとなったが、すべて満足できる風呂・温泉であり100点満点の湯めぐりとなった。 |
露天風呂から見る十勝岳連峰の風景は圧巻だ。