テーマパーク、リゾートホテル、日帰り温泉、水産市場、ヨットハーバー、釣り堀などから成る人工島リゾートの和歌山マリーナシテイ。この内、以前に宿泊した和歌山マリーナシテイホテルと２年後に入浴した紀州黒潮温泉ついて紹介する。

和歌山市は人口約３６万人弱、和歌山県北部に位置する市で、同県の県庁所在地である。
紀の川の河口に位置し、中心市街地は左岸に形成されている。

和歌山市は、言うまでもなく徳川御三家の一つ、紀州徳川の地である。
豊臣家滅亡の元和５年（１６１９年）、徳川家康の第１０子徳川頼宣が５５万５千石を領して和歌山城に入城し、藩祖となった。
中心市街地には、城下町としての名残を留めた町が点在している。

市域には、国史跡の和歌山城、重要文化財の紀州東照宮、西国三三所観音霊場第二番札所紀伊三井寺、奉納された２万体の人形で有名な淡嶋神社、万葉集にも登場する景勝地・和歌の浦などの名所・旧跡が数多く点在する。

海岸線に沿って建設され人工島リゾート和歌山マリーナシテイには、通年を通して多数の観光客が訪れている。
ここは、地中海の港町をイメージしたテーマパーク「ポルトヨーロッパ」、洒落たリゾートホテル「和歌山マリーナシテイホテル」、国際級マリーナの「和歌山マリーナ」、天然温泉施設の「紀州黒潮温泉」、地元近海水産物が販売される「黒潮市場」、大きな海洋釣り堀などから成る。

オーシャンビューバス・バルコニーツイン（４０㎡）　平日一人１３，８００円（2食付）。

リゾートホテルらしい雰囲気のフロント・ロビー。

２０１７年前半年から、近畿２府４軒の府県庁所在地のシテイホテルに１泊～２泊し、周辺をのんびり観光した。と言うのも本社(大阪）に転勤してから４０年経過したにもかかわらず関西都市部の観光は、京都を除いてほぼゼロ。この時期、夫婦揃って深刻な病気を発症させており、動ける間に巡っておこうと思い立ち、大阪市を皮切りに、京都市、神戸市、大津市、奈良市、和歌山市のシテイホテルに1泊～２泊し周辺を観光した。

和歌山市は和歌山マリーナシティホテルに１泊、同じ和歌山マリーナシテイグループにあって、歩いても１０分足らずの紀州黒潮温泉に立ち寄る予定だったが、後で狭心症と判明した息切れのためこの距離が歩けず入浴を断念した。
そして血管拡張手術で心臓が楽になった２年後、ようやく先延ばしていたこの温泉施設で入浴した。

和歌山マリーナシテイ内の中核施設、リゾートホテル和歌山に宿泊して紀州黒潮温泉に入浴を予定していたが、呼吸が苦しくて断念。しばらくして狭心症と判明、カテーテルで拡げて症状が改善した。
そこで、今回は加太淡嶋温泉　休暇村紀州加太(未掲載）に宿泊、チェックイン前に前回逃したここに立ち寄った。

宿泊料金からして、夕食はこの程度と納得したが、朝食はお得感があった。

前菜の「季節の彩菜盛り合わせ」から始る夕食。

地中海の港町をイメージしたテーマパーク、ポルトヨーロッパ・

ハーバーを見下ろすバスルーム。

大きな内湯で、ヨット・クルーザーが停泊するマリーナをはじめとする和歌山マリーナシテイ、その先に和歌浦の海が広がる美しい光景だ。営業時間は１０時～２４時（受付は２３時迄）と長時間、料金は大人８８０円。岩盤浴は別料金。

和歌山マリーナシテイホテル

１８０度眺望の開放的な露天岩風呂で目の前にヨットハーバー、その先に和歌山湾が広がる。大きく見えるが５～６人規模。入浴客が多かったので撮影を遠慮、写真は当施設のHPから借用。

地下１５００ｍから汲み上げるナトリウムー塩化物温泉、いわゆる熱の湯で保温性が高い。源泉名は和歌山マリーナシテイホットスプリング。

国際級マリーナの和歌山マリーナ。周囲にはオーシャンビューのリゾートマンションが建ち並ぶ。

黒潮市場は地元近海水産物が販売され、マグロの解体ショーも人気。

和歌浦を一望する紀州黒潮温泉。