4〜5人規模の内湯。単純温泉だが鉄分を含むため、岩石が茶色く染まり、温泉も時間の経過と共に淡黄褐色に変色する、

那須・大丸温泉 旅館ニューおおたか (栃木県)

旅館ニューおおたかは、那須岳山腹、那須ロープウエィ山麓駅に程近い標高1,300mの高所にある。道路を挟んだ反対側にある町営駐車場に車を停めて、20段ほどの階段を上がった先に玄関がある。
ロビー周りはかなり古びているが、手入れ・清掃はしっかり行き届いている。


大丸温泉と言えば、ここから200mほど先にあって、評判も料金も高い人気の大丸温泉旅館があるが、こちらは、 部屋数が僅か8室(和室)の小さな旅館。8,000円程度からの料金で宿泊出来るので、那須岳に登山する人の利用が多いようだ。

風呂は、石造りの小さめの内風呂と売り物の露天風呂がある(何れも掛け流し)。特に那須岳を仰ぎ見る絶景の露天風呂が素晴らしい。

温泉は、那須岳を源とする温泉が川となって流れ下る白土川で、泉質はpH6.5の単純温泉(泉温71.7℃)。鉄分を含んでいるので、時間が経過すると透明から淡黄褐色に混濁する。

那須温泉発祥の共同浴場・鹿の湯

北温泉の北温泉旅館は温泉通が泣いて喜ぶ雰囲気が漂う。

那須温泉郷には、ホテルエピナール那須のような300室近い客室を有する巨大ホテルもある。

今回訪れた影絵で有名な藤城清治美術館

那須温泉郷の日帰り施設はこちら参照。

大丸(おおまる)温泉と言えば人気・高評価の大丸温泉旅館だが、同じ源泉を使用する旅館ニューおおたかは此処の手前、町営駐車場の真ん前に立つ部屋数僅か8室の小さな宿だ。かっては専ら岳人が利用した宿と思われる素朴な宿だが、じゃらんのクチコミ評価が高く、特に那須岳を仰ぐ露天風呂が素晴らしい。

部 屋 4.3 風 呂 4.4
朝 食 4.5 夕 食 4.7
接客サービス 4.3 清潔感 4.5

標高1,300m、那須温泉郷で最も高所にあり、那須岳(茶臼岳)を仰ぎ見ながら入浴出来る開放感たっぷりの露天風呂。内湯の2倍くらいの大きさがある。

町営駐車場から見た旅館ニューおおたか。

じゃらんクチコミ総合4.5(2018年2月5日現在)

大丸温泉と言えば、温泉の川をせき止めた露天風呂が続く大丸温泉旅館を思い浮かべる。

住 所 那須郡那須町大字湯本269
電 話 0287−76−2457
交通機関 東北自動車道那須ICから県道17号線・有料道路(ボルケーノハイウェイ)経由で約30分
東北新幹線那須塩原駅からタクシー、バス、シャトルバス(無料)で40分〜60分
施 設(立ち寄り) 特になし 駐車場は旅館前の町営駐車場(無料)利用
宿 泊 和室8室 料金 8、000〜15、000円位。
最新詳細情報は宿のHP参照ください
泉 質 単純温泉(pH6.5 71.7℃)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 7時30分〜20時(上記掲載の看板に拠る)
8時〜18時(那須温泉旅館組合HPでは左記の通りになっている)
定休日 不定休
入浴料金 大人700円(タオル込み)
入浴施設 内湯:男女各1  露天風呂:男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤ
観光スポット 那須ロープウェイで山頂駅徒歩40分で茶臼岳山頂へ、那須ハイランドパーク
殺生石、沼ツ原湿原、もみじ谷大吊橋、多数の美術館・博物館・テーマ館
お土産・食事 何れも那須高原一帯に多数有り
近くの温泉 那須湯本温泉などの那須温泉郷、塩原温泉郷、鬼怒川温泉、川治温泉、湯西川温泉
那須町HP
那須観光協会HP
旅館組合HP
ニューおおたかHP
https://www.town.nasu.lg.jp/
http://www.nasukogen.org/
http://www.nasuonsen.com/
http://www.okunasunoyado.com/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)

那須連山の裾野に広がる那須野ヶ原には幾つもの温泉がある。
那須湯本・板室・三斗小屋・大丸・北・弁天・高雄、これらは那須七湯と呼ばれて古くからの湯治場だった。

東北自動車道那須ICから10km足らず、那須高原に入ると、信州の高原に似て、牧場や別荘が点在し、道の両側には洒落たレストラン・店舗やテーマ館が次々と現れてくる。

那須温泉郷の中心、那須湯本温泉や観光スポットの殺入石を通り過ぎて間もなく、ボルケーノハイウエィに乗って高度をぐんぐん上げていく。那須ロープウエィ山麓駅に程近く、標高1,300m、那須温泉郷の最奥にある大丸温泉に到着する。

秘湯と言っていいロケーションだが、道路は2車線、天気が良ければ快適なドライブが楽しめる。

那須町は栃木県の最北端にあって福島県と接し、町域の一部は日光国立公園に指定されている。

都心から約180km、東京・仙台間のほぼ中央に位置し、北西には那須連山の主峰、今も煙を噴き出している那須岳(茶臼岳1915m)が聳えている。
その南斜面には、鬼怒川・塩原と並ぶ栃木県三大温泉の一つ、那須温泉郷が湯煙を上げている。

周辺の那須高原には、別荘地、美術館、遊園地、テーマパーク、酪農品販売店や洒落たレストラン・食事処が多数点在し、さらに近年オープンしたアウトレットも加わり、年間観光客は約500万人に達している。

標高が1900mを超える那須岳から200mほどの東部地域まで、その標高差が1、700mもあるので、町域は起伏の多い複雑な地形をしている。
傾斜地を利用した酪農が盛んで、中央・東部地区は水田が広がっている。
また皇室の那須御用邸があることでも知られている。

所在地 : 那須郡那須町 

那須連山の主峰であり、栃木県唯一の活火山である那須岳(茶臼岳1915m))の南麓にかけて、多数の火山性温泉が湧出しており、これらを総称して那須温泉郷と言う。

那須温泉郷の歴史は古く、発祥となった那須(湯本)温泉の鹿の湯は、奈良時代の天平10年(738)に著された正倉院文書『駿河国正税帳』に登場し、小野朝臣が従者を伴って、湯治のため那須温泉に向かうという記述があるそうだ。

明治以前に板室、三斗小屋、大丸、北、弁天、高雄などの温泉が次々に発見され、これを那須七湯と言う。

その後温泉が増えて12湯とも呼ばれた時代もあったが、離れた地にある板室温泉や廃湯となった温泉を除いて、現在は那須八湯と呼ばれている。

即ち、那須(湯本)温泉(鹿の湯)、三斗小屋温泉、大丸温泉北温泉、弁天温泉、高雄温泉、八幡温泉、新那須温泉である。


大丸温泉には、同じ源泉を利用している大丸温泉旅館、休暇村那須、旅館ニューおおたかなどがある。

日帰り入浴なので、温泉以外の評価の妥当性について裏付けが出来ないが、山間部のこの地にあって、しかもリーズナブルな料金にも関わらず、食事の満足度が高いので驚く。

施設名 : 旅館ニューおおたか
温泉名 : 那須温泉郷大丸(おおまる)温泉

那須高原のパノラマヴュー。

日帰り入浴の看板。大人700円、受付は午前7時30分〜午後8時。こういう看板が立っている宿は、安心して入館できるので嬉しい。

館内は、この種の宿には珍しく置物や貼り紙がなくきちんと整頓され、古いが清潔感が漂う。

国指定名勝史跡、九尾の狐の伝説が残る殺生石は、この遊歩道の先にあって硫黄の臭いを漂わせている。

大丸温泉に向かう途中から見た火山の那須岳(茶臼岳ー1915m)。

以前に観光した那須ステンドグラス美術館。