施設名 : 指宿市営元湯温泉 (入浴日:2007.4.
所在地 : 指宿(いぶすき)市
温泉名 : 指宿温泉 
 指宿温泉 市営元湯温泉 (鹿児島県)   
鹿児島県薩摩半島の最南端に位置する指宿市は、東は錦江湾を隔てて大隅半島と対峙し、南は東シナ海に望む風光明媚で観光資源に恵まれた街だ。

中央部には九州一の大きさを誇り、体長が2mを超える大鰻が棲み、正体不明の生物(ネス湖のネッシーにもじってイッシーと呼ばれる)が目撃されている池田湖がある。

また、南西部には標高924mの開聞岳が、別名・薩摩富士と呼ばれる美しいコニーデ型の山容を見せ、すぐ側にはトロピカルムード漂う長崎鼻があって観光客を集めている。

さらに市域全体が霧島火山帯に属していて、世界的に珍しい地熱を利用した「砂蒸温泉」で知られる大型の温泉地・指宿温泉が湯煙を上げている。

指宿温泉(郷)は、ハイビスカスや椰子の木が茂る南国ムードの温泉地だ。

一口に指宿温泉と言っても範囲が広く、温泉街の中心である摺ヶ浜の他に、数キロの範囲に点在する湯之里・二月田・弥次ヶ浜・湯乃里等の温泉の総称だ。


源泉数は800ヶ所と多く、湧出量は1日12万トンに達する。
宿は約40軒、年間観光客が300万人弱、宿泊客は91万人の大型温泉地だ(平成15年度)。

指宿温泉には、公衆浴場の数が多く、殿様湯・河原湯・玉利・弥次ヶ湯・村乃湯・市営元湯など、市営・公営・私営を含めると15軒以上ある。

また指宿と言えば、砂蒸しが有名で、摺ヶ浜にある「砂むし会館砂楽」で楽しめる。
長崎鼻パーキングガーデンから見る指宿のシンボル・開聞岳
南国ムードたっぷりの指宿
住 所 鹿児島指宿市湯の浜5−19−25
電 話 0993−22−2344
交通機関 九州自動車道鹿児島ICから指宿スカイラインを利用して約1時間
JR指宿枕崎線指宿駅から鹿児島交通バス山川港行で10分砂蒸むし会館「砂楽」下車
施 設(日帰り) 湯上処、駐車場(3台程度)
宿 泊 不可
泉 質 塩化物泉 72℃
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
日帰り入浴時間 午前6時〜午後9時
定休日 毎月5日と20日(祝日の場合は翌日)
入浴料金 大人 200円 小人100円
入浴施設 内湯男女各1
浴室備品 露天風呂にはシャンプー類無し
観光スポット 開聞岳・長崎鼻・池田湖・開門山麓自然公園・フラワーパーク鹿児島・長崎鼻パーキング公園砂むし会館砂楽・知覧特攻平和会館
お土産・食事 池田湖周辺・指宿温泉で。
近くの温泉 成川温泉・山川温泉・川尻温泉・辻風丘温泉・開聞温泉、鰻温泉二月田温泉
指宿市HP
指宿観光協会HP

http://www.city.ibusuki.lg.jp/
http://www.ibusuki.or.jp/modules/xfsection/index.php?category=1

雑記帳 新婚旅行で宿泊した指宿温泉、あれから40年の時が流れていた。
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
指宿温泉発祥の地であり、それ故に「元湯」の名称が冠せられている。
温泉街の中心、砂むし会館・砂楽の近くにあるが、メイン道路から内陸に一筋外れているので少々分かりにくい。
近年改装されたが、木造の風情ある湯屋建築で、既に落ちついた雰囲気を漂わせている。

男女別をの入口には、赤と紺の暖簾が掛けられていてこれもまたいい。
建物の前に3、4台分の駐車場がある。

簡素な脱衣室から風呂場に入ると、間口が狭い入口からは想像できない広さの浴室に2つの風呂がある。温泉は現場で見ても写真で見てもやや青味がかっていたが、底に敷かれた石の色のせいだろうか。

本来掛け流しと思われるが、早朝のせいだろうか、縁から湯はあふれ出ていなかった。泉質は加水した塩化物泉、温度は嬉しいことに適温だった。

梁がむき出しの高い天井、広い浴室にかなり大きな浴槽が2つ。給湯はかなり絞っていて、掛け流しにはなっていなかった。
木造の情緒ある湯小屋赤青の暖簾が印象的だ。
青色に見える温泉、湯の温度は意外に低め、入浴時間によって温度差があるのだろうか。
40年ぶりの指宿、昔のように南国ムード一杯だった。指宿ロイヤルホテル(追って掲載)に宿泊、周辺の数多い共同浴場から、鰻温泉二月田温泉、そして指宿温泉発生の地、市営元湯温泉に立ち寄った。