下條温泉  コスモスの湯 (長野県)

コスモスの湯は、長野県の最南端、下伊那郡の中央、南アルプスと中央アルプスに囲まれ、天竜川が作った河岸段丘の一角に位置する下條村にある日帰り温泉施設。三回目の入浴は、天竜峡温泉峡泉にチェックインする前だった。

城の形をした「道の駅信州路下條」の横の道をしばらく進むと、左右に伊那谷から中央アルプス・南アルプスの大パノラマを眺望する台地に至り、そこに下條温泉の木造・平屋の施設が見えてくる。

初回に訪れたのは10月、施設名に相応しくコスモスの花が周辺に咲いていた。それから3年後、2回目は9月と1ヶ月早く、まだ稲は刈り取られず、近くのりんご園の果実はほんのり色づいたばかりだった。
そして今回は12月上旬、紅葉はとっくに終わり、、絶好の展望地であるここからは、二つのアルプス、中央アルプと南アルプスの白く冠雪した山々が遠望出来、近景では河岸段丘の伊那谷が見下ろせた。ここに3回も訪れたのはこの眺望が気に入ってるからだ。
外観は玄関先に大きく張り出した屋根が堂々として豪壮な建物に見えてしまう。

入場料は大人400円で銭湯並み、近隣の人が気軽に通える料金設定だ。
かなり広い内湯は、180度のワイドなガラス張りで入浴しながら眺望が楽しめる。内湯から続く階段を下って行く先に岩で囲まれた露天風呂がある。風呂から望む伊那谷、その先の中央アルプスを一望する風景は見事で、信州の温泉に浸かっている実感が湧いてくる

透明な療養温泉の湯は30度、泉質は単純硫黄泉だが、アルカリ性なの)で、肌にかなり強いぬめり感が残る。
館内の食他に、隣接して、別の食事処もあり好みの食事を選択出来るのも魅力だ。

下条村は人口3700人弱、長野県の最南端、愛知県と県境を接する下伊那郡の中央に位置し、山林が約7割を占める。中央自動車道飯田ICから車で20分の所にある。

数多くの川が天竜川に注ぎ、これらによって浸食・形成された河岸段丘に集落が点在する。

村の特産には、リンゴ、梨、柿(市田柿)、ソバ、大根(親田辛味大根)などがある。

村名は室町時代のはじめ甲斐の国からこの地に入り、室町中期から戦国期に全盛を極めた下條氏に由来する。

近年、村は行政財政改革を進め、少子化対策に取り組み低家賃の村営住宅を整備するなどして、村外から若い人達を呼び込み、ピーク時の出生率は2.59%に達し、一時は奇跡の村としてメディアで紹介され、全国各地からの見学が相次いだ。
しかし、高校がないなどから、再び人口減少が始り。一時の勢いは衰えている。


住 所 下伊那郡下條村睦沢3405
電 話 0260-27-2600
交通機関

三遠南信自動車道 天龍峡I.C.、JR飯田線 天竜峡駅より車で5分
中央自動車道 飯田I.C.より車で20分

施 設 食事処(2ヶ所 館内:レスト秋桜 隣接別棟:一福)、休憩室、売店、駐車場(70台) 
宿 泊 なし
泉 質 単純硫黄泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 11時~20時(受付19時30分迄) 
定休日 毎月第1月曜日 年末年始(12月29日~1月1日)
入浴料金 大人400円 小学生以下200円
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1、
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 天竜下り、リンゴ・梨狩り道の駅信濃路下條(そばの城・そばの館・うまいもの館)
妻籠・馬篭
お土産・食事 道の駅信濃路下條で両方可、特産品:リンゴ、市田柿、親田辛味大根
近くの温泉 昼神温泉、、阿南温泉、伊那谷温泉、水簾洞温泉、信州平谷温泉奥天竜不動温泉
下條村HP
観光協会HP
https://www.vill-shimojo.jp/
https://shimojo-kanko.jp/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)

かなり広い内湯で2面が大きなガラス張りなので開放感たっぷり。単純温泉だがアルカリ性なのでかなりのぬるすべ感がある。

国道151号線で下条村に入ると、当村出身で観光大使のタレント、「峰竜太の故郷」と書かれたの大きな看板が現れてくる。(写真は観光協会HPから借用)

所在地 : 下伊那郡下條村
温泉・施設名 : 下條温泉 コスモス(秋桜)の湯 (最終入浴:2021.12.9)

内湯から階段を下りて露天風呂へ。遙か前方にアルプスの山々が連なる。

館内から見る伊那谷そして遠方に南アルプス。

玄関先の屋根が堂々とした風格を出している外観。毎月第1月曜日と年末年始が休館日だ。