青根温泉 お山のめぐみ とだ家(宮城県)

データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。) 
住 所 宮城県柴田郡川崎町青根温泉7−5
電 話 0224−87−2611
交通機関 山形自動車道宮城川崎ICから約12km
JR東北新幹線白石蔵王駅からミヤコーバス遠刈田温泉行きで50分、終点下車、タクシーで10分
施 設(日帰り用) ロビー、駐車場
宿 泊 17室
平日2名1室 1人9,500円〜12,000円
泉 質 単純温泉 (源泉温度49.8℃)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
日帰り入浴時間 10時30分〜18時 (予約不要) 
定休日 不定休
入浴料金 大人500円
入浴施設 内湯:男女各1 露天風呂:男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 青根洋館・国営みちのく杜の湖畔公園(含むふるさと村)・お釜(蔵王エコーライン・蔵王ハイライン)蔵王スカイケーブル・蔵王ロープウエィ・樹氷・鴫の谷地沼(水芭蕉)・三階の滝(日本の滝百選)、不動滝観瀑台・山寺(立石寺)
近くの温泉 遠刈田温泉・峩々温泉蔵王温泉・かみのやま温泉・天童温泉・秋保温泉鎌先温泉、小原温泉
川崎町HP
川崎町観光HP
とだ家HP

http://www.town.kawasaki.miyagi.jp/
http://kawasaki-asobi.jp/spot/spa/aone/
http://www.aone-todaya.co.jp/

宮城蔵王の南、花房山の中腹、標高500mに位置し、かっては仙台藩の御用湯であった青根温泉だが、現在は国道457号沿いに中小の旅館が6軒の小さな温泉地。とだ家は素朴な湯宿で、日帰り入浴歓迎、かけ流しの露天風呂からの眺望が素晴らしかった。

所在地 : 柴田郡川崎町青根温泉

施設名 : お山のめぐみ とだ家 (入浴日:2015.7.7) 
温泉名 : 青根温泉 

宮城蔵王の南、花房山の中腹、標高500m前後にある青根温泉。三方を山で囲まれた山間の温泉とは言え、東側の視界が大きく開け、はるか彼方には太平洋を見渡せるので、明るい雰囲気を持つ温泉地だ。

青根温泉には6軒の宿(日帰り施設1)があるが、何れも小規模で国道457号沿いに点在しているので、温泉街は形成されておらず、俗化した雰囲気はまったくない。
ここの歴史は古く、東鳴子温泉とともに仙台藩の御用湯として、しばしば伊達藩主をはじめ要人が利用したという。1528年の開湯なので500年近い歴史がある。

手元の少し古い資料によれば、ここに「大湯」「名号湯」の2つの共同浴場がある、との記述が見える。
しかし近年、これらは取り壊され、代わりに源泉掛け流しの日帰り施設「じゃっぽの湯」が2006年4月にオープンした


青根温泉の中心にある「青根洋館」は、明治時代の洋館を復元したものだが、一階は観光案内所、2階が「古賀政男記念館」になっている。古賀は、青根温泉から蔵王連峰にかかった夕焼けを見て、出世作の「影を慕いて」の詩を作った。

国道からほんの少し山側に入った所に立つとだ家は、部屋数17室で外観はごく素朴、館内に入ってもその印象は変わらない。

宿泊料金もリーズナブルで、平日なら2人1室1人10,000円〜12,000円程度で泊まれる。

玄関先の目立つ所に、「日帰り入浴500円」と書かれた幟が立てられていて、日帰り入浴を積極的に受け入れているのが一目で分かる。

入浴時間は10時30分〜18時と比較的長い

風呂は、男女別の内湯と露天風呂がある。
内湯は2mx5mほど、露天風呂はそれより小ぶりだが、前方に山々が迫る眺望が素晴らしい。

温泉は50℃、無色無味無臭の単純温泉をかけ流しで落している。

国道457号沿いの青根洋館。1階が観光案内所、2階が昭和を代表する作曲家で、5000曲を作曲した古賀政男の記念館。

標高500mの青根温泉から見る風景、晴れた日には太平洋も見渡せる。

眼前の庭園の向こうには山々が連なり、一級品の眺望だ。

タイル張りのごくシンプルな内湯、湯温は40℃程度で適温。

伊達家一門の川崎伊達藩の居城があった川崎町は、宮城県の南部に位置する。
仙台市の南近郊にありながら、蔵王山麓に属する山岳丘陵地帯と河岸段丘の発達した山間盆地からなる自然豊かな町だ。

標高が東部の100mから西部の蔵王刈田岳の1,759mに至る西高東低の地形になっている。

蔵王おろしが町を吹きぬけることから、住宅や田畑を守る防風雪林が設けられ、これが町独自の風景となっている。

川崎町は支倉常長(はせくらつねなが)の出身地である。

彼は、慶長18年(1613年)、戦国時代の英雄で、仙台藩祖となった伊達政宗が送った「慶長遣欧使節」の責任者だ。世界最大級の木造帆船に乗船し、7年をかけてスペイン・フランス・イタリアと周り、バチカン教皇にも謁見して政宗の親書を手渡した人物である。
町内には常長と一族にまつわる史跡や文化財が、数多く残されている。

日帰り入浴の幟が目立つ玄関前。

いたって庶民的なフロント・ロビー

シャンプー類はポーラ。

整理整頓された脱衣所