東鳴子温泉 黒湯の高友旅館 (宮城県)
所在地 : 大崎市鳴子(なるこ)温泉
住 所 宮城県大崎市鳴子温泉字鷲ノ巣18
電 話 0229−83−3170 
交通機関 東北自動車道古川ICより国道47号線を鳴子方面に約40分
JR陸羽本線鳴子御殿湯駅より徒歩5分。
施設(日帰り用) 特に無し、駐車場
宿 泊 41室(T無し)
2人1室1人9000円前後
湯治プラン2人1室1人4500円前後(2015年8月現在)
泉 質 含硫黄ーナトリウムー炭酸水素塩泉他
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
日帰り入浴時間 10時〜16時
定休日 不定休
入浴料金 大人500円 子供250円
入浴施設 内風呂男1、女2、混浴2(女性タイム有り)、貸切内風呂2(露天風呂無し)
浴室備品 一部の浴槽にシャンプー類有り
観光スポット 鳴子峡、潟沼、日本こけし館、吹上高原(間欠泉他)、鳴子熱帯植物園、鳴子温泉ブルワリーオニコウベリゾートブルーベリー観光農園
お土産・食事 食事処は鳴子駅周辺に有り。土産は鳴子こけし、鳴子漆器
近くの温泉 鳴子温泉川渡温泉東鳴子温泉中山平温泉、吹上温泉、鬼首温泉、轟温泉、宮沢温泉
大崎市
観光協会HP
高友旅館HP
http://www.city.osaki.miyagi.jp/index.cfm/1,html
http://www.naruko.gr.jp/
http://www.takatomo-ryokan.com/

温泉好きが感涙する温泉・風呂を持ち、鄙びた湯治宿の雰囲気を漂わす素朴な旅館が数多い鳴子温泉郷。
その中にあって、東鳴子温泉と言えば、4本の源泉と風情たっぷりの7ヶ所の風呂を有する「黒湯の高友旅館」を真っ先に推薦する方が多い。但し、浴室・風呂の清潔感、タオル・シャンプー類・各種アメニティの充実、シャワーやカランの数や湯の出方等に拘る方には、別の評価となるかもしれない。

温泉名 : 鳴子温泉郷 東鳴子温泉 

鳴子温泉郷にあって、唯一、国道47号/陸羽東線沿いから離れ、山間部を走る国道108号を走って鬼首温泉に向かう途中にある鳴子ダムの景観。

石造りの貸切風呂「もみじ風呂」深海のような深緑が神秘的。

温泉好きに良く知られる高友旅館の名物風呂「黒湯」。含有する鉄分が酸化して、黒緑色になる。右奥にプール風呂があるが、この名称は、風呂の規模より形に由来するのだろう。

東鳴子温泉は、国道47号から一筋南側、低層、地味な建物が続き、温泉街風情に欠ける。しかし、温泉好きにはたまらない風呂を持つ素朴な宿が点在する。右側の建物は、東鳴子温泉で最も知名度が高い旅館大沼

データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。) 

この他に、女性用「ラムネ風呂」と貸切風呂の「家族風呂」がある。

大崎市は宮城県北西部に位置し、平成18年3月、古川市を核に松山町・鳴子町等の1市6町が合併し誕生した。

県内においては、人口で仙台市・石巻市に次ぐ3番目、面積では栗原市に次ぐ2番目である。

南は松島町に接し北は秋田県、西は山形県と境を接する。平野部おいて農業や工業が盛んなほか、市内最北西部の鳴子地区は温泉観光地である。

この鳴子地区(旧鳴子町)は仙台市より寒く、氷点下15度まで冷えることもある。県境・山間部に属する町の一部は豪雪地帯である。

またこの地区は、 泉質・湯量ともに豊富な温泉と、紅葉が美しい鳴子峡、日本一の強酸性湖・潟沼、本州最大・鬼首のカルデラ地形など自然にも恵まれている。

さらに特産品として、有名な鳴子こけしや鳴子漆器などの工芸品もあり、年間200万人の観光客が訪れる東北の大温泉地だ。

施設名 : 黒湯の高友旅館 (入浴日:2015.7.9) 

上記の黒湯と仕切りを共にする「婦人風呂」と称する女性用内湯。

男性用内風呂「ひょうたん風呂」泉質はナトリウムー炭酸水素塩泉(重曹泉)でぬるすべ感たっぷり。

黒湯とプール風呂からは、泉質の異なる温泉が溢れ出て、温泉成分が美しい黒と緑色の浴槽を作り、マニアにはたまらない。

天井が高くて広い浴室内は古色蒼然、配管パイプなどがむき出しで縦横に走っおり、そこに2つの浴槽が同居している。写真左側のブーメラン形の浴槽が高友旅館が売り物とする黒湯(含硫黄ーナトリウム・炭酸水素塩泉)で、黒緑色、しっとり感があってやや熱め、石油臭。片方の長方形の風呂がプール風呂で、青白く白濁した湯の泉質は、ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉で出汁味、かなりの温めだった。この2つの風呂は混浴だが、宿泊の場合、20時〜21時30分は女性専用タイムとなる。

鳴子温泉郷には、いまも湯治客を受付け、温泉好きが随喜の涙を流す風呂を持つ素朴な宿が数多くある。
その内、東鳴子温泉と言えば、温泉マニアが真っ先に推薦するのが「黒湯の高友旅館」だ。


陸羽東線の鳴子御殿駅から徒歩で5分ほどの距離にあり、部屋は、トイレなしの和室15と簡単なキッチンがついた自炊部屋が26室ある。宿泊料金は、一般客室で2食付き1人9,000円前後のようだが、最新詳細情報は、宿のHPで確認ください。

日帰り入浴は、10時〜16時で予約不要、入浴料金は500円だ。
風呂は、内風呂男1、女2、混浴2(女性タイム有り)、貸切内風呂2(露天風呂無し)の
ヶ所で、日帰り入浴の場合は、この7ヶ所の場所を探すだけで大変だ。但し、日帰り入浴で貸切風呂に入れるかは確認しなかった
詳しくは、温泉仲間で、ここに宿泊されたまぐぞーさんの記事をご一読ください。
源泉は、この宿自慢の黒湯(含硫黄ーナトリウムー炭酸水素塩泉)の他に3本を有し、異なった泉質の温泉が各湯船に注がれている。

鳴子温泉郷とは、陸羽本線・国道47号沿いに点在する鳴子温泉川渡温泉東鳴子温泉中山平温泉、それに山間部に入った鬼首温泉郷(鬼首温泉、吹上温泉、轟温泉、宮沢温泉)の5つの温泉の総称である。最寄駅で言うと、川渡温泉駅・鳴子御殿駅・鳴子温泉駅・中山平駅の4駅周辺に湯煙を上げている(鬼首は除く)。

奥州三名泉の一つ、鳴子温泉郷(他に秋保温泉、飯坂温泉)は、湯量・泉質の多さを誇る。
特に泉質分類11種類の内、9種類の温泉を湧出、さらに源泉370本を有する湯量の豊富さ、バラエテイに富む旅館・ホテルがあり、草津・別府などと肩を並べる・・・は少し大げさだが、日本有数の温泉地であることは間違いない。

東鳴子温泉は、鳴子温泉と川渡温泉の中間に位置し、最寄り駅は「鳴子御殿駅」。
この名前は、ここに伊達藩主などの御殿湯があったことに由来する。
隣駅の大きな旅館・土産物・飲食店・外湯等が立ち並ぶ鳴子温泉とは対照的に、小さな旅館が10軒程、湯治場の雰囲気を残すこじんまりした温泉街だ。


道路に面して、ピンク色の「日帰り温泉」の文字が目立つ幟(のぼり)。

高友旅館の外環・館内から、共に湯治宿の雰囲気が漂う。