住 所 福島県南会津郡下郷町大字湯野上字舘本乙1338
電 話 0241-68-2888
交通機関 東北自動車道白河ICから国道294号線・国道118号線で約90分
JR会津若松駅から会津鉄道で47分、湯野上温泉駅下車
日帰り利用施設 ロビー、売店、駐車場(30台)
宿 泊 10,000円~15,000円(2009年11月現在)、詳細は下記の宿HP参照
泉 質 単純温泉 (泉温58.3℃)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
外来入浴時間 午後1時~午後3時 (予約不要)
定休日 無休
入浴料金 大人 500円 
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂1、貸し切り風呂1
浴室備品 シャンプー、ボディソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 塔のへつり(国指定天然記念物)、大内宿(重要伝統的建造物群保存地区)、中山風穴地特殊植物群落(天然記念)、観音沼森林公園、下野街道(国史跡)

磐梯山、五色沼、猪苗代湖、野口英世記念会館、会津若松市(鶴ヶ城・白虎隊・蕎麦)、喜多方(蔵&ラーメン)、桧原湖、五色沼、秋元湖、磐梯吾妻スカイライン(日本の道100選)、吾妻高原、浄土平
お土産・食事 国道沿いで食事可
近くの温泉 岩瀬湯本温泉、二岐温泉芦ノ牧温泉、東山温泉、甲子温泉、新甲子温泉
下郷町HP
観光HP

旅館組合HP
旅館新湯HP
http://www.town.shimogo.fukushima.jp/
http://www.town.shimogo.fukushima.jp/kanko/index.html
http://www.yunokami.jp/
http://www.f-onsen.com/ryokan-shinyu/aisatu.html
雑記帳 南会津の只見川沿いは、長い間行きたいと思っている地域。次回はこの方面を重点的に巡り、素朴な温泉を出来るだけ多く入浴したい。
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)

南会津の観光スポット、大内宿と塔のへつりにほど近く、会津西街道(国道121号線)沿い、大川渓谷の崖の上に湯煙を上げる湯野上温泉の旅館新湯に立ち寄った。

所在地 : 南会津郡下郷(しもごう)町
施設名 : 旅館 新湯(しんゆ) (入浴日:2009.5.13)  
温泉名 : 湯野上(ゆのかみ)温泉 

これほど派手な絨毯はなかなかお目にかかれない。

玄関が5階になっている。
日帰り入浴は13時~15時で500円。


タイル張り・L字型の内風呂



立派にかけ流しになっている。

風呂から見下ろす渓谷

屋根があるので雨の日でも心配ない。


対岸の崖が迫る大きな露天風呂。

湯野上温泉は、国道沿いと渓谷を挟んだ対岸に宿が二分している。
旅館 新湯は対岸にあり、5階建ての建物が深い大川渓谷に迫り出すようにして立っている。
館内は一昔前の観光温泉旅館の雰囲気、派手な赤じゅうたんが出迎えてくれる。


部屋数は和室が24室(BT6T18)、宿泊料金は10,000円~15,000円程度と手軽に泊まれる。(2009年11月現在・・詳しくは宿のHP参照)。

風呂は男女別の内湯と男女交代制の露天風呂が一ヶ所あり、これがここの最大の売り物だ。
一度に30人程度が楽に入浴出来る大きな露天風呂で、眼前に渓谷の岩肌が迫り、見下ろすと阿賀川(大川)の渓流が白波をたてて流れ下っている。先ずは一級品の露天風呂だ。

温泉は58℃のさらりとした単純温泉が、掛け流しで注がれている。

会津西街道の宿場町・大内宿(国重要伝統的建造物群保存地区)には茅葺の屋根を持つ建物が数十軒並び、江戸の面影を今に残している。

奇岩が塔のように林立する天然記念物の「塔のへつり」

栃木県今市方面から北上する国道121号線は、阿賀川(大川)が造った深い渓谷に沿って走る。

湯野上温泉は、渓谷を挟んだ両岸に小規模の旅館13軒や多数の民宿が点在しているが、歓楽街とは無縁な素朴な温泉地である。

かっては、渓谷の河床に多数の源泉から温泉が湧きだしていたが、最初の温泉宿は明治20年頃と言われており、比較的新しい温泉地だ。

当時は温泉を汲み上げる技術が無かったため河原に露天風呂が点在していたようで、その名残として渓流がすぐ横を流れ下る河原に,、コンクリートで固めただけのシンプルな共同浴場が今もある。


戦後、水害の多い河原から渓谷の上の街道沿いに宿が移転、現在の湯野上温泉に発展していった。
河原から渓谷の上への施設の移転、これは同じ阿賀川渓谷沿いにある芦ノ牧温泉と同じ経過を辿ってきているのが面白い。


温泉街から会津鉄道で一駅行った先に「塔のへつり」、北に6kmほど山の中に入ると江戸時代の宿場の面影を残した「大内宿」があり、湯野上温泉に泊まったら必見の観光スポットだ。

南会津と言えば、福島県の南西部、下郷町・南会津町・只見町・桧枝岐村の3町1村を含む地域を言う。

その中にあって下郷町は福島県の南端に位置し、栃木県那須塩原市と境を接している人口7000人ほどの町だ。
町域には、国道118号線(水戸市ー会津若松市)、国道121号線(米沢市ー栃木県益子町)、国道289号線(新潟市ーいわき市)の3本の幹線道路が南北・東西に走る。

町は「いで湯と渓谷の里」と謳っている.。

町域には、日光連山の北側に源を発し日本海に流れ込む大河・阿賀川(大川・新潟に入ると阿賀野川))が造り上げた深い渓谷とその崖上に湯煙を上げる湯野上温泉がある。
さらに渓谷一の景観を誇り天然記念物でもある「塔のへつり」、旧会津西街道の宿場町である「大内宿」などの魅力的な観光スポットを擁する。

「塔のへつり」は百万年もの長い年月をかけて侵食と風化を繰り返し見事な景観を造り上げたもので、へつりとはこの地方の方言で、川に沿った断崖や急斜面の意味である。

湯野上温泉 旅館新湯 (福島県)