関東第三位の大河・那珂川沿いに位置する馬頭温泉郷。ここのレトロな「いさみ館(記事追って掲載)」にチェックイン、すぐに車で1分の距離にある「町営温泉浴場ゆりがねの湯」に向かった。
「ゆりがね」という馴染みない言葉は、土砂にまじっている砂金を水中で揺すって選びわけること、またはその砂金のことを意味する。那珂川町周辺は古来砂金の産地で、天平時代、奈良の大仏建立に際してここの砂金が使用されたと言う。
住 所 | 栃木県那須郡那珂川町小口1671-1 |
電 話 | 0287-92-3023 |
交通機関 | 東北道矢板ICから国道4号国道293号線等経由で約28km 東北本線氏家駅から東野バス馬頭行きで35分、道の駅馬頭下車、タクシー5分 |
施 設(日帰り) | 食事処、湯上がり処、駐車場(60台) |
宿 泊 | 不可 |
泉 質 | 単純温泉(源泉温度46.2℃) |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 | 10時~21時 |
定休日 | 毎週月曜日 |
入浴料金 | 大人500円 小中学校・70歳以上300円 但し午後5時以降 大人300円 小人200円 |
入浴施設 | 内湯:男女別各1 露天風呂:男女各1 |
浴室備品 | ボディソープ、シャンプー、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット | いわむらかずお絵本の丘美術館、馬頭広重美術館、なかがわ水遊園、カタクリ山公園 益子、那須高原(多数のテーマ館・レストラン・食事処・美術館・牧場)、日光 |
お土産・食事 | 館内で食事可 |
近くの温泉 | 喜連川温泉、与一温泉、矢板温泉、那須黒磯温泉、板室温泉、那須温泉、塩原温泉 |
那珂川町HP 観光HP いさみ館 |
http://www.town.tochigi-nakagawa.lg.jp/ http://www.town.tochigi-nakagawa.lg.jp/22kankou/index.html http://www.nactv.ne.jp/~isamikan/ |
素晴らしいパノラマを持つ内湯からは、浸かったままで那珂川が見える。夕方になると日没も美しい。
馬頭温泉郷は、旅館が両方で10数軒ある広瀬温泉と小口温泉の他、日帰り施設の小砂温泉・南平台温泉など、那珂川町の町域にある温泉の総称である。
温泉郷と称するには規模が小さいが、日帰り施設などがそれぞれが別称の温泉を名乗っているので、これらを括って「郷」としている。
標高1022mの八溝山の南麓、那珂川河畔にあり、周囲はのどかな丘陵地帯と田園地帯が広がり、遠くには那須岳や日光連山の山々が望まれる。
馬頭温泉郷の旅館のほとんどが西の方角を向いていて、那珂川の水面が金色に光る夕景を見ながら入浴出来る。
温泉地の歴史はさほど長くないが、150年ほど前の江戸時代末期には湯治に利用されていたようだ。
現在の温泉は新たにボーリングされた源泉であろうが、代表的なものは源泉温度が46.2℃、pHが9.3のアルカリ性単純温泉である。
最新版(2011年)のるるぶ日帰り温泉(関東周辺)の記事によれば、ここは加温有りの掛け流しとなっている。
しかし、館内に掲示されていた温泉の利用状況によれば、「湯量不足を補うための加水、入浴に適した温度にするために加温、循環濾過と塩素系薬剤使用」と明示されているので、掛け流しは明らかに間違いだ。
pHが9.3もありながら、アルカリ性特有のぬめり感が薄かったのはこのためだろう。
ふらぴょんさんに教えて頂いた「いわむらかずお絵本の丘美術館」を訪れた。写真は購入した2冊の絵本。
那珂川町を流れる那珂川。
川石で縁どった4~5人用の露天風呂。
館名の「ゆりがね」は、かってこの地で採取されていた砂金を意味する。
施設名 : ゆりがねの湯 (入浴日:2011.7.13)