● 朝食
● 夕食
館内には夕食にも使われている益子焼が販売されているが、かなり高額だ。
夕食・朝食が供されるレストラン。ベランダからの中禅寺湖の眺めが見事だ。
上述の通り、12kmほど先の日光湯元温泉から引く硫黄泉が男女別の内湯と露天風呂、それに一ヶ所の貸切風呂に落されている。
何れも小型の浴槽であり、引き湯とはいえ十分すぎる湯量なので何れもかけ流し、浴槽の温泉は常に新鮮な状態に保たれている。
その上、硫化水素臭で白濁、色も臭いも最も温泉らしい硫黄泉なので、温泉好き宿泊客の満足度は高いだろう。
日帰り入浴は受け付けていないので、この温泉を中禅寺湖畔で味わうとしたら、奥日光ホテル 四季彩、日光レークサイドホテル、中禅寺金谷ホテルなどで入浴が可能だ。
東京在住で温泉友達のふらぴょんさんとネット上のお付き合いが長い温泉たまこさん(現串カツ子さん)のお二人が泊まられ、推薦頂いた中禅寺温泉ホテル湖上苑に宿泊。
久しぶりの東照宮観光後、へアピンか―プが続くイロハ坂を登って、2ヶ所の宿(日光レークサイドホテル・奥日光ホテル 四季彩)に立ち寄ってから、大使館跡地に建てられたホテル湖上苑にチェックインした。
部屋からはるか遠くの湖上から静かに打ち寄せる漣まで見える、文字通りの湖上の宿。日光湯元温泉から引き湯しているかけ流しの硫黄泉、そして地の食材を使った和洋の食事を堪能した一夜となった。
住 所 | 栃木県日光市中宮祠2478 |
電 話 | 0288-55-0500 |
交通機関 | 東北自動車道宇都宮ICから日光宇都宮道路(有料)清滝ICから国道120号線。清滝ICから国道120号を中禅寺方面へ約10km JR日光線日光駅または東武鉄道東武日光駅から東武バス中禅寺温泉または湯元温泉行きで45分 |
宿 泊 | 10室(洋室6 和室4) 平日2人1室1人 12,000円~16,000円程度 季節・曜日・年度・プラン・宿泊人数などによって変動するので、詳細最新情報は湖上苑HPを参照ください。 |
泉 質 | 硫黄泉 |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間(日帰り) | 不可 |
入浴施設 | 内湯:男女各1 露天風呂:男女各1 貸切1 |
浴室備品 | シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット | 日光東照宮及び周辺の寺社、中禅寺湖、霧降高原、戦場ヶ原、華厳の滝、霧降の滝、竜頭の滝、湯滝、光徳牧場 |
お土産・食事 | 中禅寺湖畔に食事処・土産物屋多数 |
近くの温泉 | 日光温泉、光徳温泉、日光湯元温泉、霧降高原温泉、鬼怒川温泉、川俣温泉、川治温泉、塩原温泉郷、那須温泉郷 |
日光市HP 日光観光協会HP 中禅寺温泉HP 湖上苑HP |
http://www.city.nikko.lg.jp/ |
風 呂
私たちのテーブルは窓際の最上席。
浴槽周辺はどこも温泉成分が付着して温泉好きにはたまらない味わいだ。
部屋 | 3.4 | 風呂 | 4.0 |
朝食 | 4.5 | 夕食 | 4.5 |
接客・サービス | 4.4 | 清潔感 | 3.8 |
じゃらん クチコミ 総合4.0(2014.12.25現在)
イロハ坂は、日光市から群馬県沼田市に至る国道120号の日光市馬返から、同市中禅寺湖畔間の部分を言い、標高差500mを一気に駆け上がるのでヘアピンカーブが連続する。
かっては秋の紅葉の時期の大渋滞で知られていたが、上り専用・下り専用に分けられ、それぞれが2車線あるので、現在は人気のドライブコースになっている。
そのイロハ坂を通過してすぐ、大きな赤い鳥居をくぐった先に中禅寺温泉の旅館が点在する。
美しい湖畔には、宿泊施設・レストラン・土産物屋・遊覧船の発着場等が軒を連ねるが、しっとりした温泉街の風情は無い。
中禅寺温泉旅館組合のHPによれば、加盟旅館は5軒になっているが、中禅寺金谷ホテル・日光レークサイドホテルのように加盟していない旅館もあるので、総数はもう少し多い。
数は少ないが、ホテル・旅館のタイプは様々で、純和風、西欧のリゾートホテル風などバラエティに富む。
源泉は10km離れた日光湯元温泉の硫黄泉を引き湯していて、ほとんどの宿が掛け流しにしている。
日光市は栃木県の北西部に位置し、北は福島県、西は群馬県に接していて、県土の4分の1という広大な面積を占めている。
県庁所在地の宇都宮市から西へ約30km、日光国立公園の中心として国内外から多くの観光客を集めている。
市域には、1999年12月に世界文化遺産に登録された東照宮をはじめとする「日光の社寺」、標高1,269mにある中禅寺湖、そこに影を落とす男体山(2,484m)、日本三名瀑の一つである華厳の滝をはじめとする日光47滝など、数多くの観光スポットを有している。
冬には氷点下20度を超え、春から夏にかけてはさまざまな高山植物が可憐な花を咲かせる戦場ヶ原や霧降高原、中禅寺湖・湯ノ湖をはじめとすする大小さまざまな湖沼が点在する。
湯ノ湖湖畔には、温泉通が高く評価し、硫黄泉が自噴する名湯・日光湯元温泉があり、この源泉を引き湯する中禅寺温泉等もある。
引き揚げ生湯葉
揚げ巻湯葉と季節の野菜の煮物
お造り(サーモンたたき他)
酢の物
イロハ坂で標高差500mを一挙に揚げてきた国道120号は、この先、戦場ヶ原・・湯滝・湯ノ湖・湯元温泉・金精峠等を越えて群馬県へ。
落差50m、幅25mの壮大な湯滝。華厳の滝・竜頭の滝とともに日光三名瀑。
湯ノ湖は一周3kmほどの小さな湖。中禅寺温泉の源泉は、すぐ近くで自然湧出する。
ご飯・お吸い物・香の物
デザート
美味しい水はこんな風にして卓上へ
朝食・夕食の評価が高いのが頷ける。部屋は8畳程度なのでこの評価か?広めで豪華・清潔感がある風呂を期待する方には、低い評価になるかもしれない。
松が目隠しになってる露天風呂。湖上を渡る風が爽やかだ。
温泉成分が付着して素材が分からないが、やかんの様な形をした湯口。
中禅寺湖畔に佇む絶好のロケーションにあるホテル湖上苑。全室が中禅寺湖に面する。
1階の101号室は8畳、ユニットBT付きで、平日2人利用1人16,200円。室内に椅子がないのが辛かった。
レストランのベランダからの美しい風景。まるで中禅寺湖に浮いている感覚。文字通り湖上苑だ。
群馬県沼田方面に通じる国道120号線、湖側にホテル湖上苑の看板が見える。
同じ造りの女性用内湯。
宿泊した101号室は、このベランダの先、右側。
上神庫と中神庫も国宝。
日光湯元温泉の湯畑。辺り一面に硫黄泉が滲み出て硫化水素臭が漂い、渡された板の上しか歩けない。
ここの源泉が12km離れた中禅寺温泉にパイプ送られ、その間に70℃を超える高温泉が適温となって各旅館に配湯される。
手を洗い、口をすすぐ御水舎(おみずや)は重文。
逆方向からの内湯。シャワーが3本あった。
湖上に浮かぶような露天風呂。詰めて2人程度。
貸切風呂。
陽明門の左右に伸びる回廊も国宝。外壁には我が国最大級の花鳥の彫刻が飾られていて、いずれも一枚板の透かし彫り。
洋風前菜(自家製塩麹の鶏ハムとヤシオマスのリエット
季節のグラタン(干ぴょう・ナス)
虹鱒の唐揚げ湖 上苑オレンジソース仕立て
牛ヒレ肉のポワレ ホワイトソース
世界文化遺産、国宝の(日光)東照宮。江戸幕府初代将軍徳川家康を神格化した東照大権現を祀る。写真は唐門。
洋風の朝食は牛乳・スープ・パンを含めてとても美味しかった。
東照宮の最大の観光スポット「陽明門」は修復中で見れなかった。(写真は過去に撮影)
圧倒的な迫力、落差97mの華厳の滝も指呼の距離にある。和歌山県/那智の滝、茨城県/袋田の滝とともに日本三名瀑。
日光国立公園の主峰・男体山(2486m)は火山で、日本百名山の一つ。
小学生のとき、登山した懐かしい思い出がある。
2男体山の噴火で出来た中禅寺湖。日本で25番目の大きさの湖だが、人造湖を除く広さ4km2以上の湖としては、日本一高い場所(水面標高1,269m)にある。
中禅寺湖を見下ろす中禅寺。この名称より立木観音の名で知られる。世界遺産「日光山輪王寺の別院。御本尊「十一面千手観世音菩薩」は重要文化財。
中禅寺温泉のシンボルは中禅寺湖と背後の男体山と華厳の滝だ。男体山と中禅寺湖の接点の白い部分が中禅寺温泉周辺。(撮影は立木観音付近)。
東照宮の入口にあって、大谷川(だいやがわ)を跨ぐ「神橋」。国の重要文化財で、日本三奇橋の一つ。
料 理
施設名 : ホテル 湖上苑 (宿泊日:2014.7.20))