100室を超える部屋数に応じた大きな内湯。入浴したままで三四郎島・駿河湾を見下ろせる。石膏泉らしく、皮膚への感触は滑りが悪いきゅきゅ感。
ー立ち寄り入浴不可ー
日本の夕陽百選の西伊豆町中でも、美しい海岸線と温泉を持つ堂ヶ島周辺の夕陽が白眉。堂ヶ島温泉最大の規模を誇り、近くに三四郎島、遠くに駿河湾を望むオーシャンビューの宿、堂ヶ島 ニュー銀水に宿泊した。
日本の夕陽百選に選ばれた西伊豆町中、堂ヶ島からの夕陽が白眉と言われている。
堂ヶ島温泉旅館組合によると、民宿・ペンションを含めて16軒の旅館が加入している。
他にも宿泊施設があると思われるが、山間に見られるような旅館・土産物屋・食事処・共同浴場等が立ち並ぶ温泉街は形成されていない。
ここの旅館・ホテルはオーシャンビューが売り物で、部屋からは近くに堂ヶ島のシンボル・三四郎島、その先には駿河湾を見渡せる。さらに温泉地が西に向かっているので、どこの宿からも見事な夕陽を望める。
温泉の歴史は新しく、昭和37年、東伊豆より景色が勝るのに温泉が無いので今ひとつ人気のなかった西伊豆を憂えた地元の故小松原三郎が、堂ヶ島で掘削して湯脈に当たったのが開湯である。
同氏はその後、昭和40年に堂ヶ島温泉ホテルをオープンさせた。
現在は近辺の浮島温泉や宇須久温泉と合わせて10本の源泉を使用している。
住 所 | 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2977−1 |
電 話 | 0558−52−2211 |
交通機関 | 豆箱根鉄道駿豆線修善寺駅から東海バス堂ヶ島行きで1時間40分 伊豆急下田駅から特急バス「西伊豆ライナー」で約50分 東名高速道路沼津ICから国道1・136号を松崎方面へ70km |
宿 泊 | 123室(BT付き 貴賓室1) 概ね15,000〜25,000円の範囲内だが、時期によっては10,000円といった格安プランも有り、詳細・最新情報はここのHPを参照されたく。 |
泉 質 | カルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉(57.2℃ 100リットル/分) |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴施設 | 露天風呂男女各1 露天風呂男女各1 |
観光スポット | 堂ヶ島(三四郎島・天窓銅・・・遊覧船洞窟巡り)・黄金崎(コレクションガーデン・クリスタルパーク・黄金崎遊歩道)・らんの里・加山雄三ミュージアム 松崎散策(なまこ壁通り・伊豆の長八美術館・岩科学校(重文)・カサエストレリータ・時計台・漁港)・下田)・石廊崎・河津桜 |
近くの温泉 | 松崎・雲見・土肥・桜田・大沢・観音・蓮台寺・河内・下加茂・河津温泉郷等 |
西伊豆町HP 観光協会HP 旅館組合HP ニュー銀水HP |
http://www.town.nishiizu.shizuoka.jp/index.html http://www.nishiizu-kankou.com/ http://www.dougashima.jp/ http://www.dougashima-newginsui.jp/ |
夕食はダイニングテーブルの食事処で取る。
申し込んだのは「とろけるキンメ(ダイ)三昧プラン」。その名の通り4種類の金目鯛料理をはじめ、肉を使わない魚介料理が並び、かなり豪華で美味だった。
食事を出すスタッフは料理に対する知識・マナーが完璧。さらにこの方から「笹子トンネルの事故に遭わなくてよかったですね」と言われて仰天。
「なんで知ってるの?」と聞いたら、「昨日の笹子トンネルの崩落で、信州の予定を急きょこちらに変えた」と部屋の案内してくれた人に話したのが、この宿のシステムで、接客スタッフが客の情報を共有することになっていると知らされた。
なるほど、口コミ評価の中で、「接客・サービス」の点が高いことが頷けた。
部屋 | 4.4 | 風呂 | 4.4 |
夕食 | 4.4 | 朝食 | 4.5 |
接客・サービス | 4.7 | 清潔感 | 4.6 |
風 呂
部屋から見る前方の三四郎島。トンボロ現象で、干潮時には手前の島に歩いて行ける。
625号室 14.5畳、それぞれ別個のBT(シャワートイレ)、洗面所は2槽あり、アメニティも充実。ちょうど創業55周年、これを祝して1室2人以上の場合、5500円割引があり、17、000円X2−5500円で1人14,400円となった。
ディスコ、カフェ、食事処、卓球台・室内プールなどがあり屋外プールに繋がるGF。
館内吹き抜けにロケット状の2台のエレベーターが上下する。
広々としたロビー・ラウンジ、サンセットサービスはここで行われ、その際はカーテンが巻き上げられる。客が到着時に仲居さんが10人位並んで出迎える。これまでの宿泊した150軒でこれだけの出迎えは初体験。右は広いショッピングモール。
堂ヶ島温泉の観光スポット(下記)の一つ、らんの里。近くに加山雄三ミュージアムがある。
西伊豆町は静岡県東部、伊豆半島西海岸の中央に位置し、西側は駿河湾に面している。
東側は急峻な山並みの天城山系が連なり、北と南にその支脈が海岸まで迫まっていて、森林が90%を占めている。
標高1000程度の山稜から流れる宇久須川と仁科川の河口付近に市街地が形成され、その間の入江にも小規模な集落が見られる。
町域の一部は富士箱根伊豆国立公園に含まれ、リアス式の海岸線は名勝・伊豆西南海岸の指定を受け、水平線に沈む夕陽をどこからでも見ることができる。
特に夕日を受けて断崖が黄金色に輝く黄金崎や断崖と温泉宿が立ち並ぶ堂ヶ島からの日没が美しいとされている。
温暖な海洋性気候で、黒潮の影響も受けて、年間平均気温は16℃と高い。
風呂は30〜40人が一度に入れそうな大きな内湯と三四郎島を見下ろす5〜6人の露天風呂、貸切風呂は無い。
カルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉を掛け流し循環併用式で浴槽に落している。
泉温が57℃、季節によって加水・加温し、塩素系薬剤を使用している。
尚、日帰り入浴は受け付けていない。
着席時に並んでいた料理。食前酒は静岡らしくみかんワイン。
食 事
施設名 : 堂ヶ島 ニュー銀水 (宿泊日:2012.12.3)
浴室内の化粧台・湯上がり処、何れも豪華で清潔感も漂って心地よい
オーシャンビューの宿に泊まるときの楽しみは朝食。朝光に輝く海を背景に取るバイキングは最高の贅沢。でも、例によって意地汚く盛り付けた料理は完璧なカロリーオーバー。
内湯から続く絶景の露天風呂。日没時の入浴を逃したのが残念。
お造り:ここにも金目鯛、全部で4品に使われていた。
堂ヶ島温泉のシンボルである三四郎島を眼下に、その向こうに駿河湾を見渡せる崖の上にあり、鉄筋10階建て、客室数123、堂ヶ島温泉最大の旅館である。
館内には吹き抜け・シースルーのエレベーターやエスカレーターもあり、7ヶ所の食事処、レストラン、クラブ・ディスコ、結婚式場、カラオケルーム、ショッピングモール、ゲームセンター、野外プールなど、大型旅館に相応しい設備が整っている。
料金は各種条件で変動するものの、概ね15,000〜25,000円の範囲内だが、時期によっては10,000円といった格安プランも有り、詳細・最新情報はここのHPを参照されたく。
この宿のセールスポイントは、なんと言っても部屋からは勿論、ロビー・ラウンジ・レストラン・風呂などから望むオーシャンビューだ。
単に茫々たる海ではなく、近景に三四郎島があり、さらに海を赤く染める日没が美しい。
チェックイン時に日没時間が告げられたのも頷ける。
鉄筋10階建て、鶴翼に横に広がる部屋はすべてオーシャンビューだ。
ニュー銀水のサンセットサービス。館内から夕陽が綺麗に見える10月中旬〜3月上旬に、ロビーでワインが供される。
日没時の堂ヶ島温泉のシンボル・三四郎島。遊覧船に乗って洞窟巡りが出来る。
日没前の堂ヶ島。
じゃらん口コミ評価 総合4.6 199件平均 2013年6月29日現在
堂ヶ島温泉のホテル・旅館遠望。黄金崎遊歩道など、遊歩道が整備されている。
前菜:秋刀魚味噌煮・慈姑ロー不・鶏団子・公孫樹丸十・紫蘇胡麻豆腐・山葵・銀餡・烏賊トンビ辛子和え
煮物:金目鯛煮付け・大根・芋・茄子・グリンピース
水菓子・洋ナシのムース
止め椀:渡り蟹にひじきご飯
焼物:ギンダラ西京焼(右は薩摩芋をペーストにして焼いたもの)
揚物:桜海老の天麩羅
小鉢:野菜海藻クリスタル
煮物:別掲
御神火:金目鯛しゃぶしゃぶ
お造り:季節の魚の盛り合せ
お凌ぎ:金目鯛の握り
前菜:別掲
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