●石景の湯

かんざんじ温泉 ホテルウエルシーズン浜名湖 (静岡県)

奈良・東京を車で往復する場合、冬期は雪・凍結を避けて、中央道でなく東名・名神を走る。この場合、丁度中間地点であるかんざんじ(舘山寺)温泉に宿泊することが多い。これまでに、舘山寺サゴーロイヤルホテル浜名湖グランドホテル さざなみ館山水館欣龍に宿泊してきたが、今回は部屋数が120室を超える大型ホテルで、じゃらんのクチコミ評価が高い「ホテルウエルシーズン浜名湖」に泊った。

到着時、正面玄関に車を停めて荷物を下ろすと、出迎えに出てたスタッフが、こちらが何にも言わないのに、すぐ脇の障害者用スペースに誘導してくれた。車のリアに」掛けた置いた障害者マークを見ての機敏で心温まる行動だった。

かんざんじ温泉の売り物は、客室や露天風呂からのレイクビューだ。写真は、舘山寺サゴーロイヤルホテルの露天風呂。

舘山寺温泉のランドマーク、遊園地浜名湖パルパルの観覧車。

内湯と一体になった露天風呂。

こちらにも源泉を濾過してない茶色の露天風呂があった。

じゃらんクチコミ総合4.6(2018年1月16日現在)

浜松市は、2005年7月に天竜川流域・浜名湖周辺の11市町村と合併して、面積では岐阜県高山市に次いで全国で2番目の市域を有する。
人口が80万人を超えて、県庁所在地でないにも関わらず政令指令都市となった。


大きくは南部の平野と北部の山間で構成され、豊かな自然に恵まれている。北部は赤石山系、東部は広い流域を持つ天竜川、南部は広大な砂丘からなる遠州灘、そして西部は浜名湖と、四方を異なる自然に囲まれている。

浜松と言えば、オートバイ製造から始ったホンダ・スズキやヤマハ等の発祥の地であり、これに加えて養殖ウナギと楽器を思い浮かべる。

因みに、静岡県は東西に長く、いつまで走っても県内から出られない気がする。
浜松市中心街と浜名湖は15kmほど離れているが、いずれにしても奈良・東京を往復するとき、この2つのポイントを通り過ぎると「やっと半分走った」と思うのが常だ。

寝湯を兼ねたジャグジー。

初めて見たタオルウオーマー。濡れたタオルが乾くので便利だ。

風呂は無いが、独立したシャワールームがある。

老舗旅館の「遠鉄ホテルエンパイア」の建物の老巧化に伴い改築を行い、2009年6月にリニューアルオープンした。
以前は団体客受け入れをメインにしてたが、ウエルシーズン浜名湖は、リゾートを全面に個人客をターゲットにしている。

8階建で浜名湖を視界に入れるスカイコートと4階建の新築棟で、内庭に面し静養向きのガーデンコートの2棟からなる。
両方合計の客室数が122室の大型ホテルで、内訳は洋室24、和室38、和洋室56、その他4室だ。


宿泊料金は、時期・曜日・宿泊人数・部屋・プランなどによって変るものの、平日、2人1室1人12,000円〜21,000円程度と思われる。詳細・最新情報は、ここのHPを参照されたく。

風呂に関しては、小規模の宿泊者専用風呂が一ヶ所あるが、客はこれとは別に隣接する日帰り温泉施設で、県下最大級の「華咲の湯」を利用することになる。
因みに遠鉄グループがかんさんじ温泉で経営する温泉施設は、ここ以外に浜名湖かんざんじ荘、ホテル九重、華咲の湯があり、レジャー施設に浜名湖パルパル、かんざんじロープウェイ、浜名湖折る後0ルミュージアムなど多数ある。

かんざんじ温泉の旅館・ホテルにあって1、2位を争う高得点だ。

施設名 : ホテルウエルシーズン浜名湖 (宿泊日:2016.1.13)

浜名湖の日没舘山寺温泉は、凍結・降雪の時期は中央道を避けて東名を利用するため、冬に宿泊する。

日帰り施設の華咲の湯の入り口は別にある。右の写真は、売店横にある華咲の湯への館内入り口。

●ダイダラボッチの湯

朝 食

所在地 : 浜松市西区舘山寺町

●桧香(ひのか)の湯

近年建築のガーデンコート。4階建で鶴翼の様に横に延びている。和洋室など上位ランクの客室はこちらが主力。

浜名湖の北東岸にあって、旅館ホテルが15軒ほどが営業している。

温泉名 : かんざんじ(舘山寺)温泉

ズワイガニ、静岡では似合わないが、特産のウナギの蒲焼きはしっっかり確保した。

内庭に面したガーデンコート1階、1109号室。テラス付き35.3u、フローリングにツインベッド、45畳くらいの畳敷き、トイレ・洗面所・シャワーブースなどが有り、平日2人1室1人15,660円(税込)。
1階の客室は珍しいがく、テラスから続く庭に癒やされる。清潔感が漂いアメニティも充実。

健康がテーマの浴場で、露天風呂のほか、高温遠赤サウナ、炭酸泉、バイブラ湯、座湯、寝湯などの機能性風呂が揃っている。これらの中には、非温泉の湯もあると思われるが詳細不詳。
源泉はここだけ別で、舘山寺温泉第4温泉源(共同源泉)を使用、泉質はナトリウム・カルシウムー塩化物強塩温泉

住 所 静岡県浜松市西区舘山寺町1891
電 話 053−487−1111
交通機関 ・東名自動車道、浜松西ICより8km、車で15分。三ヶ日ICから約30分
・JR浜松駅から遠鉄バス「舘山寺温泉行き」で乗車で45分、舘山寺温泉下車
施 設(日帰り) 食事処2ヶ所、カフェ、売店、休憩所、TV付きリクライニングチェアールーム、各種マッサージ、無料駐車場(150台)
宿 泊 122室(洋室24、和室36、和洋室56、その他4室)
平日2人1室 1人料金12,000円〜21,000円程度(2019年1月現在)
各種条件で変動するので、最新詳細情報はこちら参照。
泉 質 ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉ナトリウム・カルシウムー塩化物強塩泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
日帰り入浴時間 11時〜23時(季節・曜日によって変動))
定休日 不定休
入浴料金 大人平日1360円 土日特定日1620円〜1940円)
詳細・最新情報はこちら
入浴施設 内湯男女各 露天風呂男女各3 宿泊者専用露天風呂
浴室備品(日帰り) フェースタオル、バスタオル、館内着、シャンプー、リンス、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 下記浜松観光HP参照
お土産・食事 館内にレストラン2軒、カフェ、大きな売店あり
近くの温泉 三ケ日温泉、雄踏(ゆうとう)温泉、弁天島温泉、奥浜名湖温泉湯谷温泉
浜松市HP
浜松観光HP
舘山寺温泉HP
華咲の湯HP
ウエルシーズン舘山寺ホテ

http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/
http://hamamatsu-daisuki.net/
http://www.kanzanji.gr.jp/
http://hanasakinoyu.jp/
https://wellseason.jp/

データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)

華咲の湯は、遊園地・パルパルにほど近いかんざんじ温泉きっての人気宿・ホテル ウエルシーズン 浜名湖の温泉棟であるとともに、県下最大級の日帰り温泉施設でもある。

開放的な内湯と大きな露天風呂を有する「桧香(ひのか)の湯」、自然石を配した「石景(しゃっけい)の湯」、各種機能風呂を配置した「ダイダラボッチの湯」の3ヶ所の大きな温泉棟から成る。

営業時間は、10時〜23時(受付は22時迄、時期によって変更有り)、料金は、平日1360円、土日祝が1620円(他にGW・お盆時期などの特別料金有り)で、この中にはフェイスタオル・バスタオル・館内着貸出が含まれている。

また、食事処2ヶ所、カフェ、TV付きリクライニングチェアー休憩所、各種マッサージなど付帯施設が充実しており、この料金で終日、ゆったり滞在できるので決して高くない。


源泉は、姉妹館のホテル九重敷地内から湧き出る自家源泉と、舘山寺温泉の共同源泉を使用するので(いずれも循環利用)、2種類の源泉を楽しめる。

かんざんじ温泉は、浜名湖の北東岸に突き出した庄内半島の付根に位置し、静岡県内では熱海・伊東温泉は別格として、これに次ぐ規模を誇る温泉地だ。

温泉名は、温泉街背後の小高い丘に建つ曹洞宗・舘山寺(約1200年前、弘法大師により創建)に由来する。

開湯は昭和33年と歴史は浅いが、現在では旅館・ホテルが15軒ほど、浜名湖に面して建ち並び、客室が50室を超える大型のものが多い。
気候が温暖なこともあって、敷地・外観・館内が南国の雰囲気を漂わせているホテルが多い。

かんざんじ温泉の周辺は、「舘山寺 松山穏し 湖を来て ここは小春の入江さざなみ」と北原白秋が詠んだように、浜名湖随一の観光地でもある。

浜名湖畔を湖上から楽しめる遊覧船発着地で、他にも舘山寺ロープウエィ・遊園地・動物園・フラワーパークなどのレジャー施設が揃い、家族連れを中心に活気ある温泉地となっている。

2つの大きな露天風呂が2ヶ所。姉妹旅館のホテル九重敷地内に湧出する自家源泉のナトリウム・カルシウムー塩化物温泉が使用されているが、片方は濾過してないため茶色に濁っている。宿泊翌朝は、木曜・金曜日のみ入浴可(5時30分〜9時 それ以外の週は、ダイダラボッチの湯と貸切風呂・ひとと季の湯で入浴。

桧の縁で仕切られた4つの仕切りがある。ガラス窓が上部まであり、光線がふんだんに差し込んでくる。

前回、立ち寄った際、女性用だった石景の湯は、桧香の湯と同じくらいの広さだが、より雰囲気が有る造りだ。

華咲の湯

120室を超える大型ホテルだから、それなりの規模の風呂が必要だ。宿泊者専用の半露天風呂があるが、これは付け足し。宿泊客は、ホテルと隣接し、同一資本が経営する県下最大規模の日帰り温泉施設「華咲の湯」を利用する。

宿泊者専用の半露天風呂「ひとと季(き)の湯」は六角形、木の温もりが優しい。

風呂

料理

宿泊料金が割安なバイキングコースを選択した。

どうみてもカロリーオーバーのデザート。

夕 食

8階建てのスカイコート。低料金の和室などはこちらが主力写真は当館のHPから借用。

フロント&ロビーは、ごてごてしない機能的な造り。スタッフは笑みを浮かべ、快活で心地よい。

部屋 4.6  温泉 4.6
朝 食 4.5 夕食 4.6
接客・サービス 4.6 清潔感 4.6
浜名湖と言えばウナギ。近年の高騰で、バイキング等では出てこないこともあるようだ。忘れていけないのは、トラフグ(写真右はフグちり鍋)。下関のトラフグの多くが遠州灘からから運ばれてる。2003年、当地にふぐ加工処理工場が出来て、「遠州灘天然とらふぐ」のブランドで売り出し、かんざんじ温泉でも供されるようになった(別料金が多い)。

正面入り口はガーデンコートにある。

スーパー銭湯そのものの風呂の構成、温泉情緒は皆無だが、体のあちこちの間接や筋肉に痛みを抱えてる人には有り難いかも。

いつもの通り、朝食では野菜をたっぷり。

桧香の湯は偶数月が男性、奇数月が女性。石香の湯は、奇数月が男性、偶数月が女性宿泊客の終了時間は日帰りより1時間長い。

たしかに風呂はバラエティに富んでいるが、部屋から風呂まで辿り着くまでにかなり歩かないといけないのが難点だ。