手作りデザート

ご飯・味噌汁・漬物

山菜などの天ぷら。

自家製のパンに盛られたタンシチュウーもなかなか。

手作りガンモ(魚・筍・木耳・昆布・ワラビ等)は美味しかった。

ゴマを練り込んだ手作りうどん。

豆を練り込んだもの?ここにもカジカがいた。

豆腐を揚げたもの。

臨海の温泉でもないのに、宿泊料金15,000円では珍しい6点盛りのお造り。

充実した前菜の右側部分。右側のカイジカが可愛い。三徳川はカジカが多く生息し、日本の音風景百選にも選ばれている。

三朝温泉 木屋旅館 (鳥取県)

中国地方を代表する名湯・三朝温泉は、世界有数の放射能泉で知られ、三徳川(三朝川)の両岸に20数軒の旅館が立ち並ぶ。三朝温泉の旧市街ともいうべき温泉本通りにひっそり佇む木造3階建の木屋旅館は、明治元年創業の老舗の宿。源泉の上に作った2つの貸切風呂には、手掘りの地下2mの湯壺から放射能泉が湧き出ている。温泉が直下まで上がってきているため、館内は天然の床暖房状態になっており、冬はいいが、夏は暑いそうだ。文句なく5★の宿だ。

施設名 : 木屋旅館 (宿泊日:2014.5.14)

(手掘り)楽泉の湯(貸切)

大型旅館や高級旅館が点在する三徳川右岸を繋ぐ三朝橋を渡る直前の右手、車一台がようやく通れる温泉通りを100mほど進んだ先の左手に、木造3階建ての木屋旅館がある。

明治元年創業の老舗宿で、明治・大正・昭和と新築・増築・改築してきた全館が国登録有形文化財である。

部屋は全て趣きが違う14室(和室BT4、和室T9和洋室T1) 、磨き抜かれて飴色に輝き、迷路のように複雑に入り組む廊下・階段の風情も歴史を感じさせる。

料金は2人1室1人12,000円〜和洋室の25,000円前後だが、詳細・最新情報は宿のHPを参照ください


木屋旅館の売り物は、含放射能ーナトリウムー塩化物温泉をはじめとする源泉6本を有する温泉と温泉マニアを泣かせる足元湧出の貸切風呂、それに季節の食材を使い、一手間かけた料理である。

すぐ近くにある岡山大学病院 三朝医療センターと提携した新しいスタイルの湯治も可能で、これが目的の常連客も多い。

三徳川の河原にある混浴露天風呂(河原風呂)。清掃時を除き24時間入浴可能。

三朝橋の袂にある三番目の共同浴場・たまわりの湯。

三朝温泉発祥の「株湯は温泉街の外れにある。開湯850年の幟が見える。

中国山地・三徳山の麓、三徳川(地元では三朝川と呼ぶ)の両岸に大小20数軒の和風旅館が建ち並ぶ三朝温泉は、鳥取県ばかりでなく山陰を代表する名湯と言って良い。

三徳川を跨ぐ三朝橋の左岸が温泉発祥の地で、車一台がようやくの通りの両側に、木屋旅館、橋津屋など老舗の小さな旅館や食事処・スナック・射的場などが立ち並んでいて、昔ながらの温泉街風情を残している。

一方、反対の右岸には万翠楼、依山楼岩崎、三朝館、大橋旅館など、高級・大型旅館が点在し、左岸とは別の温泉地と勘違いしてしまうほどだ。
共同浴場は三朝温泉発祥の「株湯」と三朝橋の袂にある「たまわりの湯」、それに三徳川の河原にある無料の混浴露天風呂「河原風呂」の3つがある。

温泉は、高濃度のラドン含有量を誇る世界屈指の放射能泉だ。ラドンとは、ラジウムが分解されて生じる弱い放射線で、身体に浴びると新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力が高まる効果があるようで、すぐ近くには岡山大学病院三朝医療センターがあり、温泉療法の専門医がいる。。

所在地 : 東伯郡三朝町三朝(とうはくぐん みささちょう みささ)

木屋旅館は6本の源泉を有し、泉質は含放射能ーナトリウムー炭酸水素塩泉、含ナトリウムー塩化物温泉など、何れも放射能(ラジウム)を含有している。
ラジウムが崩壊してできる気体・ラドンは、呼吸で体内に入ると、血液を巡り全身の細胞を刺激して働きを活性化させ、
新陳代謝を促進し、免疫力や治癒力を高める手助けをしてくれるとのこと。

浴室で、1週間〜2週間の湯治を年4〜5回行っている常連客と一緒になったが、木屋旅館の館内に入ったとたん、ガイガーカウンターの針がぴょんと跳ねた、というお話を聞いた。

三朝温泉に近隣する岡山大学三朝医療センターで、ラドン療法を受診する湯治プランも組まれている。

風呂は、男女別の内湯の他に、手掘りで足元直下から温泉が湧出する貸切風呂2、蒸し風呂1、オンドル1がある。

日帰り入浴は11時〜15時の間で受け付けており、料金は大人1000円だが、貸切風呂が利用できるか未確認。

歴史を感じさせるタイルが美しい。

料 理

東伯郡は伯耆(ほうき)国の東部であることに由来している。
三朝町は、鳥取県の中央部にある町で、県下で2番目に大きな町だ。
三朝町には自慢するものが2つある。三徳山三佛寺の投入堂と三朝温泉だ。

三徳山は標高900m、山全体が国の名勝・史跡に指定されており、2014年3月、一部地域が大山隠岐岐国立公園に編入された。
三佛寺はその三徳山に境内を持ち、寺伝によると、慶雲三年(706)に修験道の開祖である役小角(えんのおづぬ) が三弁の蓮花を散らしたところ、その一弁がここに落ちたので(他に伊予・石槌山と大和・吉野) 堂宇を建てて修験の行場にしたと言われている。

その奥院である投入堂は平安時代の建築、垂直に切り立った絶壁の僅かな凹みに建てられた異色の建築物で国宝に指定されている。
投入堂を間近に見るためには、死者も出た厳しい山道を登らないといけなく、参拝前には服装と靴のチェックを受けなければならない。

貸切の手掘り家族湯へは階段を下って行く。川が増水すると温泉が階段まで上がってくる。風呂の底に置かれたスノコが浮かんで来ないように、石臼の一部が2個置かれている。

飲泉も出来る。

上の2つの貸切風呂は、前を流れる三徳川の水位と同調し、川の水量が増すと、温泉が浴室への階段まで上昇してくるそうだ。

手掘り源泉の真上にある浴槽。案内板には左右の浴槽には温度差がある、と書いてあったが違いが無かった。
源泉の真上にあるため、天然の床暖房になっている。

データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に旅館HPなどでご確認ください。)
住  所 鳥取県東伯郡三朝町三朝895
電  話 0858−43−0521
交通機関 米子自動車道湯原ICから約40km
JR山陰本線倉吉駅から日ノ丸バス三朝温泉方面行きで20分三朝温泉下車。
日帰り施設 玄関前に直営喫茶「木木」駐車場は館前にはなく、宿泊の場合は、係が少し離れた駐車場に運んでくれた。
宿  泊 14室(和室BT4、和室T9 和洋室T1)
2人1室1人12,000円〜和洋室の25,000円前後
最新・詳細情報は宿のHPを参照ください。
日帰り入浴時間 11時〜15時
泉 質 以下は、木屋旅館のHPから引用。
含放射能ーナトリウムー塩化物泉
含放射能ーナトリウムー炭酸水素塩泉
含放射能ー単純泉
日帰り入浴料金 大人1000円
入浴施設 男女別内湯各1 貸切風呂2ヶ所 蒸し湯1 オンドル1
観光スポット 三徳山三佛寺(投入堂)、倉吉市、小鹿渓、大山、鳥取市、蒜山高原
お土産・食事 温泉本通りに若干の店舗有り
近くの温泉 関金温泉、吉岡温泉、鹿野温泉、東郷温泉はわい温泉浜村温泉湯原温泉
三朝町HP
観光協会HP
旅館組合HP

三徳山三佛寺HP
木屋旅館HP
http://www.town.misasa.tottori.jp/
http://www.misasa-navi.jp/
http://spa-misasa.jp/
http://www.mitokusan.jp/
http://www.misasa.co.jp/

天井の高い所にある湯気抜き。

風呂の底に溝があり、すぐ下にある湯壺から温泉が湯玉になってぶくぶく湧きあがってくる。大量の湯の華が舞っていた。

手掘り家族湯(貸切)

部屋から見た風景。対岸に、昔、立ち寄った依山楼岩崎が見えた。

木屋旅館の真向かいにある直営の喫茶店・茶房 木木(きぎ)。

三徳川の対岸から見た木屋旅館。

明治元年創業の木屋旅館は、全館が国登録有形文化財に指定されている。江戸時代は庄屋で、鳥取藩の産物の取り扱いを任されていて、そのときの屋号が木屋だった。現在の若旦那が9代目。

じゃらん クチコミ総合4.5 (2014.10.24現在)

部 屋 4.4 風 呂 4.5
朝 食 4.2 夕 食 4.4 
接客・サービス 4.2 清潔感 4.6

三徳川の左岸、車一台がやっとの温泉本通りは昼と夜の風景がある。この通り沿いの木屋旅館に宿泊した。

温泉名 :三朝(みささ)温泉
江戸から明治・大正にかけて使用されてきた家具・帳場・雑貨・調度品が置かれたロビー。

三徳川の両岸に三朝温泉の新旧・大小の旅館が建ち並ぶ。三朝橋からの撮影で、手前に24時間営業、無料の河原風呂

食事は部屋食で、契約農家の野菜など地元食材を使った、なかなか手の込んだ料理が供される。
三朝温泉は鳥取県の内陸部にあるものの日本海が近いので、魚介類もふんだんに利用され、冬はズワイガニのコースも用意される。

ラドンが満ち、地下の温泉でむっとするオンドル。ここに座ったり寝て湯治を行う。

穴2ヶ所は何があったのだろう?

2mx1.5m、2人で一杯。上の石臼2個がスノコに置かれているのが見える。大正時代から使われている源泉だ

下から湧出する温泉が高温なので加水しないと入れない。

男性用内湯。浅い所では寝湯が出来る。

女性用内湯。写真は木屋旅館のHPから借用。

穴倉の湯(蒸し風呂)

風 呂

木造の館内や飴色に磨きこまれた廊下。日本旅館、それも老舗宿でしか味わえない日本の文化がここにあり、国登録有形文化財であることが頷ける。

2階の202号室・紅葉(8畳+広縁+ウオッシュレット)だが、立派な床の間もあって、もっと広く感じられる。窓からは三徳川の清流が見下ろせる。平日、2人1室で1人15,000円(税込)。

干物・卵料理など基本を押さえた朝食。

足元の地下2mから湧き出る楽泉湯。