三瓶山は出雲と石見を分ける国境の山。標高1126mの男三瓶を中心に女三瓶、子三瓶、孫三瓶など6つの山が環状に連なっていて、山麓には上の写真のようななだらかな高原が広がっている。
三瓶温泉は孫三瓶の南麓、標高500mの高原に湯煙を上げている。
昭和34年までは志学温泉の名で湯治場として知られていたが、厚生省(当時)が国民保養温泉地に指定、その際に温泉名を現在の三瓶温泉に変更した。
当時は炭酸泉も湧出しており、ラムネを製造していたが、昭和38年の雪崩で埋没してしまった。
現在の源泉はそれ以降のもので、温泉街から少し離れた山腹にある湯元旅館の先に湧き出ている。
1分間に2500リットルの湯量を誇る三瓶温泉だが、現在の宿泊施設は、旅館が2軒、若干のペンションと2ヶ所の共同浴場があるだけだ。。
住 所 | 島根県大田市三瓶町志学ロ357-1 |
電 話 | 0854−83−2537 |
交通機関 | 中国自動車道三次ICから約67km JR山陰本線太田市駅から石見交通バス三瓶温泉行きで42分、下の道下車すぐ。 |
施設(日帰り用) | 駐車場有り |
宿 泊 | 不可 |
泉 質 | ナトリウム―塩化物泉(含塩化土類食塩泉) 37.5℃ |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
日帰り入浴時間 | 4月〜10月はは午後9時30分まで、11月〜3月まは午後9時まで。 奇妙なことに開始時間の表示が無かった |
定休日 | 無休 |
入浴料金(立寄り)) | 大人200円 |
入浴施設 | 内風呂:男女各1 |
浴室備品 | ボディソープ・シャンプー類は無し ロッカー無し |
観光スポット | 石見銀山・三瓶山・羅漢寺 |
お土産・食事 | 温泉街で可能と思うが確認していない。 |
近くの温泉 | 湯抱温泉・千原温泉・小屋原温泉・池田ラジウム温泉・海潮温泉・湯迫温泉 |
太田市HP 観光協会HP |
http://www.city.ohda.lg.jp/ http://www.visit-ohda.jp/ |
浴室全貌、床が温泉で黒くなっている。温度は35℃くらいで温く、午後5時から加温された温泉が注入される。
素っ気ない樹脂パイプから注がれるの風情がいかにも共同浴場らしくて良い。温泉が惜しみなく縁から流れ出ている。
お馴染みのケロリン桶がこんな浴室には良く似合う。
入浴料金は最近値上げされたが、それでも大人200円。「1円を入れないでください」と書かれてあり、地元の好意を仇で返す悪い奴もいるようだ。
施設名 : 亀の湯 (入浴日:2010.4.19)
大田市は島根県の東西中央部に位置し、日本海に面する。松江市からは約70q、浜田市からは約65q、広島市からは約130qの距離にある。
本地域の北部は日本海に面しているが、急峻な中国山地が海岸に迫っているため山林原野が多く、平坦地が少なくなっている。
中央部には平成19年7月2日に日本では14番目、鉱山・産業遺跡としては初の世界(文化)遺産に登録された石見銀山遺跡がある。
また、南東部には大山隠岐国立公園に属する三瓶(さんべ)山(1126m)が特異な山容を見せている。
ランクC火山に指定される三瓶山の男三瓶山北麓に広がる自然林は、「三瓶山自然林」として国の天然記念物に指定されている。
地質的には白山火山帯に属することから、温泉津や三瓶などの温泉に恵まれている。
5〜6人が一度に入れる楕円形の浴槽に源泉温度37.5℃のナトリウムー塩化物泉が注がれる。口に含むと塩味と出汁味でこのままで澄し汁が出来そうだ。
目立たない亀の湯の外観。隣に駐車場がある。壁に「源泉掛け流しの湯」と書かれた札が掛けられている。
古いがよく掃除が行き届いた脱衣所。