住 所 竹田市直入町長湯7676−2
電 話 0974−75−2620
交通機関 大分自動車道湯布院ICから約40km
JR豊肥本線豊後竹田駅からバス40分長湯温泉下車
施設(日帰り用) 喫茶処・休憩所・売店・美術館併設 駐車場
宿 泊 不可
泉 質 マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉(42.1℃)
含二酸化炭素ーマグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩泉(ラムネ温泉j)(31.9℃)
他1本
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 午前6時〜午後7時(早朝営業)
午前7時〜10時は清掃
午前10〜午後10時(午後9時30分受け付け終了)
定休日 毎月第一水曜日
入浴料金 大人 500円(大丸旅館j宿泊者は無料)  家族風呂 2000円(1時間ドリンク付き)
入浴施設 内湯:男女別各1 露天風呂:男女各1 家族風呂3
浴室備品 シャンプー類無し
観光スポット 竹田市内岡城跡、武家屋敷、瀧廉太郎記念館、湧水群、石橋群)久住高原、くじゅう花公園、原尻の滝、阿蘇山、高千穂峡 
お土産・食事 館内で喫茶可能、売店有り
近くの温泉 七里田・三船・紅殻之湯・満天望・湯平・別府・九重九湯(龍門温泉郷・壁湯・宝泉寺温泉郷・川底・湯坪温泉郷・筋湯温泉郷・筌(うけ)の口温泉長者原温泉郷・寒の地獄)など多数
竹田市HP
長湯温泉HP
大丸旅館HP

ラムネ温泉HP
http://www.city.taketa.oita.jp/
http://www.nagayu-onsen.com/
http://www.daimaruhello-net.co.jp/
http://www.lamune-onsen.co.jp/
雑記帳 長湯温泉の人気に貢献しているのが、首藤ご兄弟である。兄の方は、日本一含有量が多いと言われる炭酸泉を外湯(ラムネ温泉)に持つ「大丸旅館」を経営し、弟は女性に人気の「翡翠之庄(かわせみのしょう)」を経営している。
施設名 : ラムネ温泉館  (入浴日:2007年4月12日)
所在地 : 竹田市直入町
温泉名 : 長湯温泉
データ (データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
竹田市は大分県の南西部に位置し、九重連山・阿蘇外輪山・祖母山麓に囲まれた地である。

長湯温泉のある直入町は、くじゅう連山の東山麓に広がる標高300mから1,000mの高原の町で、それまでは直入郡にあったが、2005年4月1日付けで、萩町・久住町とともに竹田市と合併した。

この一帯は奥豊後と呼ばれ、今回の合併により(新)竹田市は多様な観光資源を持つ町となった。

旧竹田市はもともと城下町であり、老舗が今も営業し、武家屋敷や廃城となった岡城跡が残っている。
この地で多感な少年時代を過ごし、城跡で遊んだ滝廉太郎が、後に名曲「荒城の月」を作詞した(作曲は土井晩翠)。
長湯温泉のシンボル・ガニ湯
九州で一番最初に源泉掛け流し宣言を行った長湯温泉は、別府・湯布院・黒川に続く人気温泉jに成長し、この小さな温泉地に年間70万人の観光客がやって来る。

ここの売り物は、何と言っても全国でも稀な高温の炭酸泉である。
長湯温泉には全部で63の源泉が湧くが、そのほとんどが炭酸(遊離二酸化炭素)を含んでいる。

長湯温泉の泉質は大きくは「二酸化炭素泉(単純炭酸泉)」と「(マグネシウムやナトリウムを含む)炭酸水素塩泉」に分けられる。
温泉1kg中に1,000mg以上のCo2を含むものを二酸化炭素泉と言うが、長湯温泉にはこれが7源泉あり、また、有料の入浴施設の27源泉の平均Co2含有量が777mgにもなり、掛け値なしで日本一の炭酸泉と言える。
最近実施されたこの学術的測定を踏まえて、長湯温泉は2007年12月、あらためて「日本一の炭酸泉温泉」を宣言した
長湯温泉には、土産物屋や建ち並ぶ飲温泉街は形成されていない。

久住山系東麓のどかな山里にあって、狭い流れの芹川沿いを中心に15軒ほどの宿が点在している。
何れも客室数が少ない小規模なもので、いまだ1万円以下で宿泊出来る所も多い。

長湯温泉の人気の一つが日帰り温泉施設が充実していることだ。
長湯温泉のシンボルであるガニ湯に加えて御前湯(温泉療養文化館)・天満湯等の共同浴場の他、「ラムネ温泉」「長生湯」「ながの湯」など、数多くの日帰り施設がある。

長湯温泉に宿泊した場合は、是非ともこれらに立ち寄りたい。
芹川を跨ぐ天満橋の袂にある大丸旅館。ここに宿泊した。
長湯温泉はドイツの温泉療養都市バートクロチンゲン市との交流がある。その影響とは思えないが風変わりな建築のラムネ温泉館。
ラムネ温泉は、地元の大丸旅館が経営する日帰り施設で、「泡付き湯」として一部の愛好家にはよく知られた温泉である。
天満橋の袂にある大丸旅館から芹川沿いに5,6分歩いた距離にある。


近年、写真のようにモダンな建物になったが、それ以前は野趣たっぷりの素朴な施設だった。

ここを有名にしているのが、肌に炭酸の泡がまとわりつく単純炭酸泉だ。
ここでは2種類の源泉が使用されているが、泉温が32℃、1kgあたり1200mgを超え、花王のバブの12倍の炭酸を含むラムネ温泉が流されている露天風呂で、泡付きが入浴が体験できる。

因みに内湯の方は、泉温42℃、マグネシウム・ナトリウムを含む炭酸水素塩泉が注がれていて、こちらでは顕著な泡付きは見られない。

営業時間は午前6時から7時の早朝営業と清掃終了後の10時から午後10時までとなっていて、入浴料金は大人500円(大丸旅館宿泊者は無料)である。
外壁に焼いた杉板、屋根に銅版を葺いたこの風変わりな建物は東大の建築学教授が設計したものである。屋根の天辺に置かれたものは風見鶏のように見えるが松の木だ。
上述した通り、入浴すると肌に炭酸の泡がまとわりつくのがラムネ温泉の人気の秘密だ。

ところが私はそれを体験できなかった!
露天風呂にしばらく浸かっていたが、気泡がさっぱり付着しないのだ(右写真)。
これはどうやら入浴時間帯と露天風呂での浸かった位置が悪かったのではないかと推測する。

この日、大丸旅館にチェックインしたのが夕方5時前後だったので、ラムネ温泉の入浴は翌日の朝湯とすることにした。

翌朝、早朝営業直後の6時過ぎに入浴したが、前日終了の午後10時から8時間が経過し、湯の鮮度が落ちていたのは間違いない。
炭酸は短時間で減少するものだ。

また、露天風呂の湯口には先客が2人居て、私は少し離れた所に浸かっていたのも原因の一つかもしれない。
同じ大丸旅館で宿泊した客が朝食時に、「昨日は泡が付いたのに今朝はまったく付かなかった」と言っていたのを耳にしたので、どうやら早朝の入浴が最大の原因と確信した。

尚、ここの施設はラムネ温泉と呼ばれることが多いが、施設のホームページでは「ラムネ温泉館」と表示されている。
パンフレットでは、ラムネ温泉とラムネ温泉館が併用されていてややこしい。
ここでは、ラムネ温泉は源泉名、施設名はラムネ温泉館とした。

全く泡が付かなかった。
サイト仲間のプースケさんから頂いた泡付き写真。
温度が異なる3つの風呂が並ぶ。早朝、外気温との差で湯気がすごかった。
最近人気の長湯温泉にあって、炭酸の含有量が花王のバブの12倍、日本一の炭酸泉と評判のラムネ温泉だが、入浴時の条件が悪く、体中に泡が纏わり付く感動を逃した。
   長湯温泉 ラムネ温泉館 (大分県)
   
温泉成分が付着して床も風呂も茶色くなっていた。
プースケさんから頂いた湯気が無い状態の内湯。
外気温が低い時期はビニールシートが被せられる露天風呂。ここも湯気がもうもうで奥の客が見えない。泉温は低く体温を下回るぬるい温泉だった。
ビニールシートが取られた状態の露天風呂。(これもプースケさんからの頂き物)
ストーブが置かれた館内休憩処。2階には小さな美術館がある。
生ビール、コーヒー、ソフトドリンクが飲める。
日本温泉協会の源泉掛け流しの証