安曇野の観光スポットの一つ、「国営アルプスあづみの公園」にほど近く、日本百名山の常念岳を眼前に見る丘の上にある安曇野蝶ヶ岳温泉 ほりでーゆ~四季の郷に立ち寄った。
常念岳を正面に見る丘の上にある。 館内は、休暇村とか簡保の宿の雰囲気。日帰り入浴を積極的に受け付けており、専用入口が設けられている。
安曇野は、、梓川・犀川の西岸(押野崎以南)から高瀬川流域の最南部にかけて広がる扇状地全体を言う。
安曇野と言えば、春遅くでも雪が残る北アルプスの峰々と緑豊かな林、清洌な水で栽培されるワサビ田などを思い浮かべる。
安曇野市域の温泉には、風呂の数では日本有数の中房温泉と有明山西麓にあって国民宿舎が一軒宿の有明温泉、それに10km離れた中房温泉から温泉を引くる穂高温泉郷がある。
その南西部、国営アルプスあずみの公園(堀金・穂高地区)の2km先の小高い丘の上、常念岳を見上げる地に安曇野蝶ヶ岳温泉 ほりで~ゆ~四季の郷がある。
地理的には穂高温泉郷に入るが、ここの旅館組合のHPに名が無いのは、源泉が中房温泉からの引き湯ではないからだろうか?
部屋数は41室、露天風呂付き客室もあって、料金は10,000円~34,000円と幅がある(2014年9月現在)。
平成17年10月、旧豊科町・穂高町などの5町村が合併して出来た安曇野市は、長野県のほぼ中央部に位置し、松本からは電車(JR大糸線・篠ノ井線)で10分~30分の距離にある。
北は大町市など、南は松本市に隣接し、西部には中部山岳国立公園内、3000m前後の燕岳・大天井岳・常念岳等が連なる北アルプス連峰が聳え立つ。
これら北アルプスの峰々を水源とする梓川、中房川等が犀川に合流する東部は、「安曇野」と呼ばれる海抜500m~700mの扇状地となっている。
安曇野という地域から農業中心のイメージがあるが、工業出荷額は約8613億円で県内1位、農業出荷額は約118億円で県内3位であり、農工商業のバランスが取れている。
安曇野の由来については、一時、古代史に凝っていた時に知った。かって筑紫を中心に北部九州で、遠く中国まで進出する海運を司っていた安曇族が、後に東遷して各地に定住し、阿曇、安曇、厚見、厚海、渥美、阿積などの地名を残した。
信州にあっては、律令制のもとで信濃国安曇郡が成立した。筑紫と類似した風習は、馬食などの食文化や地名・方言として残っている。
住 所 | 長野県安曇野市穂高堀金烏川11-1 |
電 話 | 0263-73-8500 |
交通機関 | 長野自動車道安曇野(旧豊科)ICから県道495経由で約10km JR大糸線豊科駅からタクシーで20分 |
施 設(日帰り用) | 食事処、売店、農産物直販所、休憩所(無料・有料)、駐車場 |
宿 泊 | 41室 10,000円~34,000円 最新・詳細情報は宿のHP参照。 |
泉 質 | 単純弱放射能泉(pH7.6 590ℓ/分)) |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間(日帰り) | 10時~21時30分(受付終了30分前) |
定休日 | 無休 |
入浴料金 | 大人 530円 |
入浴施設 | 内湯:男女別各1 露天風呂・男女別各1 |
浴室備品 | シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット | 大王わさび農場、安曇野アートヒルズミュージアム、碌山美術館、安曇野ジャンセン美術館、安曇野スイス村、安曇野の里、国営アルプスあづみの公園、安曇野ワイナリー、登山、トレッキング |
お土産・食事 | 店内で食事可 周辺は蕎麦屋多数 |
近くの温泉 | 穂高温泉郷、中房温泉、有明温泉、葛温泉、大町温泉郷、浅間温泉、美ヶ原温泉 |
安曇野市HP 観光協会HP 四季の郷HP |
http://www.city.azumino.nagano.jp/ http://www.azumino-e-tabi.net/ http://www.holiday-you.co.jp/ |
露天風呂は、目隠しのためか、高い塀が建てられて開放感にやや欠けるが、堂々たる山容の常念岳が正面に見えた。
泉質は、無色透明の単純弱放射泉で、見かけも肌触りも特色が無かった。
内湯は2槽、手前はジャグジーだ。タイル張りの浴室はかなり広い。休暇村の施設に似て、シンプル・機能的な造りだ。。営業時間は10時~21時30分と長く、大人530円。麺類・定食も取れるレストランがあり、宿泊者以外も利用できる。
国営アルプスあづみの公園を観光。
右は公園から見る日本百名山の常念岳(2857m)