堂々たる鉄筋6階建てのホテル玉之湯は、明治18年創業の老舗だ。

3つの風呂とも、浸かると温泉がザザ―と溢れ出るので気持ちがいい。
単純温泉だが、アルカリ性なのでしっとり感がある。

そこそこの規模と料金の宿は脱衣所がきれい・清潔で心地よい。バスタオルはここに置いてあり使い放題。

畳の湯上がり処。

湯上がりに花梨ジュースなどが飲める。

貸切風呂は3ヶ所。これは6階にある「南天の湯」。すべて檜の浴槽が快い。

浅間温泉には「浅間温泉旅館組合」と「松本あさま温泉旅館組合」の2つの組合があり、前者は21軒の旅館・ホテル、後者は4軒のみである。
ホテル玉之湯は後者に加盟しており、スタッフに聞いたところ、はニヤニヤしながら「うちの社長は・・」と猪突猛進のしぐさをした。

ホテル玉之湯は温泉街の中心から少し離れた西側にあり、共同浴場の「港の湯」がすぐそばにある。

堂々たる鉄筋6階建ての建物を中心に全部で30室、2間の和室を中心に露天風呂付き和室や若干の和洋室、洋室もある。
料金は15,000円〜35,000円程度だが、様々な条件で上下するので詳細は宿のHPを参照されたく。

今回、我々は夕食なしの「朝食付き・新和風ツインルーム」を予約、料金は一人13,650円(税込)だった。

じゃらんの口コミ評価は6項目すべてで4点以上、総合も4.3と悪くない。

松本の奥座敷・浅間温泉は、北アルプスを望むなだらかな丘陵斜面に近代的な大型旅館や本棟造りの老舗宿が建ち並び、仙気の湯などの昔ながらの共同浴場もあって、風情ある温泉街を形成している。
以前に立ち寄ったが、今回は明治18年創業の老舗宿・ホテル玉之湯の朝食付きプランを利用、満足度の高い一泊となった。

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所在地 : 松本市浅間温泉

松本市は、国宝松本城を中心とする旧城下町で、長野県の中央やや西にあり、県庁所在地の長野市から南西へ75km、東京から西北へ約240kmに位置している。

キャッチフレーズは「文化香るアルプスの城下町」、「三ガク都(楽都、岳都、学都の三つのガク都)」である。

2005年の合併後の市域は、西の飛騨山脈(北アルプス、3000m級)から、東の筑摩山地(美ヶ原など2000m級)までと広大となった。

観光資源としては、松本市は日本を代表する山岳観光地(上高地・乗鞍高原)と従来の浅間・美ヶ原温泉に加えて、白骨・乗鞍高原・坂巻さわんど中の湯などの温泉地を一挙に手に入れることになった。

浅間温泉は美ヶ原温泉とともに市の郊外、北アルプスを望むなだらかな丘の斜面に大小の旅館が点在し、松本の奥座敷に相応しい品格ある雰囲気を漂わせている。

施設名 : ホテル玉之湯 (入浴日:2010.9.30) 

かって、最初に浅間温泉に立ち寄る際に見た観光協会のHPに次の記述があった。
「群馬、長野県境にある浅間山が9月1日に噴火しました。心配されたお客様から「浅間温泉は大丈夫?」とのお問合せをいただいておりますが、
浅間温泉は浅間山から遠く離れた松本市にございますので、全く影響はございません。
人のことは笑えず、当初、私も浅間山の長野県側にあると思っていた。

江戸時代に松本藩の御殿湯で、藩一族の別邸が建ち並んでいた浅間温泉だが、現在は民宿を含めて約30軒の宿が営業しているかなり大きな温泉地だ。
因みに改革派と守旧派の対立だろうか、浅間温泉には2つの旅館組合がある。

大型旅館・ホテルが目に付くが、格調高い和風旅館や昔ながらの共同浴場も混じって、温泉街全体にはしっとりした雰囲気が漂っている。

浅間温泉はかなり広い地域に温泉宿が点在するかなり大きな温泉地だ。

格調高いフロントとロビー、館内はどこもメインテナンス・清掃が行き届きしっとりとしている。

宿が経営する「つけもの喫茶 蕎麦も食べられる。

ホテル玉之湯に近い港の湯

共同浴場・仙気の湯

浅間温泉の真新しいゲート

温泉名 : 浅間(あさま)温泉

かなり大きめの檜の内湯、温泉はpH8.7のアルカリ性単純温泉(混合泉)で、熱交換式で加温して、循環・掛け流し併用。

朝食は一部セルフサービスで、サラダ・漬物・ジュース・牛乳・ヨーグルト・コーヒー・紅茶などは好きなだけとれる。
夕食抜きの場合は、ホテル玉之湯が経営する食事処でも取れる(詳細はHP参照)。我々は松本駅で美味しそうな弁当を見つけたのでこれにした。

データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
日本を代表する山岳観光地・上高地も市域にある。
住 所 長野県松本市浅間温泉1−28−16
電 話 0263−46−0573
交通機関 長野自動車道松本ICから約10km
JR篠ノ井線松本駅松本駅前から松本電鉄バスで浅間温泉行きで20分、中浅間下車すぐ
施設(日帰り用) 湯上がり処、食事処、駐車場(40台) 
宿 泊 40室(詳細は宿のHP参照)
泉 質 アルカリ性単純温泉 (源泉温度49.7℃ pH8.6)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 午前11時〜午後2時(予約不要、立ち寄り湯時間は不確実、事前に電話で確認ください)
定休日 不定休
入浴料金 大人 1000円
入浴施設 内湯男女別各1露天風呂男女各1、貸切風呂3ヶ所(宿泊者無料、立ち寄り湯1500円)
浴室備品 シャンプー・ボディソープ・ドライヤー・ロッカー
観光スポット 松本(松本城など)、美ヶ原、上高地、乗鞍岳・高原ビーナスライン、白馬、安曇野
お土産・食事 館内・館外食事処で昼食・夕食可能 
近くの温泉 美ヶ原・扉・崖の湯鹿教湯別所霊泉寺さわんど白骨乗鞍高原温泉
松本市HP
観光協会HP
玉之湯HP
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/
http://www.mcci.or.jp/www/asama-spa/index.htm
http://www.asama-tamanoyu.co.jp/
雑記帳 夕食抜き、2食抜き素泊まりプランを歓迎する宿がもっと増えると、経費的にもカロリー的にも節減できる嬉しい旅が可能になる。当館のシステムの普及を願う。

湯船全体が檜の露天風呂。土地柄眺望は無いがしっとりと落ち着いた雰囲気だった。

部屋からの温泉街風景

部屋は414号の新和風ツイン(35u)で、玉之湯では狭い部類の部屋で、ツインベッドと4畳程度の和室、シャールーム・トイレ(洗浄機付き)洗面所が独立。ベージュと茶・こげ茶の配色はとてもシックだ。

浅間温泉 ホテル玉之湯 (長野県)

風 呂

風呂は男女別の内湯とこれに付属する露天風呂の他に、宿泊者は無料で利用できる3ヶ所の貸切風呂がある。立ち寄り湯も可能で、ガイドブックでは11時〜14時となっていたが、現地フロントから聞いたメモでは11時〜20時となっていたが間違いかもしれない(立ち寄る際は電話で確認ください)料金は大人1000円、貸切も+500円で利用できるようだ。