施設名 : 上諏訪荘 (宿泊日:2012.8.14)

諏訪大社の下社秋宮。御柱祭の最大の見せ場、「木落とし」で運ばれて来た御柱が両脇に立てられている。

中央道諏訪湖SAから見る諏訪湖。

湖岸通りに面するロビーの一角。
ロビーをはじめとする館内は、ビジネスホテルの雰囲気に近い。部屋は15室、その内、8畳か10畳の和室が12、シングル・ツインの洋室が3室ある。何れもシャワー付きトイレなのが嬉しい。

8月中、毎日15分間、花火が打ち上げられる。特に毎年8月15日の湖上花火大会は4万発、9月第1土曜日の新作花火大会は2万発が打ち上げられ、前者は50万人、後者は30万人の人出があり大渋滞となるそうだ。

お盆の時期の8月14日泊、特別日料金で15,000円と割高。部屋は10畳の角部屋、明るくて諏訪湖を眼前に見る景観が良かった。通常の平日は2食付きで1万円以下で泊まれる。

風 呂

    

伊那食品工業ーかんてんパパで孫たちが好きなかんてんゼリー購入。

丸富(長野県駒ヶ根市赤穂23-180 TEL0265-83-3809)で蕎麦の昼食、美味だった。

アメリカから来た弟家族の差し入れの為に下諏訪町・不二屋で最中を購入。(読者の方からの紹介)

データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
住 所 諏訪市湖岸通り2-5-27
電 話 0266-54-7705
交通機関 中央自動車道諏訪ICから国道20号線で約7km
JR中央線上諏訪駅から徒歩15分
施 設(日帰り用) ロビー、駐車場
宿 泊 15室(和室13室 8畳10畳 洋室3室 ツイン&シングル)
通常は1万円前後(最新・詳細情報はここ参照
泉 質 単純温泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間・料金 宿のHPに記載されているが、分かりにくいのでこちらを直接見てください。
定休日 不定休
入浴施設 内湯男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 諏訪湖、諏訪大社、霧が峰高原、白樺湖、蓼科高原、美ヶ原
お土産・食事 駅前、温泉街に多数
近くの温泉 下諏訪温泉蓼科温泉、蓼科高原温泉郷、奥蓼科温泉郷
諏訪市観光協会HP
旅館組合HP
上諏訪荘HP
http://www.suwakanko.jp/
http://www.suwako-onsen.com/
http://www.kamisuwaso.jp/

片倉館。共同浴場は別として。日本で最初と言っていい日帰り温泉施設。

精進湯。
数少ない一般の人も入浴出来る共同浴場。

アメリカに永住している弟夫婦家族(妻はアメリカ人)が急遽、日本にやって来ることになり、こちらも急いで上京することになった。
しかし、最悪なお盆の真っ最中の来日、こちらが途中で一泊する旅館が見つからない。

中央道の途中、孫たちが好きなかんてんぱぱの愛称で知られる伊那市の「伊那食品(年商171億円)のカップゼリーを買ったり、その近くの蕎麦屋での昼食も予定していたので、宿泊は諏訪湖周辺が地理的に便利。
上諏訪温泉と下諏訪温泉で空室を探したがなかなか見つからない

ようやく空き室があり、家内の条件でもあるシャワートイレをも満足させる宿が見つかった。
それが上諏訪荘だった。

温泉街の外れ、中高級旅館・ホテルが並ぶ温泉街から少し北側に離れた湖岸にあり、すぐ近くに間欠センターが見える。
5階建て、一見ビジネスホテルに見える素っ気ない造り、5階に展望が良い小さめの内湯が設けられている。

昼食も見事な定番。

食 事

     

旧健康保険保養所上諏訪荘が民営に転換(2006年10月)

所在地 : 諏訪市

上諏訪温泉は、JR中央本線上諏訪駅にほど近く、諏訪湖に面する湖岸通りとその東側の道路辺りに大型旅館・老舗旅館が集中している。

上諏訪温泉は県下で一番大きな湖、諏訪湖の湖畔にあり、山国信州にあって山峡、渓谷、山里に湯煙りを上げる他の温泉と比べて開放的で明るい雰囲気がある。
逆に比較的雪の少ない地域でもあり、春の新緑から秋の紅葉、そして雪といった季節感のある入浴は難しいかもしれない。


源泉数は400とも500ヶ所とも言われており、総湧出量は1分あたり10,000リットルを超えるようだ。
このため、20軒ほどの旅館・ホテル以外にも一般家庭・官公署・会社・学校などにも配湯されている。
諏訪市では、これらの温泉を集約センターにいったん集中させてから配湯しており、これを管理しているのが水道温泉課というのが面白い。

意外と知られていないのが共同浴場の多さで、上記の水道温泉課が管理している場所だけで80ヶ所を超え、この数は別府温泉に次ぐ数だ。

ただ地元の人しか入れない浴場(通称ジモ専)がほとんどで、地域住民以外が入れるのは、よく知られた片倉館、分かりやすい所にある共同浴場・精進湯、マニアに知られた大和温泉など10ヶ所足らずである。

すぐ近くには、諏訪大社下社秋宮(上の写真)の門前町で、中山道の宿場町であった下諏訪温泉があるが、ここは市域外の下諏訪町にあり、上諏訪温泉とは雰囲気が異なり、温泉通が好む渋さがある。

お盆の期間中、急に上京することになり、例によって途中で一泊するために、最悪の時期の中で宿探しを始めた。悪戦苦闘の末、ようやく諏訪温泉上諏訪荘に空室を見つけた。当然のことながら特別料金だったので、食事の内容などからすると割高感が強かったが、通常料金の1万円以下での宿泊なら、諏訪湖を望むナイスビューの部屋でもあり、まあこんなものだろうと納得しただろう。

温泉名 : 上諏訪温泉

諏訪市は長野県南進地方の市で、標高760mの高地にあり、人口が約5万人余。
諏訪湖や霧ケ峰高原等の自然、さらに精密工業が盛んだったこともこあって、かっては「東洋のスイス」と持てはやされていた。


諏訪湖は、周囲15.9kmで県内最大の湖で、冬になると湖が結氷して亀裂が入る御神渡(おみわたり)と呼ばれる現象が見られる。

水質の低下が著しく、ここを源とする天竜川は、上流より支流が流れ込む中流の方が水質が良いという不名誉な現象が見られていた。


諏訪大社は諏訪市の上社本宮など4つの社(やしろ)から成り、全国に10,000の分社を有しており、7年毎に行われる豪壮な御柱祭(おんばしら)がよく知られている。

御柱祭は諏訪大社に伝わる神事で、祭りの規模、勇壮さとも他に類がなく、日本を代表する奇祭だ。長さ20メートル、太さ3メートル、重さ10トン以上もの大木を、氏子総勢で引き出し、4つの宮の社の四隅に各1本ずつ計16本建てるという一連の祭りは、諏訪人の血を熱くする。

夕食・朝食とも1階のレストランで取る。食事の内容は、今回がお盆の時期の特別料金(税別15,000円)なので大層貧弱に見えたが、1万円を割る通常料金であれば、こんなものだろう、と納得しつつ箸を取った。

上諏訪温泉 上諏訪荘 (長野県)

402号室からの風景。前方に上諏訪駅に近い浜の湯やホテル紅や等の高層旅館が見える。

上諏訪温泉、北澤美術館観光

この旅の買い物・食事・観光

5階にあるタイル張りのシンプルな内湯で、詰めて4、5人入れる規模。眼下に諏訪湖が広がる。
日帰り入浴を受け付けている(詳細はここ)。

上諏訪温泉の源泉は一括集約方式で混合泉で、源泉温度が高いために、供給者が配湯の際に加水している。
無色・澄明の単純温
泉を循環ろ過している