熱湯注意の赤い文字

データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
住 所 長野県下高井郡野沢温泉村
電 話 0269−85−3111(野沢温泉村役場)
交通機関 上信越自動車道豊田飯田ICから国道117号線等で約20km
JR飯山線戸狩野沢温泉駅からのざわ温泉交通バス野沢温泉行きで20分、終点下車
施 設 特に無し。付近に駐車場スペース無いので、温泉街周辺の村営駐車場等を利用
宿 泊 不可
泉 質 含硫黄ーナトリウム・カルシウムー硫酸塩温泉(含石膏−食塩・硫黄泉)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 5時〜23時(11月〜3月は6時〜23時)
定休日 無休
入浴料金 {宿泊客は無料で良いと思うが、立ち寄り湯の場合は寸志を賽銭箱に投入したい。
入浴施設 内湯男女各1
浴室備品 シャンプー類無し、小型の貴重品入れあり(投入する100円コインは戻って来る)
観光スポット 近隣:おぼろ月夜の館[斑山文庫]上の平高原ハイキング、つつじ山公園、麻釜、千仏堂、日本スキー博物館
善光寺、妙高高原、黒姫高原、戸隠高原
お土産・食事 土産:本場の野沢菜 温泉まんじゅう
食事は温泉街に多数 
近くの温泉 馬曲温泉松之山温泉秋山郷の温泉赤倉温泉、新赤倉温泉、妙高温泉、関温泉、燕温泉、渋湯田中温泉郷
野沢温泉村HP
村観光協会HP
旅館組合HP
http://www.vill.nozawaonsen.nagano.jp/
http://nozawakanko.jp/
http://nozawa.jp/
松葉の湯は、大湯の二筋手前を右に曲がって、民宿が密集する「松葉民宿」の中心にある。
江戸時代にここには矢場(10矢で4文)があって、別称の的場(現在の温泉射的場の前身か?)がなまって松葉になったと言われている。

建物は2階建と言うよりも高床の木造湯屋造りで、半地下には、地元の人が利用する温泉の洗い場が設けられている。
このような洗濯場は、前回宿泊した際に入浴した同じ共同浴場の「熊の手洗湯」でも見かけた。
野沢温泉の湯量の豊富さと古くから続く温泉と地元住民の関係の深さを感じさせる。

階段を上がった先の浴室は脱衣場と一体型で、他の共同浴場と同じく貴重品入れが設置されている。

情緒ある木造の湯屋だが、浴室の床・浴槽とも濃い灰色、硬質の石材で造られており、清潔感が漂うがやや情緒に欠けるきらいがある。

高温の源泉が加水無しで注がれるので、浴槽は70℃以上。最初に入る人はかなりの時間(30分程度)加水しないと入れない、と地元の人から聞いた。

野沢温泉に限らず、共同浴場で無人の場合、入浴の際は、脱ぐ前に手で温度を測っておくのが常識だ。

清潔感漂う硬質の浴室・風呂。泉質は83℃の硫黄泉

温泉名 : 野沢温泉 

信州を代表する名湯・野沢温泉には、江戸時代から続く湯仲間によって維持されて来た13ヶ所の外湯がある。前回の「住吉屋」に引き続き、今回は明治43年創業の旅館さかやに宿泊、周辺の5ヶ所の外湯を巡った。
松葉の湯は、野沢温泉のシンボル、大湯の二筋手前を右折した松葉民宿街の中にあり、階下には洗い場がある。

貴重品入れ

所在地 : 下高井郡野沢温泉村

施設名 : 松葉の湯 (入浴日:2012.7.11)

野沢温泉村は長野県の北部に位置し、温泉とスキーで知られる村である。

南側は毛無山(1、650m)を境に木島平村に接し、西は千曲川を隔てて飯山市と境をなし、北と東側は栄村(秋山郷)と接し、標高差が300mから1、650m迄あり起伏の多い地形になっている。
村の50%が山林で上信越国立公園に指定されている。

大正12年には、村にスキー場が造られ、温泉とスキーを中心とした村づくりが始まった。

現在のスキーコースは36ヶ所、標高差1,085m、日本最長の10kmの滑走距離を持つ日本最大級のスキー場である。
平成10年の長野オリンピックでは、会場の1つとして野沢温泉スキー場が選ばれて、世界的にその名が知られるようになった。

野沢温泉は、鎌倉時代中期の文永9年(1272年)には「湯山村」として登場しており、その頃から温泉が湧き出ていたことが分かる。

半地下の温泉洗い場

長野県は温泉地(1軒以上の温泉宿泊施設がある温泉)の数において、北海道に次いで全国で第2位であり、全県に渡って温泉地が点在している。
その中で県を代表する温泉と言えば、北信の名湯・野沢温泉であろう。

野沢温泉は、標高」1,650mの毛無山の北麓、坂の多い路地に温泉宿(旅館組合HPには23軒掲載)・民宿・土産物屋・食事処等が軒を連ね、その中に徒歩ですべて周れる13軒もの共同浴場が点在する情緒タップリの温泉街だ。
源泉数は30数ヶ所、そのほとんどが42℃を超える高温泉である。

共同浴場は、江戸時代から続く「湯仲間」によって管理・運営され大切に守られてきており、これらの浴場はすべて無料で開放されている。
しかし毎日の温泉・施設管理に大変な労力を費やしている地元の方に感謝して、外部からの我々は、入口に置いてある賽銭箱に1コインでも良いから投じたい。
入浴時間は早朝5時(冬季は6時)から23時迄で、様々な源泉が使用されているが、13施設すべてが源泉掛け流しである。

信州ばかりか日本を代表する名湯の一つ、野沢温泉。温泉街は野沢温泉のシンボル、麻釜(おがま)源泉や大湯共同浴場に向かってなだらかな坂道が続く。

共同浴場の大湯と並んで野沢温泉のシンボル、天然記念物の麻釜(おがま)。

高床、木造湯屋造りの松葉の湯。階段の下の半地下に温泉洗い場がある。

野沢温泉 松葉の湯 (長野県)