裾花峡温泉 うるおい館 (長野県) |
所在地 : 長野市妻科(つましな) |
住 所 | 長野県長野市妻科98 |
電 話 | 026-237-4126 |
交通機関 | 上信越自動須坂長野東ICから車で11km(約20分) 同長野ICから車で11km(約20分) 長野駅からタクシーで7分 |
宿 泊 | 部屋数10室 (2人1室1人13,200円〜20,400円 |
泉 質 | @含硫黄ーナトリウムー炭酸水素塩冷鉱泉 Aナトリウムー温泉塩化物 |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
施設(日帰り) | レストラン、パン&カフェ、休憩室、ボディケアルーム、アカスリエステ |
入浴時間 | 朝風呂営業 6時〜9時 一般営業10時〜23時 |
定休日 | 無休 |
入浴料金(日帰り) | 大人 朝風呂460円(平日) 510円(土日祭日) 一般営業 670円(平日) 720円(土日祭) |
風 呂 | 内湯・露天風呂各1(曜日で男女交代)、貸切風呂2、サウナ、岩盤浴(有料) |
浴室備品 | シャンプー・ボディソープ・ロッカー・ドライヤー |
食事・喫茶 | レストラン・売店で可能 |
観光スポット | 善光寺・松代・戸隠・小布施 |
近くの温泉 | 松代温泉、仙仁温泉、須坂温泉、信州高山温泉郷、湯田中渋温泉郷、戸倉上山田温泉 |
長野市HP 観光協会HP うるおい館HP |
http://www.city.nagano.nagano.jp/ http://www.nagano-cvb.or.jp/ http://www.uruoikan.com/ |
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。) |
JR長野駅から車で10分足らず、日本百景の裾花峡の外れに、茶色の濁り湯が大きな内湯・露天風呂から溢れ出る裾花峡温泉うるおい館がある。
日帰り施設からのスタートなのだろう、今でも早朝6時から夜の11時までに日帰り客がやって来て、宿泊客は風呂場などで落ち着かないが、これを承知の宿泊なので文句は無い。翌朝チェックアウトまで掛け流し去れていた部屋付きの風呂は豪勢、大浴場に入るのが難しい家内も満足していた。
風呂は尤もの高得点。その他も納得出来る点だが、日帰り優先の施設なので、フロント・ロビー周りは日本の宿の風情は皆無なことを予め承知ください。
朝 食
長野県は海に面してない内陸県で南北に長く、面積では4番目の大きな県である。
県は北信(長野地域)、東信(佐久地域)、中信(松本地域)、南信(諏訪・上伊那地域)から構成され、自然地理や歴史が異なる。この4地域を織り込んだ県歌「信濃の国」は、県民なら誰でも歌える。
かっての信濃国にほぼ相当するので、観光面では信州と呼ばれている。その観光の最大の売り物は自然で有り、県下には中部山岳・妙高戸隠連山・上信越高原・秩父多摩甲斐の4ヶ所の山岳国立公園がある。
長野市は県の北部にいあり、北信地区の中核都市であるとともに県庁所在地で、1998年には冬季オリンピックとパラリンピックが開催された。
因みに、長野市は、全国の都道府県の中で、最も標高がある位置にある(371m)。
歴史的には「牛に引かれて善光寺参り」や7年ごとの御開帳で知られる善光寺の門前町として発展してきた。
善光寺は特異な寺で、天台宗と浄土宗の両派の寺院であり、何れも別格本山となっており、江戸中期に再建された本堂は国宝に指定されている。
部 屋 | 4.5 | 風 呂 | 4.6 |
朝 食 | 4.1 | 夕 食 | 4.5 |
接客・サービス | 4.5 | 清潔感 | 4.4 |
角部屋の「水芭蕉」。12畳和室。見晴らしの良い20畳位のテラスが付く(ここからの写真上記)。
「含硫黄ーナトリウムー炭酸水素塩冷鉱泉」と「ナトリウム・塩化物温泉」の2本の源泉を有し、これを使い分けて大きな内湯と露天風呂2組や2ヶ所の貸切風呂などの全てを掛け流しにしている。硫黄分のせいだろうか茶色の濁り湯がさらに風呂の雰囲気を高めている。
客室が10室あるものの、おそらく当初は日帰り入浴から始まったと思われ、営業時間が「朝風呂営業6時〜9時、一般営業10時〜23時」と長時間で、宿泊客専用となるのは早朝5時〜6時の僅か1時間のみだ。
大人の入浴料金は、平日670円、土日祭日などが720円、朝風呂は460円と510円。
二組の風呂は曜日によって男女が変るので、宿泊の場合は2ヶ所の内湯、2ヶ所の露天風呂の全てで入浴出来る。
甘味:抹茶プリン
ご飯:飯山産こしひかり、味噌汁、漬物
旅館で食べた玉だれ杏。断面は左のHPでご覧下さい。
酒煮:シーフードの酢の物 焼ビネガー
風 呂
3〜4人が浸かれる部屋付きの風呂。赤茶色に濁った温泉が贅沢に朝まで落され、溢れ出た湯が床を濡らしていた。
到着時、就寝前、朝風呂と3回入浴した。
3階建てで最上階に10室の客室がある。
フロントは旅館の雰囲気皆無、日帰り温泉施設の雰囲気そのものだ。
江戸時代中期に再建された善光寺の本堂(国宝)。年間600万人、7年に1度のご開帳では、4月5日〜5月31日の57日間だけで707万人の参拝客があった(2015年)。
温泉・施設名 : 裾花峡(すそばなきょう)温泉 うるおい館 (宿泊日:2018.10.22) |
じゃらんクチコミ 総合4.5 (2019.2.21現在)
簡便に仕切られた宿泊者用のチェックインコーナー。
日本百景にも選ばれた裾花峡は、長野市街西端から川幅を狭めて峡谷に入り、特に裾花口から鬼無里盆地に至る10kmは、国道406号に沿って険峻な断崖が続く。
うるおい館が一軒宿の裾花峡温泉は、この渓谷内にはない。しかし長野市中心部から西へ車で僅か10分足らずで、景色が大きく変り、川上に続く険しい渓谷を窺わせるのに十分な崖と渓流が目に飛び込んでくるのに驚かされる。
裾花峡温泉の開湯は2002年と新しいが、当初から今のような旅館と日帰りの併営だったのか定かではない。
しかし、宿泊者の受付が日帰りフロントの片隅に付け足しのようにあることから、旅館の営業は後追いだったように思える。
ここに宿泊することにしたのは、家内のために温泉風呂が付いた部屋がある旅館を探していたところ、ここがリーズナブルな料金で泊まれるのが分かったからだ。
一般客が23時迄入浴可能、日帰りが中心の宿であることを承知の上でここに予約を入れた。
先付:ヒスイ茄子と帆立貝柱 棒々鶏 サラダ海老
2ヶ所の露天風呂は22mと18m、とても長く広くて、50人が一度に入れる大きさ。垣根で仕切られてるのは残念だが、立つと裾花峡の白い崖が見える。
山門から見た善光寺参道。広い道筋に土産物や食事処が並ぶ。
造里;鮪・鯛・信州サーモン
焼物:鮎の塩焼
部屋のテーブルで供される夕食。足腰に支障有る我々には嬉しいサービスだった。料理は薄味のものが多く嬉しかった、
信州ご在住のろらんさんから推薦頂いた善光寺参道沿いの長野風月堂に立ち寄り、銘菓の玉だれ杏を求めた。
テーブルに置かれていた美味しいアップルパイ。
宿泊料金は2人1室1人13,200円〜。この部屋は3階角部屋で10室中の最高料金での20,400円。
冷し鉢:冷し煮物
小鍋:信州牛肩ロースのしゃぶしゃぶ
うるおい館前の風景。上流の険峻な裾花峡を窺わせる景観だ。