風呂の点数が突出して高い。

この床下3mの巨岩から温泉(最も古い源泉であるー市左衛門の湯)が自噴しているのが見える。

この源泉を利用して、玄関先で温泉たまごを作っていて(1個50円)、売り上げの80%を寄付している。

武(たけし)の湯源泉

華清の湯。地獄谷源泉を使用、硫黄臭で少し白濁。6、7人位は入れる露天風呂だが、19:00〜20:00と20:00〜21:00の1時間ずつ貸切で利用出来る。貸切料金は、1時間 1組1,000円。この時間帯以外は午後9時で男女交代。

渋温泉 古久屋 (長野県)

料 理

関ヶ原の戦いが行われた慶長5年(西暦1600年)創業の古久屋は、400年余の歴史を誇る老舗宿で、現在のご主人が16代目に当たる。

古久屋の初代は、当時穀屋と称す米問屋を営んでいたそうで、これが現館名「古久屋」の由来だろう。

建物は3館からなるが、ガイドブックに拠れば、何れも慶応年間の建築を改装して現在も使用しているようだ。

部屋数は19室(すべてシャワーT付)だが、その内、10室に専用露天風呂が設けられている。

料金は、季節、特別日、曜日、宿泊人数、プランなどによって変動するが、概ね18,000円〜28,000円の料金帯だ(2013年3月現在、最新・詳細は下記の古久屋HP参照)。

源泉は敷地内で湧出する自家源泉2を含めて6本の源泉を利用、8ヵ所の風呂と部屋付露天風呂はすべてかけ流しになっている。

ー立ち寄り湯不可ー

● 朝食

志賀高原から流れ出る横湯川沿いに湯煙を上げる渋温泉は1300年の歴史を持ち、30軒を超える昔ながらの木造低層の宿と石畳の道を下駄でカランコロンさせ、9ヶ所の外湯を巡る温泉情緒たっぷりの名湯だ。
古久屋は創業以来400年以上の歴史を有し、館内8ヶ所、すべて加水加温無し源泉かけ流しの風呂を湯巡りできる老舗の宿だ。

前菜:鮎子うるか、川エビ唐揚げ等

ヴィシソワーズ

強肴:信濃地鶏ローストレモン煮込み

向附:佐久鯉洗い、虹鱒そぎ造り

古久屋は「花の湯」「地獄の湯」「市左衛門の湯」「熱の湯」「ぬるまの湯」「武の湯、」と6本の源泉を使用している。
この内2本は館内の地下から湧出していて、その模様を廊下に設けられた強化ガラスの覗き窓から見ることが出来る。

歴史がある宿だけに沢山の源泉の権利を有し、地獄谷温泉や上林温泉からも引いており、総湯量は400リットル/分と豊富、これにより8ヶ所の風呂と10ヵ所の部屋付露天風呂を掛け流しにして湯を注いでいる。

6ヶ所の源泉の湯温が38℃〜90℃と高く、かつ一滴も加水しないことに拘っているため、全量を注ぐと熱くて入れなくなるので、注入量は抑え目にしている。

泉質もバラエティに富んでいて、石膏泉・硫酸塩化物泉・カルシウム泉・単純泉(馴染まない泉質名が含まれるが、古久屋HPの記述に拠っている)などがある。

風呂は全部で8ヵ所あり、一部は男女交代、また貸切(無料・有料)になったりするので、チェックインしたら、先ずは風呂の説明書を熟読、入浴スケジュールを組むことをお勧めする。

部屋 4.1  風呂  4.9 
朝食 3.4 夕食 3.9
 接客サービス 4.0 清潔感 3.9

● 夕食

夕食は我々が好む食事処のテーブル席でこれは嬉しかった。
地の食材を使った夕食は、品数が多くボリュームもあって完食に苦労した。、料理にも華やかさとか繊細さは見られなかったが、手の込んだ品もあり、先ずは満足できた。
一方、朝食は充実、味付けが濃いこともあって珍しくもご飯を三膳食べた。

風 呂

石畳の道が風情を加える温泉街。大湯周辺は老舗の宿が立ち並ぶ。

湯田中・渋温泉郷は、志賀高原から流れ出る横湯川・角間川とそれらが合流して流れる夜間瀬川流域に 沿って湯煙をあげる湯田中・新湯田中・星川・安代・渋・穂波・角間・上林・地獄谷の9つの温泉の総称である。

それぞれに特色があり、規模も異なるが、温泉郷の中心は湯田中と渋の2ヶ所の温泉だ。

渋温泉は、志賀高原を源とする横湯川に沿って、30軒を超える旅館が軒を連ねている。

1300年前に僧行基によって発見されたと言う伝承があり、石畳の細い道に沿って小規模・木造の温泉宿と9つの共同浴場が建ち並び、いかにも長い歴史を感じさせる温泉地だ。

徒歩で楽に行ける地域に点在する一番湯・初湯から九番湯・大湯まで、浴衣姿で宿の下駄を履いて、石畳をカランコロンと響かせて湯巡りする姿はなんとも風情がある。

温泉名 : 渋温泉

施設名 : 古久屋(こくや) (宿泊日:2012.9.12)

じゃらん口コミ(11件平均 総合3.9) 

住 所 長野県下高井郡山ノ内町平穏2200
電 話 0269−33−2511
交通機関 上信越自動車道信州中野ICから約13km
長野電鉄湯田中駅からバス5分、和合橋下車。
宿 泊 19室(すべてシャワートイレ有り 10室が露天ぶろ付き)
概ね18,000円〜28,000円の料金帯(2013年3月現在、最新・詳細は下記の古久屋HP参照)。
泉 質 6本の源泉を単独又は混合して使用。
泉質は石膏泉、単純泉等で泉温は38℃〜90℃。
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴料金 日帰り入浴不可
入浴施設 内風呂露天風呂合計で8ヵ所(一部貸切性 有料と無料有り)
観光スポット 志賀高原・奥志賀高原・小布施(北斎館・岩松院、中山晋平記念館など)・白根山(お釜)
善光寺、妙高高原、黒姫高原、戸隠高原
お土産・食事 温泉街、道の駅(北信州やまのうち)
中野ICすぐのJA中野市農産物産館オランチェの野菜・果物・花は豊富で安い。
近くの温泉 湯田中・新湯田中・上林・安代・角間・穂波・星川・地獄谷温泉
信州高山温泉郷志賀高原の温泉、仙仁温泉、須坂温泉
山ノ内町HP
渋温泉HP
観光HP

古久屋HP
http://www.town.yamanouchi.nagano.jp
http://www.shibuonsen.net/
http://www.info-yamanouchi.net/
http://www.ichizaemon.com/index.html
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)

品数が多く、濃い味付けだったので食が進んだ。

酢の物:鰻と胡瓜の金紙巻き

蕎麦:おやまぼくちと地粉10割手打そば

ご飯(木島産コシヒカリ)・お椀・香の物

デザート:マンゴー・ブルーベリーのオレンジ寄せ

横湯川の対岸、駐車場の隣地一角の雪解けが早いのに気が付いた先代がその土地を購入して掘削したところ、100℃近い温泉が自噴し、現在の主力源泉となっている。

創業が慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いの年の古久屋

福六の湯。6種類の源泉を加水せず檜風呂への注入量で温度調節。どうしても熱くて入れない場合は加水できる。当日、一番奥の地獄の湯が空だったが、それ以外は全部浸かってみた。

一茶の湯。源泉は間欠式で投入され、20人位が入れる露天風呂。ここも上記の華清の湯と同じ時間帯・条件で、貸切に出来る。

夕食後から翌朝にかけて、浴衣と下駄姿で一番湯〜八番湯を駆け巡る写真は一番湯・初湯。

過日、入浴していた九番湯・大湯(唯一宿泊しないでも入浴出来る)と合わせ、九ヶ所の共同浴場を一気に制覇した。

部屋に置いてあった大きな温泉手形(鍵)を抱えて共同浴場巡り。

木曽路の部屋付露天風呂。

玄関正面にいきなり急勾配の階段。紛れもなく湯治宿時代の構造がそのまま残っている。

志賀高原の湖沼では2番目に大きな琵琶池。

山ノ内町は長野県の北東部に位置し、上信越高原国立公園の中心にある。

西は高社山(1,351m)を境に中野市に、北は木島平村に接し、南は笠ケ岳(2,076m)を境として上高井郡高山村に接し、東は志賀高原を挟んで群馬県と県境をなしている。

町域の93%が山林原野であり、その内、志賀高原が7割余りを占めている。
上信越高原国立公園の中心部を占める志賀高原は、21ヶ所のスキー場を有し、日本を代表するウインターリゾート地である。

また、昔の火山活動によって出来た数多くの湖沼や湿原を巡り、高山植物を愛でる23のトレッキングコースを持つ高原リゾート地であり、さらに標高が1000m以上と高いために、熱帯夜になる事がまず無い避暑地でもある。

河川流域には火山活動の影響により温泉地が広がり、長野県を代表する温泉地の一つ湯田中・渋温泉郷が湯煙を上げている。

所在地 : 下高井郡山ノ内町渋温泉

焼き物:岩魚塩焼き

煮物:蒸しいなり(つくね芋・あまどころ・海老麩)

冷鉢:豆腐茶碗蒸し枝豆すり流し

油物:海老新状蓮根鋏揚げ(とまと・茄子獅子唐等)

湯量と泉質の豊富さと多様さ、全ての風呂が源泉かけ流し、一切加水しない拘りなど、じゃらんの口コミ評価で、風呂だけが突出して高いのが納得出来た。

木曽路(8畳+広縁+T+露天風呂)。平日2人1室1人23,000円。

ロビーの談話コーナー

歴史を物語る看板。

月泉は、無料貸切内湯風呂で予約は不要で、空いていれば自由に入れる。

柔肌の湯は、脱衣所から階段を数段下る風情ある構造。

清泉の湯は貸切露天風呂(1時間無料・フロントで予約)

最勝の湯は、カランも多い当館の大浴場で男女交代。

古代檜風呂は24時間入浴可能で男女交代。