横堀温泉 紫雲閣 (秋田県)

小学生の頃に、秋田県内を走る奥羽本線に我が家と同名の駅があることを知った。
先祖の出身は栃木県であり、こことはなんの縁もないのは分かっていたが、いつの日か訪れてみたいと思っていた。

ここに温泉宿があるのを教えて下さったのが、このHPの掲示板にお便りを下さってるガンジイ(HN)さんだ。

あらためて横堀駅周辺を調べたら、湯沢市の市域には、温泉好きなら誰もが知っている秘湯系の川原毛大湯滝や泥沼温泉、大湯温泉などがあることが分かった。
日本秘湯を守る会の大湯温泉阿部旅館に宿泊し、翌日、ここに立ち寄ることにして、念願が一挙に実現した

紫雲閣は、横堀駅から徒歩7〜8分ほど、湯沢横手道路(無料区間)の雄勝こまちICから車で1分ほどで、アクセスは非常に良い。、

部屋数が10室(和洋室2 和室8)、宿泊料金は、平日2人1室で、2食付き1人12,000円〜22,000(特別室)程度だ。

周辺にこれといった観光スポットが無い奥羽本線のローカル駅、横堀駅から徒歩10分ほどにあって、知名度が低い横堀温泉 紫雲閣に立ち寄った。
その目的は?理由は?監修した「まっとうな温泉東日本版」の巻末をご覧になったらお分かりになりますが、下記に触れておきます。

湯沢市は、人口56,000人余り、秋田県南部に位置し、山形県と宮城県に隣接しており、市の南部を山地が占めている。
隣接する両県とは、国道13号、108号及び398号で結ばれていて、秋田県南部の玄関口となっている。

東方の奥羽山脈、西方の出羽丘陵に囲まれた横手盆地を流れる雄物川とその支流である皆瀬川・役内川沿いには、水田地帯が広がっている。

平安時代前期の女流歌人であり、絶世の美女と言われた小野小町は、湯沢市小野が生誕地とする伝承が残っている。しかし生誕地とされる場所は全国各地に点在してるので真偽は定かでないが、秋田新幹線の「こまち」はこの伝承に由来している。

食に関しては、日本三大うどんの一つ、「稲庭うどんが」名物だ(他に讃岐うどん・水沢うどん、但し異説あり)。市域の稲庭町にある20軒前後の店で食したり、土産として持ち帰れる。

県境付近の西栗駒一帯には、温泉好きを喜ばせる名湯・秘湯が多数点在する。アクセスが不便だが、日本三大霊地の河原毛地獄も観光スポットだ。

JR奥羽本線横堀駅。

住 所 秋田県湯沢市横堀字小正寺16
電 話

0183−52−4334

交通機関 東北自動車道北上JCT→秋田道経由湯沢横手道路湯沢IC→横堀
JR奥羽本線横堀駅から徒歩10分(タクシーで2分)
宿 泊 10室(和洋室2 和室8) 
平日2人1室 2食付き1人 12、000円〜22、000円(特別室)
泉 質 ナトリウムー塩化物温泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 12時30分〜15時
定休日 日帰りは不定休
入浴料金 大人700円
入浴施設 内湯、露天風呂(日帰りは入浴出来ない?)、岩盤浴
観光スポット 院内銀山異人館、小安峡大噴湯、宇宙大橋、河原毛地獄稲庭城、稲庭うどん
近くの温泉 小安峡温泉川原毛大湯滝、大湯温泉、泥湯温泉、秋の宮温泉郷、湯ノ沢温泉、須川温泉、花山温泉、鬼首温泉、鳴子温泉郷
湯沢市HP
観光協会HP
紫雲閣HP
http://www.city-yuzawa.jp/
http://akitayuzawa.jp/
http://www.akita-shiunkaku.com/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)。

館名の前に「小町の里」が付くのは、この地が小野小町の生誕地という伝承があるためで、米ブランドの「秋田こまち」や秋田新幹線の「特急こまち」もこれに由来する。

国道13号は福島県福島市から秋田県秋田市へ至る一般国道で、総延長306km。山形県と秋田県内陸部の大動脈の役割を持つ。ほぼ全線でJR奥羽本線が並行する。

上の門をくぐった先に玄関までの雰囲気あるアプローチ。

大きな送迎バスは、宿泊客送迎より、館内で行われるイベントや会合に使われるのだろう。

少々成金趣味のフロント。

じゃらん クチコミ評価 総合4.6(2016年1月23日現在)

部屋 4.7 風 呂 3.9
朝食 4.7 夕 食 4.6
接客・サービス 4.6 清潔感 4.7

「温泉」を除いて高得点。この評価は泊まってみないと良さが分からないが、風呂の評価は低く、わざわざ立ち寄り湯をするまでもない?

秋の宮温泉郷(写真は鷹の湯温泉ー追って掲載))

小安峡温泉(写真は多郎兵衛旅館)

泥湯温泉(写真は奥山旅館

所在地 : 湯沢市横堀

泉質は、特徴が無い無色透明のナトリウムー塩化物温泉。
日帰り入浴は、12時30分〜15時迄、料金は700円。シンプルな風呂だが、苗字と同じ温泉名、無き両親や兄弟を偲んでしみじみと入浴した。

男の化粧台にしては、少々、恥ずかしいルイ王朝風の鏡が3基。

こんな小さな町に、と思う様な堂々たる外観の紫雲閣。

温泉・施設名 : 横堀温泉 小町のかくれ里 紫雲閣 (入浴日:2015.7.9)
庭園の緑が目に飛び込んでくる扇形の内湯。部屋数10室の規模で、それほど大きくない。露天風呂もあるが、当日は入浴出来なかった。

湯沢市の市域には、個性ある温泉が点在する。

大湯温泉(写真は宿泊した日本秘湯を守る会の阿部旅館ー追って掲載)

川原毛大湯滝(日本三大霊場・川原毛地獄の先にあって、落差20mの温泉の滝。)

宝寿温泉(国道108号線沿い、秋の宮温泉郷の地域にある日帰り施設ー追って掲載。)