みやまは、川渡温泉旅館組合のHPで紹介されているが、位置的には、川渡温泉街の中心から離れ、むしろ東鳴子温泉の方が近い所にある。

国道からほんの少々進んだ雑木の木立ちの中にあり、前方にダートの駐車場、左手には国指定登録有形文化財の茅葺の民家がある。
右側には、外見は普通の民家の様な湯治客用でキッチンも付いた客室がある本館と山形県産金山杉がふんだんに使われた新館がある。

部屋数は、1階2階合わせてわずか5室、10畳か12畳の和室で、シャワートイレが付いている(別に本館に湯治用5室)。。
簡素で安普請に見える外見と違って、館内はふんだんに木材が使われて、和の宿らしい風情がある。

宿泊料金は、2人1室1人2食付きで16,000円、1人利用の場合は+2100円となる。

左側の茅葺の母屋には、オーナー一家が住んでいる。

川渡温泉 山ふところの宿みやま (宮城県

食 事

東北3泊1人旅、初日は青根温泉、2日目は山形県大湯温泉、最終日は鳴子温泉郷川渡温泉、のどかな山里にあって、客室が僅か5部屋(他に湯治用5室)の「山ふところの宿みやま」に宿泊した。
1人泊加算もあって、税込2万円弱は割高であったが、自家栽培の野菜を使った食事が滋味豊かでなかなか、加えて、ここをベースに温泉好きに知られた旅館4軒に立ち寄ったので、まあ満足できる一泊となった


尚、ここには古い付き合いの串カツ子(旧温泉たまこ)さんが2か月前に宿泊、素晴らしい記事を掲載されているのでご覧ください。

所在地 : 大崎市鳴子温泉

お握りは五穀米と白米。

汁物のまんじゅう麩。串カツ子さんが絶賛されていた。

風 呂

下戸なので食前酒のブルーベリー酒(右下)が邪魔扱い。もともと農業の片手間に湯治宿経営。所有する広い畑で栽培した野菜を使った滋味豊かな田舎料理だ。

大崎市は宮城県北西部に位置し、平成18年3月、古川市を核に松山町・鳴子町等の1市6町が合併し誕生した。

県内においては、人口で仙台市・石巻市に次ぐ3番目、面積では栗原市に次ぐ2番目である。

南は松島町に接し北は秋田県、西は山形県と境を接する。平野部おいて農業や工業が盛んなほか、市内最北西部の鳴子地区は温泉観光地である。

この鳴子地区(旧鳴子町)は仙台市より寒く、氷点下15度まで冷えることもある。県境・山間部に属する町の一部は豪雪地帯である。

またこの地区は、 泉質・湯量ともに豊富な温泉と紅葉が美しい鳴子峡、日本一の強酸性湖・潟沼、本州最大・鬼首のカルデラ地形など自然にも恵まれている。

さらに特産品として、有名な鳴子こけしや鳴子漆器などの工芸品もあり、年間200万人の観光客が訪れる東北の大温泉地だ。

朝 食

デザートのグレープフルーツゼリー

岩魚の田楽は、頭から食べられる

大根餅は、お餅の磯部槇巻きの食感。

蕗の煮付け・ワラビのおひたし(食事用のお新香も一緒に。

住 所 宮城県大崎市鳴子温泉字要害91
電 話 0229−84−7641
交通機関 東北自動車道古川ICより国道47号で26km
JR陸羽本線川渡温泉駅からタクシーで5分(駅からの送迎有り)
宿 泊 5室(他に湯治用客室5室)
標準料金 1室2人2食付き1人16,000円〜(朝食付き、素泊まりプラン、湯治プラン有り)
泉 質 弱アルカリ性単純温泉(pH8.0 泉温43℃―寒冷期加温 やや黄色濁り)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
日帰り入浴時間 昼食付き入浴 1人4,000円〜
入浴施設 内風呂男女各1
観光スポット 鳴子峡、潟沼、日本こけし館、吹上高原(間欠泉他)、鳴子熱帯植物園、鳴子温泉ブルワリーオニコウベリゾートブルーベリー観光農園
お土産・食事 鳴子駅周辺に多数有り
近くの温泉 鳴子温泉川渡温泉東鳴子温泉中山平温泉、吹上温泉、鬼首温泉、轟温泉、宮沢温泉赤倉温泉、瀬見温泉、秋の宮温泉郷
大崎市
観光協会HP
川渡温泉HP
みやまHP
http://www.city.osaki.miyagi.jp/index.cfm/1,html
http://www.naruko.gr.jp/
http://www.kawatabi.com/
http://www.yado-miyama.com/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)。

串カツ子さん、仙台名物・笹蒲鉾は好まないようだが、自分は好物だったので嬉しかった(生わさびがつけば最高)。

館内はどこも金山杉のフローリング。清潔感と温もりを感じる。泊まった2階10畳(WT)の部屋「小啄木鳥(こげら)」を撮り忘れた。写真は本館の6畳自炊客室。部屋の模様は串カツ子さんの記事参照ください。

じゃらんクチコミ 総合4.7
   (2016年3月1日現在)

施設名 : 山ふところの宿みやま (宿泊日:2015年7月9日)

鳴子温泉のシンボル、共同浴場の「滝の湯」。右側はかって宿泊した「ゆさや」。

温泉名 : 鳴子温泉郷 川渡(かわたび)温泉

鳴子温泉郷とは、陸羽本線・国道47号沿いに点在する川渡温泉東鳴子温泉鳴子温泉中山平温泉、それに山間部に入った鬼首温泉郷(鬼首温泉、吹上温泉、轟温泉、宮沢温泉)の5つの温泉の総称である。
最寄駅で言うと、川渡温泉駅・鳴子御殿駅・鳴子温泉駅・中山平駅の4駅周辺に湯煙を上げている(鬼首は除く)。


奥州三名泉の一つ、鳴子温泉郷(他に秋保温泉、飯坂温泉)は、湯量・泉質の多さを誇る。

泉質分類11種類の内、9種類の温泉を湧出、さらに源泉370本を有する湯量の豊富さ、バラエテイに富む旅館・ホテルがあり、草津・別府などと肩を並べる・・・は少し大げさだが、日本有数の温泉地であることは間違いない。

川渡温泉は、国道47号線の一筋裏側、鳴子温泉郷の入口にあって、中小の旅館が10軒ほどが、共同浴場を囲むようにして建っている。

名前の由来は、江合川を渡った山里にあることから川渡と呼ばれるようになった。

登録有形文化財の母屋。元々は農業をしながら湯治宿を営んでいた

普通の民家に見える本館。2階に湯治用の部屋がある。

1996年に完成した新館は、1階2階に10畳間又は12畳和室5室あるが、1日の宿泊受付はMAX3組までに抑えている。

小さいながらも温泉街を形成している川渡温泉

湯は真っ黒に見えるが、透明度は高い。

カランは3ヶ所。宿泊客が少ないのでこれで十分。

それほど広くない浴室だが、天井が高く湯気抜きも付いている。

浴槽から湯が溢れて、仕切りを潜って洗い場に流れ出てる。この風景はいつ見てもいいものだ。食事無しの日帰り入浴は、現在受け付けてない。

風呂は内湯のみで、露天風呂は無い。2.5m四方で小さめだが、宿泊客が数組だから、これで十分だ。浴槽は、硯の産地である宮城県雄勝の玄晶石を使用している。湯温は40℃を下回り長湯が出来る

クチコミ評価は良好だ。しかし、基本料金が16,000円、これに1人泊割増しの2000円や消費税が加算されて20,000円近くになり、コスパ良好とは言い難かった。

単純温泉でpH8mの弱アルカリ性でしっとり感がある。、コーラ色で周辺のタイルも変色している。源泉は、宿の南側の山林の一角から湧き出てる。

部 屋 4.5 風 呂 4.5
朝 食 4.5 夕 食 4.8
接客・サービス 5.0 清潔感 4.5

エビ・マイタケ・銀杏などが入った「飛龍頭」。これでかなりのボリュウム。

鶏まんじゅう。じゃがいも団子の中に鶏ミンチ。茸餡がよくマッチしていた。

空也煮は、豆腐を使った茶碗蒸し。

吹き抜け、山形県の金盛杉がふんだんに使われたロビー。この宿の自慢のコーナーだ

川渡温泉のみならず、鳴子温泉郷有数の老舗宿・藤島旅館。創業は慶長元年(1596年)で、400年以上の歴史を有する。

道路を跨ぐ大きな歓迎アーチ。国道47号は、向かって左側を走る。

吹き抜けの新館。