鳴子温泉郷とは、江合川沿いに点在する鳴子温泉、川渡温泉、東鳴子温泉、中山平温泉及び鬼首温泉郷の5つの温泉の総称である。
奥州三名泉の一つ、鳴子温泉郷(他に秋保温泉、飯坂温泉)は、湯量・泉質の多さを誇る。泉質分類11種類の内、9種類の温泉が湧出し、それに源泉数が400本ほどもあって湯量は極めて豊富だ。
さらに、規模的に、料金的にバラエテイに富む旅館・ホテルが約60軒あり、草津・別府などと肩を並べる日本有数の温泉地だ。
ここの温泉の特徴の一つとして、個性ある浴室や源泉を持つ多くの旅館が日帰り入浴を受付していることで、温泉好きが鳴子温泉郷に魅かれる大きな理由の一つだ。
鳴子温泉郷の中心、鳴子温泉から国道108号線(仙秋ライン)に乗って北へ13kmほど行った先に鬼首温泉郷がある。
西には、山形県と宮城県との県境に禿岳(1261m)が聳え、東に多数の間欠泉点在する荒雄岳(984m)があって、この自然豊かな栗駒高原国定公園の山麓に湯煙を上げている。
その内の一つが吹上温泉で、一軒宿の峯雲閣が営業している。
鳴子温泉郷 吹上温泉 峯雲閣 (宮城県) |
日本を代表する温泉地の一つ、鳴子温泉郷。鬼首温泉郷は、鳴子温泉や川渡温泉などと違って、宮城・秋田両県の県境の山間にあり、間欠泉でも知られる。鬼首温泉郷の一つ、吹上温泉の一軒宿、峯雲閣に立ち寄って、有名な滝の温泉・仙人風呂で入浴した。
20人が一度に入れる大きな混浴露天風呂。目の前に渓流、その先に温泉が仙人風呂が見える。
渓流を見下ろす内風呂は4〜5人規模。泉質はアルカリ性単純温泉(82.5℃ pH8.5)。
所在地 : 大崎市鳴子温泉鬼首吹上 |
宮城県から秋田県に入る国道108号沿いに水を湛える鳴子ダム。この先に鳴子温泉郷鬼首温泉がある。 周辺は森と草原が広がるのどかな高原にゴルフコース、スキー場、テニスコートなどあって、ペンションも多く、鳴子温泉郷の他の温泉と違った雰囲気を有している。
温泉名 : 鳴子温泉郷 吹上温泉 |
大崎市は宮城県北西部に位置し、平成18年3月、古川市を核に松山町・鳴子町等の1市6町が合併し誕生した。
県内においては、人口で仙台市・石巻市に次ぐ3番目、面積では栗原市に次ぐ2番目である。
南は松島町に接し北は秋田県、西は山形県と境を接する。平野部おいて農業が盛んなほか、市内最北西部の鳴子地区は温泉観光地である。
この鳴子地区(旧鳴子町)は仙台市より寒く、氷点下15度まで冷えることもある。県境・山間部に属する町の一部は豪雪地帯である。
この地区には多種の泉質、湯量豊富な温泉が湧出し、年間200万人の観光客が訪れる東北を代表する名湯、鳴子温泉郷がある。
その他、紅葉が美しい鳴子峡、日本一の強酸性湖・潟沼、本州最大・鬼首のカルデラ地形などの自然にも恵まれている。
特産品として、有名な鳴子こけしや鳴子漆器などの工芸品がある。
施設名 : 峯雲閣(ほううんかく) (入浴日:2015年7月8日) |
住 所 | 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首吹上16 |
電 話 | 0229−86−2243 |
交通機関 | 東北自動車道古川ICから国道47号、108号で約45km JR東北新幹線古川駅から陸羽東線で45分、鳴子温泉駅から大崎市営バス岩入行きに乗り換え30分、かんけつ泉前下車徒歩5分 |
宿 泊 | 詳細不明 11室 11,000円〜12,000円前後? |
泉 質 | アルカリ性単純温泉 |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
日帰り入浴時間 | 午前10時〜午後1時 |
定休日 | 不定休 |
入浴料金 | 大人500円 |
入浴施設 | 内湯:男女各1 露天風呂:混浴1 滝の温泉(仙人風呂)混浴1 |
浴室備品 | シャンプー類は内湯に有り |
観光スポット | 鳴子峡、潟沼、日本こけし館、吹上高原(間欠泉他)、鳴子熱帯植物園、鳴子温泉ブルワリーオニコウベリゾートブルーベリー観光農園 |
お土産・食事 | 食事処は鳴子駅周辺に有り。土産は鳴子こけし、鳴子漆器 |
近くの温泉 | 鳴子温泉 川渡温泉、東鳴子温泉、中山平温泉、鬼首温泉郷、轟温泉、宮沢温泉 |
大崎市HP 観光公社HP 鳴子温泉郷HP |
http://www.city.osaki.miyagi.jp/ http://mo-kankoukousya.jp/ http://www.naruko.gr.jp/ |
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)。 |
昭和を感じさせるロビー周辺。日帰り入浴は午前10時〜午後1時と短時間受付、料金は大人500円。
鳴子温泉郷の一つ、川渡(かわたび)温泉の温泉街。
温泉が滝となって落ちる仙人風呂。滝壺は写真で見るより小さいが、肩まで浸かれる深さがあって、滝壺全体が38〜40℃の温泉、周囲の景観と相まってなんとも心地よい入浴が楽しめた。入浴は晩春〜初秋まで可能。露天風呂を含めて水着の入浴も可能のようだ。
間欠泉の近くの林の中にひっそり佇む峯雲閣。