高山町の古い町並

新穂高ロープウエイ

奥飛騨温泉郷のシンボル「新穂高の湯」。

飛騨地方の中央に位置していた高山市だが、2005年2月1日、奥飛騨温泉郷が位置していた旧上宝村を含む近隣9町村と合併した。
これによって、東京都に匹敵する日本一広い面積を有する新しい高山市が誕生した。

市域の93%が森林で占められ、山・川・渓谷・峠などで地理的に分断され、標高差も2、000mを超えるなど、地形的に大きな変化に富んでいる。

北東部には槍ヶ岳・乗鞍岳・穂高連峰などの飛騨山脈(北アルプス)を擁し、標高の最高は奥穂高岳の3,190mだ。

高山市中心部には観光スポットが多い。
城下町の中心、商人町として発達した上町・下町の三すじの古い町並。
高山陣屋などの歴史的建造物、からくり人形など飛騨の匠の技による華麗な屋台が引き回される高山祭(山王祭・八幡祭)。

さらに江戸時代から続く2ヶ所の朝市、飛騨の名物である飛騨牛朴葉焼/朴葉味噌・赤株から高山ラーメンに至るまで、郷土色豊かな高山市は多くの観光客を惹きつけてきた。

これに加え、今回の合併により、中部山岳国立公園内の北アルプスの名峰群、そして湯量豊かな平湯・新平湯・福地・栃尾・新穂高温泉と5つの温泉を有し、日本一の露天風呂数を誇る奥飛騨温泉郷を市域に組み入れ、一大観光都市となった。


平湯温泉から新平湯温泉へ向かう国道471号線から西へ少し入った高原川(平湯川)の左岸に湧く福地温泉。
その入口に、移築した150年ほど前の奥飛騨の民家や水車・炭焼き小屋が連なる「昔ばなしの里」がある。
民家の中には囲炉裏が切られた食事処があり山里の素朴な味も楽しめる。

ここには、すぐ近くに祀られる石動(いするぎ)神社に因んで石動の湯と呼ばれれる温泉・風呂がある。
入浴料金500円は、食事処で支払う。

風呂は両方とも一度に5,6人が入れる規模だが、素朴な山小屋風の湯屋にある内湯の雰囲気が素朴でとても良い。
温泉の泉質は湯小屋に表示が見当たらず不詳だが、気のせいかわずかに白濁して見えた。

福地温泉 昔ばなしの里 (岐阜県)

奥飛騨温泉郷の中で、もっとも静寂で隠れ家的雰囲気を漂わす福地温泉。その外湯的存在で、奥飛騨の築150年の民家や水車が回る昔ばなしの里にある石動の湯に立ち寄った。

住 所 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地110
電 話 0578−9−2793
交通機関 ・長野自動車道松本ICから約53km
・中部縦貫自動車道高山ICから約43km
・JR高山本線高山駅から濃飛バス・新穂高温泉行きで1時間10分 福地温泉上で下車すぐ

・JR松本駅からアルプスライナーで平湯温泉下車 そこから濃尾バスで福地温泉上下車
施 設(宿泊者用) 食事処、 駐車場(50台)
宿 泊 不可
泉 質 不詳
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 8時〜17時 
定休日 不定休
入浴料金 大人 500円 小人 300円
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1
浴室備品 内湯にはシャンプー、ボデイソープ
観光スポット 奥飛騨クマ牧場、昔ばなしの里、新穂高ロープウエー、上高地、乗鞍スカイライン、平湯大滝高山、松本
お土産・食事 食事は館内で可能
近くの温泉 平湯温泉・新平湯温泉・栃尾温泉新穂高温泉白骨温泉乗鞍高原温泉さわんど温泉坂巻温泉中の湯温泉・上高地温泉・焼岳温泉
高山市HP
飛騨高山観光協会

奥飛騨温泉郷観光協会
http://www.city.takayama.lg.jp/
http://www.hidatakayama.or.jp/
http://www.okuhida.or.jp/
雑記帳 福地温泉は古生代の化石の産地としても有名で、日本最古の化石が出土し学術的にも注目されている。昔ばなしの里内に福地化石館がある。
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
施設名 : 昔ばなしの里 (石動の湯) (入浴日:2008.10.13)
温泉名 : 福地(ふくじ)温泉

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見晴らしは女性用の方が良いらしい。

入口の黒塗りの門

食事処田項家で料金を支払う。

食事はここで



加水しているがそれでもかなり熱い内風呂。

所在地 :高山市奥飛騨温泉郷

福地温泉は、平安時代に村上天皇が療養したという伝承、また平家落人伝説も残る静かな山里に、旧家を移築した宿や飛騨建築を取り入れた宿が11軒点在している。

それぞれが広い敷地の奥まった所に建ち、奥飛騨温泉郷の中で最も高級感があり大人の雰囲気を漂わす温泉地だ。

2年ほど前、見事な露天風呂を有する元湯孫九郎に宿泊、 その際に福地温泉で最もマスコミ露出度が高く、人気がある湯宿「湯元長座」にも立ち寄った。

福地温泉には奥飛騨の山里を再現した「昔ばなしの里」があり、敷地内に男女別の内湯と露天風呂を持つ日帰り施設「石動の湯」がある。
前回ここでの入浴を逃したので、今回、平湯温泉平湯館にチェックインする前に立ち寄った。

尚、春から秋にかけてはこの近くで、奥飛騨で最も大きな朝市が立つ。




喧騒とは無縁のひっそりとした福地温泉